- 特集 読書習慣を身に付けさせるアイデア
- 提言・読書習慣を身に付けさせるために
- 読書習慣を養うことは読書教育の第一歩である
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- 読書の快楽の味を低年齢期に
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- 書店に行こう!
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- 手段読書としての国語科読書のスキル学習を大量に系統的にセットせよ
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- 再び 教師は魔法使いではない
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- 読書習慣を身に付けさせるアイデア―下学年
- 読みたい本が読める読書指導を
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- 係活動を生かした読書習慣の育成
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- 読書単元学習と読書のスキル学習をセットする
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- 「読書のお手紙リレー」で読書の楽しみ倍増作戦
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- 読書習慣を身に付けさせるアイデア―上学年
- 五原則を生かし、多読指導までせよ
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- 作品の感想を話し合い作者像を探る
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- 読書活動を充実させるために
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- 「無意識の中での意識化」をめざす読書指導
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- 常に本を読める状態にしておく。隙間時間にとにかく本を読む。
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- 読書習慣を身に付けさせるアイデア―中学校
- 読書活動を授業に位置づけることで
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- 学級図書を学級通信で紹介する
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- 「文学体験する」授業で身に付ける
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- 「語り」の授業づくり
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- 図書館・書店を身近なものにしよう
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- 読書習慣へ広げる教科指導の試み
- 算数科学習から広げる読書活動
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- 社会科学習から広げる読書活動
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- 理科学習から広げる読書活動
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- 「朝の読書活動」から身に付く読書習慣
- @好きな本を見つけ、A時間を確保、無言の指導を繰り返し、B半年以上の継続。
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- 読みの交流を仕組む朝読書の活動
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- 「伝え合う力」を育てる教室づくり (第36回)
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- 「読書に親しむ」授業づくり (第36回)
- 感動する心と情報活用能力を育てる
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- 書評
- 『声の復権と国語教育の活性化』(町田守弘著)
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- 『向山流読書法で学級・授業づくりの基礎を磨く』上・下(板倉弘幸著)
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- 国語教育人物誌 (第180回)
- 奈良県
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- 和歌山県
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- 山口県
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- 富山県
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- 国語教育時評
- よい授業研究報告誌を作りましょう
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- 現場訪問 「学力向上の国語教育」最前線 (第96回)
- 読書習慣形成の学校教育
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- 国語の授業力の向上 (第12回)
- イソップ第三弾
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- 〜日本教育技術学会授業当日・TOSS授業技量検定が日常で生きる〜
- 国語学力を高める基本実践技法 (第12回)
- 読むことの指導(3)
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- 〜教室音読の指導〜
- 国語科教育が言葉の教育になる日は来るのか (第12回)
- 「言語文化」という概念の虚妄性について
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- 到達目標としての言語技術 (第12回)
- 授業研究の「質」を高める枠組み
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- 学力保障の説明責任・結果責任 (第12回)
- 学力保障の説明責任・結果責任(総括編)
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- 編集後記
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編集後記
○…子どもが読書に親しむ機会の提供と諸条件の整備・充実が国の方針としても強調されています。子どもが自主的に読書を行うようになるためには、読書に親しむ環境づくりと家庭、地域、学校において展開することが期待されているわけです。特に子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高め、進んで読書を行う態度を育てるためには、「生涯にわたる読書習慣を身に付ける」ことが期待されています。
○…ところが子どもを取り巻く環境は各種のメディア情報やテレビゲーム類などが子どもたちの周りに氾濫しており、このような環境では、子どもたちは読書好きの子どもたちとそうでない子どもたちに二極化しているという現場からの証言もあります。
○…現場からは子どもたちに本を読ませたかったら、子どもたちが読みたい本を用意するべきだとの声もあります。教師や大人は、どうも「自分たちが読ませたい本」を読ませようとする傾向がある、というわけです。いわゆる「名作モノ」だ、というわけです。子どもたちの視点は「面白いかどうか」なのだ、そのために図書館に子どもたちの読みたい本が入っているかどうかのチェックをするべきだとの提案です。「朝の十分間読書」は学校ぐるみで読書活動に取り組む方法でしょうし、コミュニケーションと対話で読書活動を広げるなどいくつかの具体的な提案も出されています。
○…従来のように、単に「いっぱい読みましょう」というだけでは、子どもたちの読書活動の改善には役立たないでしょう。ではどうするか。本号は「読書習慣を身に付けさせるアイデア」をご提案いただく特集です。
(江部 満)
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- 明治図書