- 特集 「言語力育成」5つの観点・授業化のヒント
- 「言語力の育成」が向山型国語で対応できるこれだけの根拠
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- 感受・表現の力をつける音読・暗唱指導
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- 理解・伝達の力をつける1分間スピーチ
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- 解釈・説明の力をつける視点転換の指導
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- 評価・論述の力をつけるテキスト批評の指導
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- 学年別・黄金の3日間の授業[3・4月]
- 1年
- たくさんのパーツを準備しよう
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- 入門期の音読指導は楽しく,楽しくを心がける
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- 2年
- 学習システムを入れる
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- 学習システムを一時一事で教える
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- 3年
- 漢字文化,向山型音読指導で知的に楽しく授業を!!
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- どの子も熱中「みゃ・みゅ・みょ」の授業
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- 4年
- 教科書をいつ使うか,計画を立てよ!
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- 巻頭詩「かがやき」(光村図書4年上)で授業開き
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- 5年
- 楽しく作文の授業びらきをする
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- 楽しい詩でたくさん褒める
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- 6年
- フィンランド・メソッドを向山型で授業する
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- 国語が好き!学習ルールも分かった!
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- 中学校
- 授業を通じて,学習のルールを教える
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- 高校
- 持ち上がりの学年は,知的で楽しい活動から
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- 討論・協同の力をつける向山型討論指導
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- ミニ特集 TOSS教材はユースウェアで決まる!
- 教材はユースウェアで決まる!(解説)
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- 漢字スキルのユースウェア
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- うつしまるくんのユースウェア
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- 暗唱・直写スキルのユースウェア
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- 話す・聞くスキルのユースウェア
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- 五色百人一首のユースウェア
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- 新分析批評ワーク
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- 授業での活用
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- 向山型国語キーワード
- 定石
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- 満員御礼!「向山型国語教え方教室」
- 向山が語る討論の授業
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- 巻頭コラム
- PISA型読解力育成スキルの誕生
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- 巻頭論文
- PISA型読解力育成シリーズ発刊!
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- PISA型読解力を超える授業づくり
- 「誤解を指摘する問題」を解くスキル@
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- 8つの言語活動を向山型で授業する
- 向山実践にほとんど網羅されている8つの言語活動
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- 五色百人一首大会のドラマ
- 友達の励ましがあったからこそ成し遂げられた
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- 学級崩壊を立て直した五色百人一首のドラマ
- 人間関係・友達関係も立て直すことができる
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- 向山型国語に挑戦/論文審査 (第41回)
- 初めての90点―奈良・松本先生
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- PISA型対応ワークで学力テストB問題に対応する
- B問題の分析と写真を読み取らせるワークの基本構造の提案
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- 特別支援の子どもが熱中した参観日のこの授業
- 低学年/パーツで組み立て,最後は五色百人一首
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- 高学年/「うとてとこ」をテンポよく進める
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- 翔和学園の奇跡
- 「生きていく力を育てる」向山型
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- 新・漢字文化の授業
- 基本辞典三点セットと教科書を使った漢字文化の授業
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- 漢字はかんたんなほうがいい?
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- 子どもが熱中する江副文法の授業
- 「タイプ1・2・3」で動詞を教える
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- 向山実践を読み解く
- 「冬景色」の授業I
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- 〜第3時(2) 写真を見せる〜
- 副編集長が初公開する向山実践の学び方
- “ライブ”を繰り返し身体に刷り込む
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- PISA型読解力対応発問づくり
- 省略語と接続語が,「解釈力」の鍵になる
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- 中学校でのダイナミックな向山型討論授業
- 中学校版「向山型討論」に挑む
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- 腹の底からの実感! 向山型国語を知る前と後
- 初めの三行に全てを込める作文指導
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- あの子が活躍! 暗唱指導
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- チャレンジし続ければ,必ず道はひらく
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- 教師も子どもも楽しい「向山型暗唱指導」
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- 子どもが激変する向山実践の威力
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- まだまだ「知ってるつもり」
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- 女教師がチャレンジする向山型討論への道
- 原実践に耳をすませよう
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- テーマ別 向山型国語QA
- やんちゃ坊主,特別に支援を要する児童を五色百人一首好きにさせるコツ
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- 読者のページ
- 「討論指導」における「褒め言葉100」を抽出する作業が必要だ!
- 編集後記
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- 向山型国語最新情報
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- 向山型国語に挑戦/指定教材 (第43回)
- ふるさとの…(石川啄木)
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巻頭コラム
PISA型読解力育成スキルの誕生
●本誌編集長 向山洋一
学力を向上させるには,「すぐれた教科書」「すぐれた指導技術」「すぐれた教材」の三つが必要だ。時間ばかりダラダラとかければ,学力が向上するわけではない。
『かけ算九九尺』『百玉ソロバン』『あかねこ計算スキル』など,算数のこれらの教材を正しく使ったときの効果は,経験した人なら分かるだろう。『あかねこ漢字スキル』『五色百人一首』『話す・聞くスキル』を使った人なら,その効果の絶大さを経験済みだろう。
これらの教材・活用システムは,向山実践がもとになっている。向山学級の授業と同じだ。子どもたちが熱中するのである。
ところで国語教育界には,大きなテーマが示された。PISA型テストに対応できる教材である。TOSSは,足かけ3年の年月をかけ,PISA型読解力育成スキルシリーズ(全15冊)を完成した。
伴,谷,椿原,甲本,河田,松崎,神谷など二十数名の実力者を全国から集め,十数回の合宿を行った。ランドマーク,ウエスティンなどの一流ホテルでの合宿である。
分析,要素,組み立て,全体構造が,毎回山のように提示され,向山から「それでは駄目だ」と書き直しを命じられた。
毎回,毎回,新しい内容が提案され(もちろん,それぞれきちんとした完全原稿だ。一人B4で10枚ぐらい),批判され,また書き直しを出しという作業を続けて,ようやく完成した。開発費用は,大台を軽く突破した。
箱根小涌園のTOSS合宿で紹介された。今年の参加者は700名。小涌園貸しきりである。箱根一の規模の小涌園の宿泊者数新記録だったそうだ。そこで,すごい人気だった。
「要約・要旨スキル」「記録・報告スキル」「事実・考えスキル」などの第一期5冊分が発刊されたのである。
レベルの高い言語技術を,すべての子どもが習得するように作られている。それぞれ子ども用の教材(1冊・300円)である。研究所には注文が殺到している。教材の構造もしっかりしている。一例を示す。
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- 明治図書