- 特集 国語教師のための「読書」大全
- 特集扉
- 国語教師の読書術
- シン・読書論/シン・読書術
- 狩猟としての読書
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- 国語教師の「読む技術」
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- 「耳」で読む―教師のための時短読書法
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- 授業づくりに役立つ! あの本・この本の読み方&活かし方
- 【教育書・新書】“観”をアップデートする読書術
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- 【ビジネス書・研究紀要】実践を見つめ直し,実践を磨く
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- 【教育一般書・自己啓発書】継続可能な授業改善と「引き算」の発想
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- 【教育一般書・教育書】新しい高校の国語授業に挑戦する
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- 【ビジネス書】学級経営にHAPPYを取り入れよう
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- Special 変革の国語科,言語技術の国語科
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- 授業力を磨く! 「論文」を読もう――目のつけどころと活用のポイント
- 理論と実践の融合を目指す
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- 【特別企画】子どもが夢中になって読む “あの本”の作者に聞きました!
- 『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(偕成社)
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- 『推し,燃ゆ』(河出書房新社)
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- 国語教師の読書指導術
- [提言]読書指導の現在地
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- 読書の楽しさを共有する活動アイデア
- 〔読み聞かせ〕読み聞かせで子どもを本の世界へ
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- 〔ブックタイムカプセル〕十二歳の私から未来の私へ
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- 〔リテラチャーサークル〕本を読んで語り合うクラスを作る
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- 読書活動を位置づけた授業プラン
- 小学校下学年/絵本の表紙から再話の楽しみを見つける
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- 小学校上学年/「わたしの本だな」シートの提案
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- 中学校/本を片手に語り合える場を
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- 中学校/主体的な生徒を育てる系統的な読書指導
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- 国語科の「探究的な学び」を探究する (第10回)
- 文学で社会問題の解決策を創造する
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- 教材別・今月の1人1台端末授業ガイド/小学校 (第10回)
- 学習評価におけるICT活用
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- 1年/すきなところを見つけよう
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- 〜領域:話すこと/教材名:「たぬきの糸車」(光村図書)〜
- 2年/むかし話のおもしろさを「しょうかいカード」で伝え合おう
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- 〜領域:読むこと/教材名:「かさこじぞう」(東京書籍)〜
- 3年/しょうかいして、感想を伝え合おう
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- 〜領域:書くこと/教材名:「これがわたしのお気に入り」(光村図書)〜
- 4年/きょうみをもったことを中心に、しょうかいしよう
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- 〜領域:読むこと/教材名:「ウナギのなぞを追って」(光村図書)〜
- 5年/テクノロジーの進歩について考えよう
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- 〜領域:読むこと/教材名:「「弱いロボット」だからできること」(東京書籍)〜
- 6年/筆者の考えを読み取り、社会と生き方についての『未来会議録』をつくろう
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- 〜領域:読むこと/教材名:「メディアと人間社会」「大切な人と深くつながるために」「プログラミングで未来を創る」(光村図書)〜
- 教材別・今月の1人1台端末授業ガイド/中学校 (第10回)
- 学習者支援としての端末活用
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- 1年/説得力のある文章の書き方を考えて、みんなが過ごしやすい学校生活を提案しよう
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- 〜領域:書くこと/教材名:「根拠を明確にして考えを述べる」(三省堂)〜
- 2年/根拠の適切さや表現の効果を考えて説得力のある文章を書こう
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- 〜領域:書くこと/教材名:「構成を工夫して考えを伝える」(三省堂)〜
- 3年/詩に込められた思いについて自分の考えをもち、詩を創作しながら表現の仕方について評価しよう
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- 〜領域:読むこと/教材名:「わたしを束ねないで」(光村図書)〜
- [誌上インタビュー]教材の窓×ことばの扉 (第9回)
- 「辞書に描かれたもの」(東京書籍・中学2年)
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- 「裂古破今」の国語科教育 本質私論 (第10回)
- 教育用語,現場用語考(下)
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- 〜「対話」の効用再考〜
- これならできる!「授業DX」アイデア (第10回)
- クラウドで進化する教員組織と教員研修
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- 国語教育の実践情報 (第82回)
- 小学校/令和4年度全国学力・学習状況調査 調査問題1 アイディア例の紹介
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- 中学校/令和4年度 教育課程実践検証協力校の取組
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- わが県の国語ソムリエ (第128回)
- 埼玉県
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- 編集後記
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- 今月号 掲載教材一覧
編集後記
マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した「読書に関する調査(2020)」(全国20歳〜69歳の男女を対象)では,読書(漫画・雑誌を含む)において何の媒体を使うかという問いに,「紙媒体で読むことが多い」が43%,「電子書籍で読むことが多い」と「紙媒体・電子書籍どちらも活用している」は計22%だったそうです。主に電子書籍で読書をする人は,8・3%(2019年)→10・4%(2020年)と,増加傾向にあるとの結果も出ています。とりわけ,20−30代では「電子書籍で読むことが多い」「紙媒体・電子書籍どちらも活用している」の合計がそれぞれ約3割と,若い世代ほど電子書籍の利用が進んでいることがわかります。大人はもちろん,子供たちもタブレット端末等で読むことが増えているかと思います。世代を問わず“読み方”が変わりつつある読書について,子供たちへの読書指導に限らず,国語教師としての読書術についても考えてみたいと,今号の特集を企画いたしました。
前掲「読書に関する調査(2020)」によると,「読書はほとんどしない」と回答した人は,約35%にも上るそうです。自分自身の読書生活を振り返ると,「ほとんどしない」ということはないにせよ,ジャンルや量の偏りは否めません。特に,理系の書籍はこれまであまり手にしてこなかったのですが,ひょんなことから子供向け「科学読物」を読んでみたところ,その面白さに『もっと読めばよかった…』と,今になっていろいろと読み広げています。子供たちに読書を薦める立場として,先生方がどのような本を,どのような視点で選び,読んでいらっしゃるのか,どのように授業に活用されていらっしゃるのか,ご紹介いただいています。
いつでもどこでも,スマホ一つで好きなものが見られるYouTubeや,最新トレンドがビジュアルでわかるInstagramなど,余暇の過ごし方がますます多様化している中で,それでも読書に親しむ子供を育てるには,どのような手立てが有効なのか。具体的な読書指導の最前線事例とともに,様々な読書法をお寄せいただきました。また,子供たちに人気の『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』『推し,燃ゆ』の作者の先生方には,誌上インタビューにお答えいただいています。ぜひお楽しみください。
/林 知里
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- 明治図書
- 読書を授業に活かすことも取り上げられていてとても興味深かったです!またこのシリーズが出て欲しいです!2023/2/2530代学年主任
- 国語教師でさえ、本を読まなくなってきた。本号の特集は、時宜にかなったものといえる。教材分析や指導法も大切ではあるが、本号のような「教師の読書」について今後も特集を組んでいただきたい。2022/12/3060代〜・男性
- 毎月購読しています。特集が読書で嬉しいです。国語専門の先生方のおすすめの本や読まれている本を知ることができ嬉しいです。2022/12/18レインボー