- 特集 新教育課程が求める「重点学力」
- 提言・新教育課程が求める「重点学力」―ゆとり教育からの脱皮とは?
- 新教育課程が求める「重点学力」―歴史の転換点に立って
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- 広い視野で捉えて、目的意識を持ち、概念理解と能力習得をバランスを取って図り、探究心を養う
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- 「実社会・実生活に生きる力=中核は思考力等」が重点!
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- 思考力、判断力、表現力等を問う“リテラシー”の育成
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- 経緯の対話でひらく読解力の向上
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- 全国学力調査結果で学力観が変わったか
- 比較・評価する読解力と目的・意図に応じた表現力
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- 「活用」という学習活動を通して学力の育成を図る
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- 国を支え、自分を支える知性の育成をこそ
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- 新国語科で求められている「重点学力」
- 「循環型」学力観と「融合型」国語学習
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- 重点学力・五項目
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- それは基盤教科としての「PISA型読解力」―「学力向上」のための記述力
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- 言語活動の方法こそ最優先に
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- 新算数・数学科で求められている「重点学力」
- 「活用する力」を育てる算数授業づくり
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- 思考力・判断力・表現力の具体化をもとに
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- 現行と新指導要領を比べることで見えてくる
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- 「説明する」力
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- 新社会科で求められている「重点学力」
- 基礎的な学力を押さえた上で、最先端のツールを使いこなす力を
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- 社会的な見方・考え方と社会形成力・社会参画力
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- 身近な暮らしに関係づけて学ぶ
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- 読解力の育成をめざす社会科の授業づくり
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- 新理科で求められている「重点学力」
- 基礎的・基本的な知識・技能と問題解決能力
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- 科学的な言葉や概念を使用して説明できる力
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- 討論の授業を組み立てる
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- 理科教育の復権は、理科好きな子を育てることにかかっている―口だけで説明しようとしない!
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- 新体育科で求められている「重点学力」
- 論理的思考力とコミュニケーション能力を育てる
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- 「習得」「活用・探究」に対応した学習内容と学習過程
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- 基礎・基本あっての思考・判断である
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- 「教員養成」何が問題か (第4回)
- 初任教員は一年間をどうすごすか(その3)職場の育成力―どんな職場が「やる気」を育てるか
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- 教育委員会制度を検討する (第4回)
- 「同意した」議会も責任の自覚を!
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- 教育再生への課題―現場の問題点 (第16回)
- 実態調査を分析する
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- 〜「教えられない」と「子どもはできない」〜
- 戦後授業研究論争から学ぶ (第4回)
- 計算ができない
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- 戦後教育は終わった (第16回)
- 中国・韓国による教科書批判事件の末
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- 新教育課程で求める教師力 (第4回)
- 教科教育の指導とは
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- 編集後記
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編集後記
○…今回の学習指導要領改訂は歴史に残る大きな改訂となったと市販の解説書が記していました。それは単に以前からあったものを復活させるというものではなく、現在進行しつつある全国学力・学習状況調査を含めた一体的な制度改革の中での改訂であるというわけです。特に重要なのは、言語活動の充実、理数教育の充実がうたわれている改訂となっていることだと強調されています。
○…文科省の「文部科学白書」でも学習指導要領改訂の基本的な考え方として六十年ぶりに改正された教育基本法において、公共の精神、生命や自然を尊重する態度、伝統や文化を尊重し、我が国と郷土を愛するとともに、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うことなどが教育の目標として新たに規定されたことを踏まえ、各教科等の教育内容を改善したと解説されていました。そのために(1)基礎的・基本的な知識・技能の習得。社会において自立的に生きるための基盤として不可欠の基礎的・基本的な知識・技能について、発達段階に応じて徹底して習得させ、学習の基盤を構築すること、(2)思考力、判断力、表現力等の育成。観察・実験、レポートの作成、記述などの知識・技能を活用する学習活動を発達の段階に応じて充実すること、などが強調されていました。そのための確実な学力を確立するために必要な授業時間の確保や学習意欲の向上や学習習慣の確立も求められています。
○…それらの求められる課題の背景には、国内外の学力調査による結果として明らかになった、思考力、判断力、表現力等を問う読解力や記述式問題の力量不足が明らかになったことにも原因があると言えます。本号は、これまでの「ゆとり」教育からの脱皮をめざす提案特集です。
(江部 満)
○…学テも3回になると、あまり俎板にも載らないようですが、今回は犬山市が参加したのでオールJAPANとなりました。
お陰で?犬山の知名度が若干あがったかな?に加え、学テ参加の民意を背負った知事の意向も無視できるとは、教委の威光ってすごいのですね。
ところで、今回、犬山市は、テスト結果をコピーして業者とは別に、小・中学校の教師が独自に採点するようにしたのだとか。
なんでも、結果が文科省から学校に届くのは4ヶ月先だから、授業改善に活かすには早いほうがいいという判断からという。
しかし。
意地悪くいえば、「授業改善に活かせるという認識があったのなら、初めから参加したってよかったのに」という声が現場から上がって来ないのでしょうか、他人事ながら、ちょっと心配。
それにしても不参加は本になりましたが、参加の弁は多分…ね。
(樋口 雅子)
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