現代教育科学 2012年3月号
『現代教育科学』が拓いた教育言論53年

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現代教育科学 2012年3月号『現代教育科学』が拓いた教育言論53年

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ジャンル:
教育学一般
刊行:
2012年2月7日
対象:
小・中
仕様:
A5判 115頁
状態:
絶版
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目次

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特集 『現代教育科学』が拓いた教育言論53年
教育世論の流れと教育ジャーナリズムの機能
情報と知的刺激と心理的な支えと―『現代教育科学』誌に感謝!―
梶田 叡一
教育ジャーナリズムは不易を目指す
森口 朗
教育を開かれたコミュニケーションに
無藤 隆
教育ジャーナリズム衰退の因は
長尾 彰夫
潮流を生み出し、浮き彫りにする
安野 功
「教育界」から外の世界へ
浅田 和伸
教育オピニオンとしての役割
向山 行雄
幸せに生きるために
岩谷 俊行
『現代教育科学』が果たしてきた教育世論の立ち位置
教育理論の構築を通して社会のあり方の議論をエキサイティングにリード
棚橋 健治
とらわれない潔さ
光野 公司郎
『現代教育科学』は教育界を照らす灯台
深谷 昌志
論争を仕掛けて充実した言論空間を創る
酒井 臣吾
「思想と技術」の言説空間
高橋 勝
自分が変わる「きっかけ」
長南 博昭
教育界に節目をつくった“あの言論”―牽引車の事件簿 昭和30年代‥教育界に果たした役割
日本の教育問題を浮きぼりにした先駆者であった
有田 和正
昭和三三年版学習指導要領と戦後新教育の転換
片上 宗二
教育界に節目をつくった“あの言論”―牽引車の事件簿 昭和40年代‥教育界に果たした役割
学校・学級に自由で創造的文化を
中野 光
自由で多彩な議論の場を設定
北 俊夫
教育界に節目をつくった“あの言論”―牽引車の事件簿 昭和50年代‥教育界に果たした役割
「本音・実感・我がハート」を貫こう―教育はそれによってしか変わらない―
野口 芳宏
月刊誌(ジャーナル)としての学術研究的側面への寄与―「年鑑」「年報」の時代―
深澤 広明
教育界に節目をつくった“あの言論”―牽引車の事件簿 昭和60年代‥教育界に果たした役割
教育技術の法則化運動の火付け役
安彦 忠彦
教育技術運動をこえて
谷口 和也
教育界に節目をつくった“あの言論”―牽引車の事件簿 平成10年代‥教育界に果たした役割
「崩壊」から「混迷・模索」を写し出す
藤井 千春
学力論・評価論の一〇年
吉永 潤
教育界に節目をつくった“あの言論”―牽引車の事件簿 平成20年代‥教育界に果たした役割
四文字熟語で『孤軍奮闘』
田山 修三
最重要課題の解決策を提案し続けた
長谷川 博之
『現代教育科学』の実像と虚像を検証する “教育研究”に果たしてきた役割と比重
教育研究に果たした役割と比重を向山個人の歩みから考える
向山 洋一
教育の流れを適確につかみ、その方向性を確かなものにした『現代教育科学』
山極 隆
教育研究のコントロールタワー
岩田 一彦
「道徳教育」に関わる執筆を通して
荒木 紀幸
『現代教育科学』の実像と虚像を検証する “現場実践”に果たしてきた役割と比重
小さな影響と大きな意義
佐藤 民男
さらば!『現代教育科学』
大森 修
教育界の羅針盤は何処へ
田中 博史
これまでも!これからも!
新保 元康
『現代教育科学』が舞台!歴史の残る“あの論争”―ナンバーワンはこれだ!
向山洋一を登場させた「第二次出口論争」
谷 和樹
「出口論争」の教訓―〈解釈〉と〈分析〉の対立から統合へ
鶴田 清司
アグレッシブでエキサイティングだった法則化批判・反批判法則化運動は、発足時から「時間を守る」を主張していた
河田 孝文
学力低下論争にみる学力モデルの不在
田中 博之
『現代教育科学』が舞台で登場!スター列伝
偶然の出会いから約半世紀……
井関 義久
教育界に「芸」と「運動」という視点を提起した向山洋一氏
椿原 正和
スーパースター向山洋一氏と江部満氏、そしてTOSS高段者軍団本誌が人と人を結びつけた
甲本 卓司
日本の教育史に残るスター誕生
小森 栄治
『現代教育科学』―終焉の先にあるもの
科学なき教育の時代への突入か?―政治の次は教育がワイドショウ化する
成山 治彦
教育言論は『ムラ』を飛び出せるか
若月 秀夫
論争提起の舞台が失われた
菱村 幸彦
「教育学の全般的危機」の帰結としての『現代教育科学』廃刊
村井 淳志
顔馴染み著者の送辞―さようなら『現代教育科学』
マスメディアの重要性
川上 昭吾
さようなら『現代教育科学』
角屋 重樹
次へ
難波 博孝
「新しい目」で見る「旅」に感謝!
浜上 薫
常に問題提起し、教育を創る
根本 正雄
教育の課題と解決策の示唆で貢献
加藤 明
教育を考える道標でした
吉永 幸司
その憧れは永遠である
伴 一孝
時を経て、あこがれの雑誌に執筆
師尾 喜代子
豊かな教育の実現に向けて
田村 学
さようなら現代教育“科学”誌
瀧沢 広人
天才編集者と『現代教育科学』
市毛 勝雄
創刊の志と終刊への思い―ギネス入り編集長体験‥栄枯盛衰の53年
教育書編集者の役割とは何か
江部 満
『現代教育科学』特集一覧(創刊号〜六六六号)
「教えて考えさせる授業」をめぐって (第12回)
連載のまとめと今後の課題・展望
市川 伸一
若い教師への期待 (第12回)
『視写の教育』(池田久美子)は、教師の気概を示した実践の著作である
大森 修
教師の読み書き (第12回)
語用論が必要だ 3
宇佐美 寛
TOSS流・学校づくり論 (第12回)
後輩教師への伝言
向山 洋一
「公意識教育」のあり方を問う (第12回)
いま教師に何ができるか
長尾 彰夫
〜最後の砦はどこに〜
編集後記
樋口 雅子

