現代教育科学 2009年5月号
移行期の現場研究に問題はないか

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現代教育科学 2009年5月号移行期の現場研究に問題はないか

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ジャンル:
教育学一般
刊行:
2009年4月8日
対象:
小・中
仕様:
A5判 115頁
状態:
絶版
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目次

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特集 移行期の現場研究に問題はないか
提言・移行措置・先行研究の留意点
習得・活用・探究を統合して真の「確かな学力」の実現を
加藤 明
なぜ、学校教育と保護者とは教育的連携を図るのか
小森 茂
移行期間には学校の対応力が問われる
北 俊夫
全面実施に通ずる現場研究を
池野 正晴
確かな学力を育成する学習指導の構築を
角屋 重樹
「道徳」の前倒し実施研究で注意したいこと
本質的な課題と真摯に向き合うしかない
貝塚 茂樹
道徳の時間だけでなく道徳教育全体の先行実施を!
押谷 由夫
教師自らが豊かな心を持てるよう、自分を振り返る努力を惜しみなく
和田 章
「算数・数学」「理科」の前倒し実施研究で注意したいこと
様々な型の数学(算数)的活動の実践を
渡邉 伸樹
改訂指導要領の趣旨を踏まえた移行期研究とは
森 一夫
各学校が子ども、そして教師の実態に即して実践研究をデザインしていく力を持つこと
田中 博史
小学校「外国語活動」の前倒し実施研究で注意したいこと
生徒も教師もコミュニケーション体験
吉田 研作
More haste, less speed 十分な事前検討が成功への鍵
太郎良 博
移行期の現場研究に問題はないか 外国語活動成功に向けて三つのポイントを押さえる
井戸 砂織
移行期の現場先行研究―校長からの問題提起
新教育課程の趣旨を生かした授業の具現化
向山 行雄
移行期の学校マネジメント
江ア 敏夫
変革(change)に挑戦(challenge)
田山 修三
新指導要領の内容を先取りした実践
根本 正雄
移行期の現場先行研究―教師からの問題提起
新しい分野に挑戦する 前向きに挑戦するから発見することも多々あるのだ
甲本 卓司
「外国語活動」なんか、こわくない?
駒井 隆治
学校評価の評価観点から学校の役割を見直す
水野 正司
「教員養成」何が問題か (第2回)
初任教員は一年間をどうすごすか(その1)初任教員は二つの危機を体験する
明石 要一
教育委員会制度を検討する (第2回)
教育長と教育委員長が逆転している?
大森 修
教育再生への課題―現場の問題点 (第14回)
公開授業の時のTOSS教師の心がけ
向山 洋一
戦後授業研究論争から学ぶ (第2回)
修得原理
齋藤 勉
戦後教育は終わった (第14回)
平等主義から能力主義への転換か
菱村 幸彦
新教育課程で求める教師力 (第2回)
活用とは何か
無藤 隆
編集後記
江部 満樋口 雅子

編集後記

○…今回の学習指導要領の改訂のポイントの第一は、教育基本法と学校教育法の改正を踏まえて行われたことであると文科省の統括官が言明されていました。確かに改正教育基本法では、新たに教育目標の目標として、公共の精神、生命や自然を尊重する態度、伝統や文化を尊重し、我が国と郷土を愛するとともに、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うことなどが規定されています。

○…改正学校教育法では、第三十条第二項に、新たに「生涯にわたり学習する基盤が培われるよう、@基礎的な知識及び技能を習得させるとともに、Aこれらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくみ、B主体的に学習に取り組む態度を養うことに、特に意を用いなければならない」と規定されています。しかし、この改正は平成十九年十二月から施行されたので、各学校は新学習指導要領の移行措置、本格実施を待つことなく、これらの学力観にのっとって教育課程を編成実施する必要があるとも説かれていることです。

○…つまり、知・徳・体のバランス、知識・技能、思考力・判断力・表現力等、学習意欲の重要な要素のバランス、習得・活用・探究のバランス、これらを基盤としての言語と体験の重視―など今回の改訂の基本的な考え方を踏まえて、現場の先行研究が行われる必要があると言っているわけです。

○…そのために、教員間はもとより保護者や地域住民との間も含めて、共通理解を図ることが期待されています。移行期の現場研究は、そのための試金石となるでしょう。本号はそのための問題点を探る特集です。

(江部 満)

○…書名をはじめ過激で品のないタイトルばかりで恐縮です―という前振りで、『百マス計算でばかになる』という新刊案内をご本人からいただき、早速購入しました。

 開いてまもなく、な、なんと私奴が登場するではありませんか。該当箇所を引用すると、「明治図書という教育系出版社が、総合学習を当て込んで月刊誌『総合的学習を創る』を出したが全然売れず休刊した。それについて、「雑誌が休刊したということは総合学習が根づかなかったことを意味する」という新聞記事があった。私に言わせれば逆で、根づいたから本なんていらなくなった。根づかないからマニュアルがいる。総合学習を通りいっぺんのごまかしでやろうと思ったらごまかし方の本が必要になるのだが、本気でやったら本なんかいらない。」とありました。

 しかし、当人の反対尋問のヤマは、「馬鹿にしないでよ。全然売れないでは、八年間も発行し続けられませんわよ。官と違い、民である納税者には、そういう余裕がある訳ないでしょ」に尽きる…。

(樋口雅子)

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      明治図書

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