- 特集 朝学習からICT授業,宿題まで「書くこと指導」アイデア大全
- 達人がやっている「書くこと」の環境づくり・授業づくり
- 型の提示と選択性のセット化
- /
- 「いいね」の数が,その子の可能性となる
- /
- 一人一台タブレットで書くことはどう変わるのか
- /
- 朝学習・スキマ時間にできる! 「書くこと指導」アイデア
- 小学校低学年
- 【活動1】なまえをつけよう
- /
- 【活動2】あべこべにっき
- /
- 小学校中学年
- 【活動1】カク・ヨム・カクループ
- /
- 【活動2】好きときらいはウラ・オモテ
- /
- 小学校高学年
- 【活動1】随筆を書こう「わたしと○○」
- /
- 【活動2】なりたい自分になるために「毎日日記」
- /
- 中学校
- 【活動1】四字熟語DE短文
- /
- 【活動2】めざせニュースキャスター
- /
- ICT(1人1台端末)を活用する! 「書くこと指導」アイデア
- 小学校低学年
- 【活動】どうぶつの赤ちゃん「くらべっこずかん」をつくろう
- /
- 小学校中学年
- 【活動】写真を使ったリーフレットをつくろう
- /
- 小学校高学年
- 【活動】新しい対話のかたち(ICT+ワールドカフェ)
- /
- 【活動】思い出を言葉に〜卒業文集をつくろう〜
- /
- 中学校
- 【活動】キャリアパスポートに彩りを〜読み手の立場に立って,文章を整える〜
- /
- 【活動】探究したテーマを発表してみよう
- /
- 宿題(家庭学習)で力をつける! 「書くこと指導」アイデア
- 小学校低学年
- 【活動1】続き話を作ろう(創作文)
- /
- 【活動2】めざせ,かんさつ名人(観察記録)
- /
- 小学校高学年
- 【活動1】今日の出来事を新聞記事にして記録しよう
- /
- 【活動2】今日の気持ちを日記に残そう
- /
- 小学校全学年
- 【活動1】六年間書き続ける日記〜毎日書くことで力を伸ばす〜
- /
- 小学校中・高学年
- 【活動2】六年間書き続ける日記〜日記が学習を深め,生活を豊かにする〜
- /
- 中学校
- 【活動1】説明文を要約する
- /
- 【活動2】事実の文章を書く
- /
- 第2特集 令和3年度全国学力・学習状況調査の見方・活かし方
- 令和3年度全国学力・学習状況調査の見方・活かし方
- 小学校
- 小学校国語 調査問題の出題の意図
- /
- 中学校
- 個々の生徒の解答状況を基にした学習指導の改善・充実
- /
- 令和3年度全国学力・学習状況調査を活かした授業アイデア
- 小学校
- 問題から指導のヒントをさぐる!
