- 特集 「読み方」これだけは教えたい基礎・基本
- 提言・「読むこと」の基礎・基本とは
- 新学習指導要領から「読み方」の基礎・基本を読む
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- 「叙述に即して読める力」から「目次読み・索引読み」まで
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- 情報としての愛読書の再学習
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- 初めに読書意欲の喚起ありき
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- 言葉の修辞性を読む
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- 「読むこと」の指導事項精選から基礎・基本をおさえる
- 小学1〜2年ではこれだけはおさえたい
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- 小学3〜4年ではこれだけはおさえたい
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- 小学5〜6年ではこれだけはおさえたい
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- 中学校ではこれだけはおさえたい
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- 小学1〜2年生に教えたい「読むこと」の基礎・基本
- 他へ転移できる力としての基礎・基本
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- 入門期に読みの基礎・基本を
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- 情報発信からの理解学習の再構想
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- 読みとり方と表現活動の両輪で育てる力
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- 小学3〜4年生に教えたい「読むこと」の基礎・基本
- シーンとサマリーに応じて読む力を
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- 生き方につながる基礎・基本
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- 発信型の読みで説明文を指導する
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- 説明文の学習は要約がメイン
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- 小学5〜6年生に教えたい「読むこと」の基礎・基本
- 読みを共有する、発信する読書活動
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- 発信型の説明的文章の文種分け
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- 「説明文を読むこと」の基礎・基本
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- 情報処理の基礎力としての読みの力
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- 中学生に教えたい「読むこと」の基礎・基本
- それは「七つの観点による指導事項」である
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- 文学の〈情報〉の正確な理解技術
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- 表現・内容の変化に着目して読む
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- メタ認知能力を核とした言語技術教育を
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- 「読むこと」における授業改善
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- 続国語教育者への道 (第8回)
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- 話し言葉が育つ教室 (第20回)
- 情報活用能力を鍛える学習の在り方
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- 現場訪問 「『生きる力』を育む国語学習」最前線 (第32回)
- 生きてはたらく言葉の力を育てる
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- 書評
- 『話し合い・討論・ディベートの学習』(相澤秀夫他編著)
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- 『「伝え合う力」を育てる指導細案 小学3・4年編』(瀬川榮志監修・大戸かず子編著)
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- 国語教育人物誌 (第116回)
- 鳥取県
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- 島根県
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- 岡山県
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- 広島県
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- 編集部に届いた研究紀要・図書から
- 相互交流のコミュニケーションが国語教育を変える (第8回)
- コミュニケーションに必要なカウンセリングスキル
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- 「基礎・基本」の育て方・教え方 (第8回)
- 「書くこと」の指導(3)
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- 移行期の小学校国語科授業の重点化 (第8回)
- 移行期の国語科授業の取り組み方(8)
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- 移行期の中学校国語科授業の重点化 (第8回)
- 移行期における国語科の学習指導(8)
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- 作文指導を一斉学習指導に戻そう (第2回)
- 作文指導とは感動的な作品の出現を待つことか
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- 文学の言葉から論理的な言葉へ (第8回)
- 事実を具体的に書かせる指導
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- 国語科と総合的学習の連携 (第8回)
- 実践事例1・国語学力との関わりを捉えた実践
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- 編集後記
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編集後記
〇国語科教育における基礎・基本は、必ずしも明確であるとはいえません。長い間さまざまな論議が繰り返されてきましたが、残念ながら「定説」はないといえます。基礎は「土台」であり、基本は「柱であり骨格」である程度の共通認識はあります。従来から学習指導要領に限って基礎と基本を説明されてきた経緯によれば、「言語事項」に示されている各項が「基礎的指導内容」であり、これまでの「表現」「理解」に示されている各項が「基本的指導内容」であるということになるようです。さてこうなりますと、今回の改訂で示された方向はどう解釈すべきでしょうか。「読むこと」の指導内容は、まず読書に関する項目が小・中とも重視されています。ついで「段落」に関する指導は、第三・四学年で、「登場人物の心情読み」は第五・六学年で、従来「表現」「理解」の領域に分かれていた音読と朗読が「読むこと」に統合されています。指導事項も二学年に渡って示され、(1)読書的な読み、(2)叙述的内容に即した読み、(3)想像的な読み、(4)事象と感想、意見にかかわる読み、(5)目的的な読み、(6)声に出す読みと整理されています。さらに読解力の育成に止まっていた読みの学習を一層読書に親しむ態度につなげるものとしての工夫が求められています。こうなりますと、多読するだけでなく目的に応じて自分の考えを持って読むことが期待されているわけで、読むことにおける基礎・基本の力をどう育てていくかが問われているわけです。中学校でも情報化の進展に適切に対応できる言語能力を育成するという観点から新たに「情報」という指導事項が設定されています。本号は改めて「読むこと」の基礎・基本を実践的課題として掘り下げてみたいとする特集です。
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