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新品でももしかして…? USBメモリのウイルスにご用心!
kyoikujin oec
2009/1/15 掲載
BUFFALO USBメモリ スタンダードタイプ ブラックモデル TurboUSB機能搭載 4GB RUF-C4GS-BK/U2

 安価で、大容量のデータを持ち運べるために、近年多く用いられるようになったUSBメモリ。先生の中でも、公私さまざまな場面で利用している方が多いかもしれません。ところが、8日の読売新聞の記事などで報道されているように、USBメモリを通じたウイルスの感染が増えてきています。
 インターネットからのウイルス感染対策のほかにも、このようなリムーバブルメディアからのウイルス感染にも注意が必要です。

USBメモリによるウイルス感染被害

 「リムーバブルメディア」とは、USBメモリをはじめ、SDカードやフロッピーディスクなど、パソコンから取り外して持ち運ぶことを想定したものを指します。ところが、トレンドマイクロ社の2008年度インターネット脅威レポートによると、これらのメディアを通じたウイルス感染被害が増加しているとのこと。
 特に、非正規品などの出所の不確かなメディアを用いることは、保安上は絶対に避けるべきでしょう。
 また、出所の明らかなメディアでも、100%安全ではないかもしれません。12月22日の日経BPネットの記事では、企業が販促用に配布したり販売したりしたUSBメモリがウイルスに感染していたそうです。
 そして、メディア自体に問題がなくても、12月18日のInternetWatchの記事では、店頭のデジタル写真プリント機にウイルスが感染し、利用者のSDカードやUSBメモリなどに感染が拡大した恐れがあるというケースが報告されています。

被害を防ぐには

 現在流行しているのは、メディア内の「autorun.inf」というファイルによって、不正なファイルを実行しようとするもの。対策方法は12月8日のITmediaのコラムなどでも紹介されています。
 また、最近では、日経トレンディネットで紹介されているように、ウイルススキャン機能を搭載したUSBメモリも発売されるようになりました。

 被害を防ぐためには、最低限、ウイルスソフトを最新に保つことと、適切なメディア運用を心がけることが必須です。成績処理などでパソコンを利用することが増える中、手口を変え、新種が次々に発生するコンピュータウイルスへの迅速かつ柔軟な対策が求められています。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
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