- 特集 調べ・考え・討論する―授業場面の主発問37
- 授業を見て=この発問はダメだと思った3
- 「どうと言われても…」
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- 社会のしくみとイメージと知識を考慮した発問を
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- 子どもの思考を促さないまたは阻害する発問
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- 発言を喚起しない発問
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- 子どもが答えようのない発問
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- 宙に浮いている発問
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- 社会科授業の組み立て=著名実践の解釈&ご本人の証言
- 有田和正氏の授業の組み立て方をこう捉える
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- ご本人の証言=実践の解釈と受け止められ方
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- 向山洋一氏の授業の組み立て方をこう捉える
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- ご本人の証言=実践の解釈と受け止められ方
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- 谷 和樹氏の授業の組み立て方をこう捉える
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- ご本人の証言=実践の解釈と受け止められ方
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- 調べ・考え・討論を導く主発問=全単元一覧
- 3年/調べ・考え・討論を導く主発問一覧
- 見ては考え、意見を交わす楽しさを育てる
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- 情報をたくさん引き出させてズレ・対立から討論場面に導く
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- 4年/調べ・考え・討論を導く主発問一覧
- 指導目標に直結させる
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- 全ての単元を向山型社会で組み立てるための発問一覧
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- 5年/調べ・考え・討論を導く主発問一覧
- 教科書の資料を使って発展させる
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- 発問で子どもを熱中させる
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- 6年/調べ・考え・討論を導く主発問一覧
- 二段構えの基本発問を用意せよ!
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- 歴史的事象・調べる事象のキーワードにたどりつく発問を主発問にする
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- 中学地理/調べ・考え・討論を導く主発問一覧
- 資料の読み取りを伴う発問を作る
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- 「知る」→「分かる」→「考える」社会科学習
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- 中学歴史/調べ・考え・討論を導く主発問一覧
- 「歴史的な思考」を導く発問30
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- 題材のねらいにせまる課題と基本発問
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- 中学公民/調べ・考え・討論を導く主発問一覧
- 社会の「今」を実感できる発明に
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- 主権者意識を育む提案型・参加型学習
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- 調べ・考え・討論に導く“よい発問・指示”とは
- 授業開始時にするよい発問・指示
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- 写真資料提示時にするよい発問・指示
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- 統計資料提示時にするよい発問・指示
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- グラフや表提示時にするよい発問・指示
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- 調べ活動時にするよい発問・指示
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- 見学学習時にするよい発問・指示
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- ノートまとめ時にするよい発問・指示
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- 黒板に書かせる時にするよい発問・指示
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- 討論をする時にするよい発問・指示
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- 考えさせたい時にするよい発問・指示
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- 地図を扱う時にするよい発問・指示
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- 年表を扱う時にするよい発問・指示
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- 授業のまとめ時にするよい発問・指示
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- 小特集 05年の社会科資料室整備=捨てるモノと欲しいモノ
- 「郷土」「体験」「ホンモノ」「子ども参加」をキーワードに「活用できる資料室」に!
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- ワクワク、ドキドキ、いつでも探検できる社会科資料室づくり
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- やはり欲しい最新の資料
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- 教員たちの創意で、資料室に、授業に役立つ新聞記事の収集を
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- 細かい知識よりも自己学習力を
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- 地図は、新しく。それ以外は長く使えるものを
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- 大使館発・ご存知?わが国と日本のかかわり (第2回)
- 駐日大韓民国大使館韓国文化院 柳珍垣院長に聞く
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- そのままコピー都道府県パズル−すぐ使える実物と使い方のノウハウ (第2回)
- まずは「地方色バージョン」から
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- これは何でしょう?“道の駅”紹介 (第2回)
- 道の駅はどれも一緒?
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- 「よいといわれる授業」を検証する (第2回)
- 生き方を教える社会科授業(1)
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- 〜「望ましいひとつの生き方」に導く授業(一)〜
- 社会科におけるディアスポラ研究情報 (第2回)
- どのような授業が可能かを探る(2)
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- 〜とりあえず授業をつくってみる(セミナー会場での五分間の授業)〜
- 激震下の社会科教育―最新情報で語る“どうなる・どうする” (第2回)
- 社会科は裁判員制度の導入に応えられるか
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- 日本国憲法・エピソードクイズ (第2回)
- 「日本国憲法」についてのイメージをチェック
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- 写真が語る“知られざるお宝資料” (第2回)
- 「株札」から、株仲間の奨励・解散・再興政策を読み解く
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- 社会科教育研究の最前線―全国社会科教育学会会員の研究動向 (第2回)
- 子どもの社会認識発達の研究
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- 社会科発展教材の面白教材 (第2回)
- なぜ『神話の授業』をしないのか!「読み聞かせ」から始めよう!
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- 社会科で求める学力とは何か―私の現状批判と課題― (第2回)
- あこがれた人物ならとことん肉迫せよ
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第86回)
- 兵庫県の巻
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- 編集後記
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- 日銀発「子どもに語る“お金”なるほど話」−大事な話&面白ネタ− (第2回)
- 偽札を防げ!超ハイテクの偽造防止技術
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編集後記
◯…最近よく「調べたあと、すぐ表現させてお仕舞いと言う授業」が結構あるが、考える機会を設定し、みんなで討論する場を設けなければ社会科の授業といえないのではないか―という授業批判をちょくちょく耳にするようになりました。
写真の読み取りで広く実践されている発問・指示に、「わかったこと、気付いたこと、思ったことをノートに箇条書きにしなさい」というものがありますが、私はかねがね、「気付くから、思うのだし、思うからわかるのだから、同じ事を言葉を変えて言う必要があるのだろうか」とそれこそ思って≠「ました。
が、最近読んだ、兵庫の川原雅樹先生のレポートに、
「わかったこと」でクラスの1割。
「気付いたこと」でクラスの半分ぐらい。
「思ったこと」で安心して全員の子が書ける。
とあり、なるほどそういうものなのか―と子どもに接している実践家の発想に改めて学びなおしました。この川原先生のレポートには「単元別発問一覧」というものが載っていて、
「あたたかい地方のくらし」は、
1 何が多いですか。何色が多いですか。(分布)2 何県ですか。(地域)3 どちらから撮った写真ですか。(空間)4 季節はいつですか。時間は何時頃ですか。(時間)5 自分たちの住んでいるところと比べて、わかったこと、気付いたこと、思った事を箇条書きにしなさい。(比較)6 暑さや災害から生活を守る工夫を見つけなさい。(主発問)
とあります。
たしかに、「調べて、表現する」の間に、「考え、討論する」という機能を入れていくにしても、発問として発することを想定しなければ授業としての機能を発揮できないのではないかと思いました。
〈樋口雅子〉
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- 明治図書