国語教育 2018年1月号
新学習指導要領国語を“評価”する

B817

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国語教育 2018年1月号新学習指導要領国語を“評価”する

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ジャンル:
国語
刊行:
2017年12月7日
対象:
小・中
仕様:
A5判 130頁
状態:
在庫あり
出荷:
2018年11月19日

目次

もくじの詳細表示

特集 新学習指導要領国語を“評価”する
扉(特集について)
新学習指導要領国語を“評価”する―授業化と指導におけるポイント
画期的な「論理的文章の重視」を高く評価する
市毛 勝雄
語彙力の拡充に期待―国語学力向上に現場からの改訂を!
野口 芳宏
新しい「国語科」を授業作りに生かす
井上 一郎
資質・能力型のカリキュラムと評価がみえにくい
佐藤 洋一
「生きる力」としての言葉の力を育む
相澤 秀夫
新学習指導要領・国語は、どのように実現するのか―国語科授業は学習指導要領だけでは実現できない
小森 茂
実践の構想と照合する
中洌 正堯
「言語活動例」を踏まえた教材開発・授業開発
町田 守弘
「根拠」と「理由」を区別する
鶴田 清司
「比べること」の明確な位置付けと実践化
佐藤 明宏
言語機能と「対話的」な学びの具体化
藤井 知弘
言語による認識力・言語活動に伴う倫理
飯田 和明
「知識及び技能」の具体と「主体的・対話的な学び」からの「深い学び」のつながりを…
白石 範孝
第2特集 情報活用能力の育成で深い学びに導く―論理的な思考力を育む国語科授業づくり
提言 情報活用能力の育成で深い学びに導くために
情報リテラシーと資質・能力の育成
教科の本質につながる視点から「情報」を捉え、活用する
木 まさき
情報活用能力と主体的・対話的で深い学びの実現
課題を踏まえつつ情報としての言葉への自覚を高める工夫を
大滝 一登
情報活用能力を育成する授業を充実させるポイント
新たな「言葉」を創造する国語学習―マルチモーダル・リテラシーの形成
瀧口 美絵
情報活用能力の育成で深い学びに導く授業づくり
小学校
低学年/必要な情報を判断、評価する力を
大澤 八千枝
中学年/情報と情報の関係性の「可視化」から始めよう
宍戸 寛昌
高学年/思考操作の可視化による情報活用能力の育成
岡田 祐典
中学校
1年/情報リテラシーを高める授業デザインとそれを生かす定期考査
飯島 崇史
2年/個々の特性に応じた情報の整理
荒井 友香
3年/僕も私もトラベルプランナー
鎌倉 大和
新学習指導要領・国語のキーワード (第10回)
国語科における観点別学習状況の評価@
木 展郎
アクティブ・ラーニングを支える今月の学習課題と授業づくり (第10回)
1月・小1/読むこと
単元名…物語の世界を楽しみながら読もう 教材名…「たぬきの糸車」(光村図書)
沼田 拓弥
ALのポイント
中洌 正堯
1月・小2/読むこと
単元名…事例を比較し、評価して、オリジナル事例説明文を書こう 教材名…「あなのやくわり」(東京書籍)
安達 真理子
ALのポイント
中洌 正堯
1月・小3/読むこと
単元名…考えのすすめ方について考え、実験を説明しよう 教材名…「ありの行列」(光村図書)
土居 正博
ALのポイント
正木 友則
1月・小4/読むこと
単元名…ウナギのなぞを新聞にまとめよう 教材名…「ウナギのなぞを追って」(光村図書)
土方 大輔
ALのポイント
正木 友則
1月・小5/読むこと
単元名…事例と意見の関係をおさえて、自分の考えをまとめよう 教材名…「想像力のスイッチを入れよう」(光村図書)
三浦 剛
ALのポイント
三津村 正和
1月・小6/読むこと
単元名…筆者の考えを促し、自分の考えと比べて書こう 教材名…「自然に学ぶ暮らし」(光村図書)
橋 達哉
ALのポイント
正木 友則
1月・中1/読むこと
単元名…この名作をぜひあなたも―近代文学への誘い 教材名…「本の世界を広げよう」(光村図書)
萩中 奈穂美
ALのポイント
冨山 哲也
1月・中2/話すこと・聞くこと
単元名…人物や情景を読み解く 教材名…「走れメロス」(光村図書)
高橋 伸
ALのポイント
冨山 哲也
1月・中3/読むこと
単元名…下級生に向けて文学的な文章の選択式問題を作成する 教材名…「タオル」(教育出版)
山内 裕介
ALのポイント
冨山 哲也
学校と教室における読みのカリキュラム・デザイン―これからの時代に求められる国語科の目標と評価のあり方 (第10回)
ルーブリックとは何か
八田 幸恵
《自立した書き手》を育てる作文指導―自己評価・ピア評価でできる授業づくり (第10回)
参考文献から≪引用≫させる
佐渡島 紗織
対話を通して一人一人の深い学びを実現する知識構成型ジグソー法の授業づくり (第10回)
物語の仕組みを理解する―上位進学校生徒の力を引き出す協調学習
畑 文子
〜【高校三年】柳田國男「遠野物語」/三島由紀夫「小説とは何か」〜
国語教育の実践情報 (第22回)
小学校/全国学力・学習状況調査の結果を踏まえた授業アイデア例を公表
菊池 英慈
中学校/平成二十九年度全国学力・学習状況調査「授業アイデア例」の公表
杉本 直美
わが県の国語ソムリエ (第69回)
鳥取県
冨安 慎吾
編集後記
林 知里

