- 特集 “学び方の基本スキル”どう指導するか
- 社会科の学び方にどんなタイプがあるか―と聞かれたら
- ストックとしての学び方と社会の学び方
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- 質疑が思考を触発する
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- 「調べるための課題」と「考えるための課題」を明確にした問題解決的な学習が社会科の学びの基本
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- 教科書の学び方・使い方―基本スキルと指導ポイント
- 写真―読み取りの基本スキルと指導ポイント
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- 統計・グラフ―読み取りの基本スキルと指導ポイント
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- 学習問題―活用の基本スキルと指導ポイント
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- 重要用語―活用の基本スキルと指導ポイント
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- 地図帳の索引―活用の基本スキルと指導ポイント
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- 調べ方―基本スキルと指導ポイント
- 見学
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- 参考書活用
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- 地図帳活用
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- 年表活用
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- 読み物資料活用
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- インターネット活用
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- 観察―基本スキルと指導ポイント
- 変化を発見する
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- 特色を発見する
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- 関連を発見する
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- 見方・考え方を育成する
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- 比較して考える
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- 表現―基本スキルと指導ポイント
- ノートの使い方
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- マップづくり
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- 年表づくり
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- 図解・流れ図の書き方
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- 発表のし方
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- 討論のし方
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- 覚え方―基本スキルと指導ポイント
- 都道府県名の覚え方
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- 年代の覚え方
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- 人物名の覚え方
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- 日本地図の覚え方
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- 世界地図の覚え方
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- フィールドワークの基本スキルと指導ポイント―プロの手法を授業に取り入れよう―
- 小学校
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- 中学校
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- 〈コピーしてすぐ使える実物紹介〉“このフォーマット”で学び方・調べ方スキルをアップ
- 3年―学び方・調べ方スキルのフォーマット
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- 4年―学び方・調べ方スキルのフォーマット
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- 5年―学び方・調べ方スキルのフォーマット
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- 6年―学び方・調べ方スキルのフォーマット
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- 地理―学び方・調べ方スキルのフォーマット
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- 歴史―学び方・調べ方スキルのフォーマット
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- 公民―学び方・調べ方スキルのフォーマット
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- 小特集 社会科教材とADHD/LDの子への配慮点
- ADHD/LD児と社会科教材(総論)
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- 余分な情報を極力排除する
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- 写真教材、地図教材をどう提示するか
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- A君は、写真の読み取りの授業でクラス一番の活躍をした
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- 《教科書の本文から答えを抜き書きさせる》という授業システムが有効である
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- 授業の中で、できない子をできるようにするシステムをつくる
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- 教科書を教える〜音読・書き込み・書き写しがポイント〜
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- 染谷幸二氏、大森和行氏、永島稔明氏へのコメント
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- 人物カルタで基礎基本の定着―すぐ使える実物と使い方のノウハウ (第2回)
- 人物カルタのポイント ヒントは児童に考えさせる
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- 韓国と日本、日本と韓国の間―過去と現在と未来を考える (第2回)
- 福沢諭吉のやさしさ
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- 学力低下はどんな授業で生み出されるのか (第2回)
- 学習課題と活動を繋ぐ問いかけを
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- 中学教師がする授業の勝負どころ (第2回)
- 教師の言葉を削り、無駄な行為を見直す
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- 基礎基本を意識した授業づくりのヒント (第2回)
- 情報を集めるスキル
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- 子どもが好きな“ウソ・ホント”雑学事典 (第2回)
- マクドナルドのある国とない国(地理)
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- FAX版 社会科基礎用語の学習スキル (第2回)
- まちたんけん(三年)
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- 〜まちのしせつやはたらきについてしらべよう〜
- モノから世界が見える (第2回)
- BSE問題で見えてくる世界商品「牛肉」
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- 地域を学ぶ町づくりの感動ネタ (第2回)
- まちづくりの核と人間ドラマを授業する
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第74回)
- 徳島県の巻
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- 社会科教科書づくりへの私の注文 (第2回)
- 問題意識を育てる手立て(1)
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- 〜子どもの経験と関連づける内容を〜
- 編集後記
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- 覚えちゃうよ!おもしろ地図記号 (第2回)
- サイトを使えば地図記号のおこりを楽しく学習できる!
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編集後記
○…遊びに来た小学生の姪っ子と近所を歩いていると、「あの人は本当のお年寄り」「あの人は若いお年寄り」と面白い区別?をしているのて、「どこで分かるの?」と聞いてみると「なんとなく、わかる―」のだそうです。
私からみても、彼女の指摘は概ねあたっている気がしたのですが、私なら、その理由を分析的に説明(例えば「腰の曲がり具合」「皺や白髪の進み具合」というように)できるのだがな―と思ったりしました。
このように、ひとつの事象を見ても、《見る観点、見る物差し〉をもっているかどうかで、物事を深く捉えることが出来るかどうかに、かなりの差がでてくるのではないか―と思います。
有名な有田実践に、弥生時代の生活を描いたイラスト1枚から、「季節はいつですか?季節の色を塗りなさい」からはじまり、さまざまなことを発見させる発問で子どもに事象・現象を見る角度・分析するヒントを投げかける事例がありました。
このようなトレーニングを積むことて、ものの見方が深くなり、1枚の写真から100を超えるQが出るという実践などがでるようにもなりました。
仮に、このようなヒントを与えられないで指導がなされているとすると、上記の姪っ子のように「なんとなくそう思う」という状態に置かれたまま―になるのではないでしょうか。
本号では、学び方の基本スキルを習得するためには、どんなところでどういう指導をすればよいのか、さまざまな角度から追究していただきました。
《樋口雅子》
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- 明治図書