- 特集 新教育課程の課題・どう受け止めるか
- 提言・新教育課程の課題をどう受け止めるか
- 論理力をどう育てるか―理性と感性の協働をめざして
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- 国語科は小論文指導が中心になる
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- 学力観と授業観のパラダイム転換
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- 新たな学力観としての「習得」「活用」、そして、「学習意欲」
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- 小学校と中学校の「古典の指導」をどのように行うか
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- 「対話力」をどう育てるか
- 「教え易い」「教えにくい」をつなぐもの
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- 読み聞かせ活動と関連づけた豊かな「対話」をめざして
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- 対話の力を育成するための覚書
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- 「記録・報告力」をどう育てるか
- 「記録・報告力」を日々の授業で磨く
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- 事実の記録と事実に基づいた解釈を含む報告
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- 「記録・報告」の型を示すことと図表の読みとりの技術
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- 「要約・説明力」をどう育てるか
- 正確に理解し論理的に発信する力を
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- 「要するに…、要するに…」を繰り返し、自分のフィルターを強化する
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- 向山式要約指導法でキーワード抽出力を育てる
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- 「発表・討論力」をどう育てるか
- 「向山型国語」で楽しく育てる
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- 音読重視、書くこと重視の指導が鍵
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- 核となる能力の育成の必要性
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- 「敬語力」をどう育てるか
- 敬語は、コミュニケーション・ツールである
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- 習慣としての敬語と知識としての敬語
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- なぜ敬語は必要なのか、という問いかけを
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- 「読書力」をどう育てるか
- 「与えられた読み」を「求める読み」へ
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- 環境を整え、より多くより広く読ませる
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- 読むことの授業の見直しと読書環境作りとつないで
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- 「孤読」から、「人と関わるための読書」を
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- 「伝え合う力」を育てる教室づくり (第61回)
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- 「読書に親しむ」授業づくり (第61回)
- 伝えよう! 杉みき子作品のすばらしさ
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- 書評
- 『わかる板書で読解力を高める 小学1−2年』(須田 実編著)
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- 『論理的文章の書き方指導 中学校編』(市毛勝雄編著)
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- 国語教育人物誌 (第205回)
- 熊本県
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- 宮崎県
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- 鹿児島県
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- 沖縄県
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- 国語教育時評
- 「学習指導要領改訂」の動向
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- 現場訪問 「学力向上の国語教育」最前線 (第121回)
- 言語の力で「心豊かで逞しく自己表現し価値ある行動ができる」子どもを育成する学校力
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- 分析批評で「批評力」を育てる (第1回)
- 分析批評
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- 基礎的国語能力を鍛える (第1回)
- やっぱり、本を読むことだ!
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- 新学習指導要領国語科をどう理解するか (第1回)
- 新学習指導要領の功三点
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- 思考力・判断力・表現力等の育成と授業改善 (第1回)
- 思考力・判断力・表現力等の育成のために(序論)
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- 〜どこから「思考力・判断力・表現力等」は誕生したのか〜
- 続・これからの国語科教育 (第1回)
- 国語科改善の考え方と方向性
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- 〜中教審答申1〜
- 編集後記
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編集後記
〇…中教審の審議のまとめで、小・中学校の国語科の改善の基本方針として、次のように報告されていました。(1)言語の教育としての立場を一層重視し、国語に対する関心を高め、国語を尊重する態度を育てるとともに、実生活で生きてはたらき、各教科等の学習の基本ともなる国語の能力を身に付けること、我が国の言語文化を享受し継承・発展させる態度を育てること。(2)言葉を通して的確に理解し、論理的に思考し表現する能力、互いの立場や考えを尊重して言葉で伝え合う能力を育成することや、我が国の言語文化に触れて感性や情緒をはぐくむことを重視すること。(3)現行の領域構成は維持しつつ、基礎的・基本的な知識・技能を活用して課題を探究することのできる国語の能力を身に付けることに資するよう、実生活の様々な場面における言語活動を具体的に内容に示すこと。
〇…そのために、子どもたちの発達の段階を踏まえた学習の系統性を重視し、学校段階・学年段階ごとに、具体的に身に付けるべき能力の育成を目指し、重点的な指導が行われるようにすることを強調しています。
〇…その他、古典の指導や敬語の指導についても内容や指導の在り方の改善を要請しています。特に「読書の指導」については、読書に親しみ、ものの見方、感じ方、考え方を広げたり深めたりするため、読書活動を活発化させるための方策を求めています。
〇…これからは、言葉を通じて論理的に理解し、思考し表現する能力の育成や言葉を通じてお互いの考えや気持ちを伝え合う能力の育成が重視されるだけに、日常の国語科の授業をどう改善していくかが現場教師に求められることになります。本号は新教育課程の課題にどう授業で答えるかを問う特集です。
(江部 満)
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- 明治図書