編集後記

 今号では、新学習指導要領国語(とその「解説」)の授業化と指導のポイントをお示しいただくことで、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善につなげていただきたいと考え、ご寄稿をいただきました。

 特集題に「評価」という語をあえて使ったのは、課題点に対する批判だけでなく、よさを価値付けてどう具体化していくのかといった、プラスの目で新学習指導要領をご解説いただきたかったためです。新しい学習指導要領とともにどんな授業をしていこうかな、ここを補って工夫していこうかな―といった、未来志向の目線で読み解き、指導におけるポイントをお示しいただきたいという願いからです。授業化のヒントは見つけていただけたでしょうか。

 とはいえ、実際のところ、教科書が変わらなければ授業自体は大きくは変わらないのかもしれません。しかしすでに、「論点整理」以降、各種研究会などにおいては、AL、主体的・対話的で深い学びといった、今次改訂で注目されているキーワード等を中心に、来たる移行期・全面実施を見据えて、熱心に議論・実践が始められています。現行学習指導要領においても、「言語活動の充実」というキーワードが出されたときには、「言語活動ってなに?」「国語科ではそもそも言語活動をやっているけれど?」と多くの先生方が疑問や戸惑いを抱かれていたように思いますが、今では、言語活動という語を聞いて、具体的なイメージがまったく浮かばない、という方はいらっしゃらないでしょう。そこには、複数の要因があるとは思いますが、一つには、授業をされる先生方がイメージできる言葉(単元に沿った言語活動、単元を貫く言語活動、単元を通した課題解決的な活動等々)として提示されたからこそ、(特定の型の押しつけではと懸念が生まれたという課題はあるにせよ、)この十年間、国語科では「言語活動の充実」を意識した授業づくりが浸透していったのではないかと私は考えます。ALや主体的・対話的で深い学びなど(これらもある特定の型を示すものではないので、そこには十分に気をつける必要がありますが―)をはじめとしたキーワードについても、より一層活発に研究・実践・具体化されていくために、今号がその一助になればと願います。

 また、第2特集では、新学習指導要領で新設された「情報の扱い方」にちなみ、ご論考をお寄せいただきました。“深く学ぶ”ために、情報活用能力をどのように育成していくのか、資質・能力や主体的・対話的で深い学び、授業を充実させるポイントなどの視点からご提言をいただき、あわせて小中学校における実践事例をご紹介いただきました。


/林 知里

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      明治図書
    • 「読みのカリキュラム・デザイン」の中で、八田先生が取り上げた「リーブリック」は、今私自身も取り組んでいる研修内容で、悩んでいる部分だったのでとても参考になりました。
      2018/11/1130代・教諭:mukku

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