- 特集 Before&Afterでわかる!新3観点の学習評価プラン
- 【提言】新しい3観点の学習評価
- 新しい学習評価の考え方・捉え方
- 評価規準の精緻な言語化にこそ要諦がある
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- 国語科新3観点の学習評価のポイント
- 新3観点の学習評価の考え方と留意点
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- 国語科「指導と評価の一体化」実践ガイド
- 資質・能力を身に付けた児童生徒の姿を描く
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- Before & Afterでみる! 小学校の学習評価プラン
- 話すこと・聞くこと
- 低学年/「つなぐ」話合いの学習評価プラン 関連教材:「そうだんにのってください」(光村図書・2年)
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- 中学年/学びの姿を線で捉えるイメージを 関連教材:「聞き取りメモのくふう」(光村図書・4年)
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- 高学年/スピーチ・プレゼンの評価 関連教材:「資料を見て考えたことを話そう」(東京書籍・5年)
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- 書くこと
- 低学年/「書くことの協働」による学習評価 関連教材:「おもしろいもの,見つけたよ」(教育出版・2年)
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- 中学年/児童にとっても教師にとっても,価値のある「評価」を 関連教材:「山場のある物語を書こう」(東京書籍・4年)
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- 高学年/学習の過程における学びの振り返りのポイント 関連教材:「日本の魅力,再発見」(学校図書・6年)
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- 読むこと
- 低学年/ポテンシャル発見評価 関連教材:「ほたるの一生」(学校図書・2年)
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- 中学年/個性化を目指す子供主体の学習評価 関連教材:「三年とうげ」(光村図書・3年)
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- 高学年/学習改善・指導改善のための評価に 関連教材:「注文の多い料理店」(東京書籍・5年)
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- Before & Afterでみる! 中学校の学習評価プラン
- 話すこと・聞くこと
- 1年/説得力のある論理構成を評価する 関連教材:「話の構成を工夫しよう」(光村図書・1年)
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- 2年/実践的な言語活動の中で学習者の学びを評価する 関連教材:「質問する力をつける」(教育出版・2年)
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- 3年/思考・判断・表現を可視化する 関連教材:「構成を考えて主張をまとめる」(教育出版・3年)
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- 書くこと
- 1年/「情報の扱い方」を軸とした授業 関連教材:「根拠を示して説明しよう」(光村図書・1年)
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- 2年/学習に生かし,指導に生かす評価を 関連教材:「表現を工夫して書こう」(光村図書・2年)
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- 3年/目標に向かって学習を調整させる 関連教材:「条件に応じて説得力のある文章を書く(三省堂・3年)
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- 読むこと
- 1年/文学の基本的な読み方を身に付け評価する 関連教材:「星の花が降るころに」(光村図書・1年)
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- 2年/観点を明確にして,文章を比較する 関連教材:「モアイは語る―地球の未来」(光村図書・2年)
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- 3年/粘り強い自己調整は事中評価で育む 関連教材:「故郷」(光村図書ほか・3年)
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- GIGAスクール時代の国語授業づくり (第4回)
- 話す力・聞く力を向上させるICT活用
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- 学びの本質に迫る 国語科のパフォーマンス課題と評価 (第4回)
- 授業者・教室の持ち味とのつながり
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- 教科書教材で実践! 今月の板書&発問講座 (第4回)
- 小学1年/「こんなことがあったよ」(光村図書)
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- 小学2年/「あったらいいな,こんなもの」(光村図書)
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- 小学3年/「グループの合い言葉をきめよう」(東京書籍)
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- 小学4年/「事実にもとづいて書かれた本を読もう」(光村図書)
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- 小学5年/「新聞記事を読み比べよう」(東京書籍)
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- 小学6年/「森へ」(光村図書)
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- 中学1年/「ちょっと立ち止まって」(光村図書)
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- 中学2年/「短歌に親しむ」「短歌を味わう」(光村図書)
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- 中学3年/「編集して伝えよう」(東京書籍)
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- 青木伸生の国語授業指導スキル大全 (第4回)
- 教材研究スキル
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- 野口芳宏の国語授業四方山ばなし (第16回)
- 国語教師の裾野を広げる(上)
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- 〜国語の教員として一生やっていこうというのなら〜
- 国語教育の実践情報 (第64回)
- 小学校/令和2年度 全国学力・学習状況調査 小学校 国語 調査問題について@
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- 中学校/StuDX Styleの紹介と中学校国語科における「1人1台端末」の活用@
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- わが県の国語ソムリエ (第110回)
- 徳島県
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- 編集後記
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- 今月号 掲載教材一覧
編集後記
2021年度から,中学校では新しい学習指導要領が全面実施となり,教科書も新しくなりました。最近,新しい学習評価に関する書籍についてのお問い合わせをいただく機会も増えてきましたが,これまでも小誌では,新しい学習評価について,
・2019年3月号「新しい学習評価の方向性と多面的・多角的な評価アイデア」
・2020年1月号「徹底研究!小・中学校国語 3観点の学習評価のポイント」
などの特集を組み,新学習指導要領の全面実施に向けて,さまざまな角度から提案をしてきました。
観点別の評価であること,指導と評価の一体化が大切であることなど,基本的な学習評価の在り方はこれまでとは変わらないものの,国語科では5観点での評価から,各教科共通の3観点「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の評価に変わるため,その他の教科と比べると大きな変更となっています。
また,国語科に限ったことではないのですが,「主体的に学習に取り組む態度」をどのように見取ればよいのか…という声もよく耳にします。国立教育政策研究所の「学習評価の在り方ハンドブック 小・中学校編」では,「主体的に学習に取り組む態度」は「関心・意欲・態度」と同じ趣旨ではあるものの,
・「知識・技能」や「思考・判断・表現」の観点の状況を踏まえた上で,評価を行う必要がある
・従来から重視されてきた各教科等の学習内容に関心をもつことのみならず,よりよく学ぼうとする意欲をもって学習に取り組む態度を評価する
ことが示され(強調され)ています。
そこで,今号では「Before & Afterでわかる!新3観点の学習評価プラン」を特集いたします。
提言では,新しい学習評価についての考え方や捉え方のほか,国語科の新3観点の学習評価のポイントなどをご紹介いただきました。また,実践事例では,これまでの評価をどのように改善すればよいのかがわかるように,Before & After形式で学習評価のポイントをお示しいただくとともに,すでに行った評価事例やこういった学習評価ができるのではないかという評価プランなどをご提案いただきました。
この号が刊行される6月上旬は,1学期末に向けての学習評価が進んでいる時期になりますので,全国の小・中学校の先生方にとって「即」役立つ内容になれば…と願っています。
/木山 麻衣子
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