社会科教育 2009年6月号
社会科で大事な“学び方技能”指導のツボ

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社会科教育 2009年6月号社会科で大事な“学び方技能”指導のツボ

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ジャンル:
社会
刊行:
2009年5月7日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 社会科で大事な“学び方技能”指導のツボ
社会科で大事な“学び方技能”とは―と聞かれたら
社会科における「読解力」
外池 智
「読む」「聞く」「見る」
岩谷 俊行
意思決定能力の育成を
小宮 宏
授業に必要な“学び方技能”基本のキ―どう指導するか
話の聞き方
向井 ひとみ
発言・発表の仕方
立石 佳史
問題発見の仕方
岸尾 祐二
話し合い・討論の仕方
平松 英史
ノートのとり方
大貝 浩蔵
調べ方
中川 貴如
思考の仕方
岩田 史朗
教科書の活用
桐山 真美
学習に必要な“学び方技能”基本のキ―どう指導するか
写真の見方―プロはこう指導する
川原 雅樹
統計・グラフの見方―プロはこう指導する
丸 一哉
地球儀の活用―プロはこう指導する
沼田 能昌
地図の活用―プロはこう指導する
大多和 紀之
年表の活用―プロはこう指導する
藤田 守
辞書・事典の活用―プロはこう指導する
米田 稔
資料集の活用―プロはこう指導する
岡 宣喜
新聞の活用―プロはこう指導する
橋本 祥夫
ネットの活用―プロはこう指導する
辻岡 義介
グーグルアースの活用―プロはこう指導する
梅村 松秀
社会科で必要な学び方技能と指導のポイント
3年
内藤 崇
4年
井上 伸一
5年
臼井 忠雄
6年
牛山 聡
中学地理
浅井 好
中学歴史
佐藤 淳
中学公民
南波 純
ビギナー教師のための“学び方技能”を育てる授業ナビ
黒板の上手な活用法
田山 修三
欲しい学習用具と活用法
山田 恵子
生活実感とのかかわらせ方
藤村 裕一
意見の取り上げ方・分類の仕方
桑原 佑樹
体験のさせ方・掘り起こし方
駒井 隆治
学び方技能の特効薬「はてな?帳」のススメ
有田 和正
小特集 最近判明した社会事象の誤常識:びっくり例
ピラミッドは奴隷がつくった?
原田 智仁
八月一五日は終戦記念日?
佐藤 民男
ゴミの分別回収をしても、ダイオキシン発生が拡大されている?
山本 芳幸
銀ブラすると放射能に汚染する?
神田 啓治
十五年戦争という表現は的確?
向山 洋一
こうしてつくる近代化遺産の教材開発
横浜開港150周年の近代化遺産
松岡 路秀
おもしろ社会科研究:雑記帳
社会科研究は「衣食住」から
土井 謙次
わが教室の壁面利用&社会科準備室
満ちあふれた郷土資料で、「ひと・もの・こと」との出会いを誘う宝庫
庄 展彦
社会科版 免許更新ニュース
青森県/全県下をまとめるコンソーシアムには未だならず
猪瀬 武則
新装!社会科副読本の編集コンセプト―新教材の開発とページづくりのヒント
「方位」を指導する紙面をどう構成するか
北 俊夫菅原 友子
領土問題・世界史の中で考える
ロシアの領土・民族問題
原田 智仁
“この歴史用語”―誕生秘話と生育史の謎を解く
「原子爆弾」と「ノーベル物理学賞」、切っても切れない関係の歴史を学ぶ
村井 淳志
小学校 社会科移行期の研究スキル
実践!『47都道府県の名称と位置』に関する指導A
安野 功
〜「市の位置・県の位置」と「47都道府県の名称と位置」〜
中学校 社会科移行期の研究スキル
年間指導計画作成スキルA
大杉 昭英
〜歴史的分野の場合〜
授業参観・私のドッキリ日記
思い知らされる授業の奥深さ
向山 行雄
私の乱読日記
6月
競争にもとづく教育改革は教育をよくするのか
棚橋 健治
増田悦佐著『格差社会論はウソである』PHP研究所 平成二一年三月刊
新保 元康
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第135回)
兵庫県の巻
岩田 一彦
編集後記
樋口 雅子
旧国名で社会科をゲットせよ
群雄割拠からのチェンジ
出原 真哉

編集後記

◯…本号を、学習技能で特集しようと思って、過去の特集ではどういう構成にしていたのか?と、ひっぱり出してみました。

ちょうど二十年前、「授業スタート・子供につけたい学習技能」という特集をしていました。

あまり変わっていないな……と思えるものもありますが、当然、大きく変わった点もありました。

この中で今でも通用すると思ったのは、兵庫の長田健先生が書かれた「問題を発見する技能を育てるポイント」という実践論文でした。

長田先生は、「問題を発見する能力を育てるのはずばり、有田和正先生の提唱されたはてな?帳≠ェよい」ということで追試をされています。子どもが疑問を提出しているものを中心に、いくつかご紹介させていただくと……。

A 授業で疑問が生じ、それを追求したもの。

例―卑弥呼は普通名詞か固有名詞か。

苗字はどうやってつけたのか。

邪馬台国と魏の国は何語で交渉したのか。

B 日常の疑問を実際に聞いて調べたもの。

例―菊水山の木は誰が切るのか。

C 対比して考えたもの。

例―国立公園と国定公園はどこが違うのか。

辞典と事典はどこが違うのか。

D 新聞記事から「はてな?」を見つけたもの。

例―蜘蛛はどこで呼吸しているのか。

ごく一部をつまみ食い的に紹介したのですが、なんか、今の子どもより、疑問の質が高いような気がしてきました。

こういう実生活から社会現象にどういうつっこみを入れて学んでいけばよいのか、などを含め、新社会科における学び方技能を指導するポイントをご紹介いただきました。

〈樋口雅子〉

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