- /
- 中学校
- 「同形反復」を切り口にして
- /
- GIGAスクール時代の国語授業づくり (第6回)
- 読む力を向上させるICT活用
- /
- 学びの本質に迫る 国語科のパフォーマンス課題と評価 (第6回)
- ルーブリックと教師の評価観
- /
- 教科書教材で実践! 今月の板書&発問講座 (第6回)
- 小学1年/「やくそく」(光村図書)
- /
- 小学2年/「どうぶつ園のじゅうい」(光村図書)
- /
- 小学3年/「ポスターを読もう」(光村図書)
- /
- 小学4年/「ごんぎつね」(光村図書)
- /
- 小学5年/「たずねびと」(光村図書)
- /
- 小学6年/「『鳥獣戯画』を読む」(光村図書)
- /
- 中学1年/「大人になれなかった弟たちに……」(光村図書)
- /
- 中学2年/「根拠の大切さを考えて書こう 意見文を書く」(光村図書)
- /
- 中学3年/「観察・分析して論じよう「ポスター」の批評文」(東京書籍)
- /
- 青木伸生の国語授業指導スキル大全 (第6回)
- 板書スキル
- /
- 野口芳宏の国語授業四方山ばなし (第18回)
- 私を育てた授業の名言,妄語,キーワード抄
- /
- 国語教育の実践情報 (第66回)
- 小学校/令和2年度 全国学力・学習状況調査 小学校 国語 調査問題についてB
- /
- 中学校/中学校国語科における「1人1台端末」の活用A
- /
- わが県の国語ソムリエ (第112回)
- 福島県
- /
- 編集後記
- /
- 今月号 掲載教材一覧
編集後記
国語科の「書くこと」の指導に関しては,私自身,これまで10冊の書籍の企画に携わってきました。その中の3冊のまえがきから,本特集のヒントになった言葉を抜粋してみます。
先生方が児童に与える題材がなく困っていることが耳に入ってきました。何をどうやって与えたらいいのか分からず困っているというのです。(中略)別の見方をすると,児童に書きたい題材を見つけさせることがいかに難しいかというとらえ方もできます。
―三谷祐児先生(『書く力が驚くほど伸びる!12か月の「一〇〇マス作文」ワーク』2015年)
* * *
作文モデルと,作文の型や書き方が分かる特製作文用紙は,間違いなく力を発揮する。(略)それでも,書けない子が出るおそれがある。「作文は苦手」と決め込んでいる子もいる。そんな子達のために,作成したのが,四章で紹介した「ヒント・カード」である。ここまでするかというほど,書き方を提示している。「書けない子ゼロ」をめざしたら,こんなカードが生まれた。
―岩下修先生(『岩下修の国語授業 書けない子をゼロにする作文指導の型と技』2016年)
* * *
書くことの指導のポイントとして5つあげます。
・子どもの「楽しい」を引き出す工夫
・子どもの「書きたい」をつかむ工夫
・子どもに書く力をつける工夫
・書く力がついたことを子どもが実感する工夫
・教師が評価しやすくなる工夫
どれも子どもが楽しく,そして書く力をつけるため,また先生方に気軽に取り組んでいただくためには必要な要素です。
―細川太輔先生(『令和2年度全面実施学習指導要領対応 楽しく書く力が育つ10分間ミニサクワーク』2021年)
改めて読み返してみますと,書くことがない,書き方がわからないという児童や生徒の課題がなかなか解消されない現実と,その指導の重要性が伝わってきます。
今号では,達人の先生方の直伝として「書くこと」の環境や授業づくりのポイントから,「書くこと」の日常化を図る朝学習や家庭学習の指導アイデアのほか,2021年度版ならではとも言える,ICT(1人1台端末)を活用した授業づくりについても,多くの事例をご紹介いただきました。全国の国語教室における「書くこと」指導のアップデートに,本書が役立つことを願っています。
/木山 麻衣子
-
- 明治図書
- 実践事例が幅広く掲載されていて丶自分もやってみようと思える内容なのがとても良かった。2022/8/130代・中学校教員
- 書くことの指導は、個々への指導やフィードバックが大切だと感じていた。学級の人数が多く、細かな指導ができない。授業の時間が足りず、書くために考える時間が十分に取れない。書く指導のアイデアをたくさん知ることができた。2021/11/1330代・小学校教員
- 授業で様々な活用方法がしれてよかったです。ictや宿題に置いてもさまざまな活用ができるとわかりました。2021/10/720代・小学校教員
- 生徒1人1台端末となり、その活かし方を思案中です。勤務校では「書くこと」を中心とした授業改善を検討しているので、ICT活用のアイデアは参考になりました。2021/8/2150代・中学校管理職
- 国語の授業に苦手意識があり、定期購読させていただいております。今号は「書くこと」がクローズアップされ、たくさんの指導アイデアがあり大変参考になりました。実際の写真や子どもの記述が掲載されて、イメージしやすかったです。早速、夏休み明けの指導に生かしていきます。2021/8/1620代・小学校教員