編集後記

○…昨年7月に退職した江部満氏は、「53年間の長きにわたり本誌編集長を務めた」ということで、あの“ギネス世界記録”に正式に登録されました。

 この部門では日本で5番目なのだそうです。ちょうど、本号で通巻666号となります。

 本号のトビラでも掲載させていただいたようなギネスからの認定証にまつわるエピソードが、昨年11月23日の朝日新聞のコラムとして掲載されました。同記事をみた川口市市長から「そんな立派な人がわが川口にいたのか」と表敬訪問を受けたとか。

 そんなおめでたい時と本誌の廃刊決定が重なり、終戦処理の責任者ともなった私は、

 〈歴史ある本誌をどういう形で終了するのが、意味のある終わり方か〉

 それなりに模索してきました。

 その答えを最終号の特集名に込めたつもりです。

 ご寄稿いただいた先生方、そして何よりもご購読いただいた諸先生に感謝すると共に、教育界において、

 〈月刊誌の形で、言論発信していくことの意味〉

を改めて、問い直してみたいと願いました。

 ところで、今や、出版界は、どこもかしこも?購読者減に苦しんでいるわけですが、そのなかでも、とりわけ月刊誌の刊行には暗い影が落ちているというのが現状です。

 月刊誌の場合、編集現場では、

 〈さまざまな意見を一堂に会する、いわば言論仮想空間〉

と位置づけてきたのですが、その役割期待も時代のニーズに対応できなくなり、退場をよぎなくされた―というのが正直な顛末です。

 そこで、本号で、越し方をふりかえっていただき、教育界にそれなりの貢献があったと自負している小誌へのはなむけの総括をお願いしたいと最終号を企画しました。


○…最後に、廃刊ニュースに沢山の方から「残念無念」というお便りをいただきました。紹介させていただきます。

@『現代教育科学』の廃刊で、私は、失業したようなもの。→某大学学長先生

A『現代教育科学』の廃刊、本当に残念です。私はこの雑誌に育てられたようなものですから。→某大学教授

B『現代教育科学』は、新卒以来、愛読してきたので、本当に残念でたまりません。→小学校現場の先生

 B番のようなご意見をいただくと、本当に申し訳ない思いでいっぱいになります。またどこかで再会したいものです。

(樋口 雅子)


本誌終刊にあたって

 53年間の長きにわたり、『現代教育科学』誌をご愛読いただきほんとうにありがとうございました。本誌は、通巻666号をもって刊行を終了させていただきます。

 この53年間、それなりの役割を果たしての終刊と受け止めておりますが、創刊時の熱い思いがよみがえり、やはり感慨深いものがございます。

 それにしても、刊行を続けられなくなった出版界、とりわけ小社の力不足を今更ながら、無念に思います。

 それに伴って、御愛読いただいていた方にもご迷惑をおかけする事態となり、改めてお詫び申しあげます。またいつか活字媒体だけにこだわらない新しい情報ツールをも模索しながら「教育界の御意見番的な情報発信」を企画出来たらいいなと思っております。その折はぜひまた御参画いただけますよう、よろしくお願いします。

 新しい地平での研究と実践の御成功を祈願いたして御挨拶とさせていただきます。


明治図書出版株式会社

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