研究会情報
全国の研究会開催スケジュール満載!最新の教育技術をライブで体験して、授業力アップにお役立てください。
【この研究会は終了済です】
滋賀大附属中 平成25年度研究協議会(国立教育政策研究所 教育課程研究指定校[総合])
■テーマ:「判断」のみがき合いで授業は変わる〜思考・判断・表現は「判断」が鍵〜 / ■研究主題:思考と表現をつなぐ「判断」のありように着目した学習指導研究〜思考ツールなどを活用し協同的に学び合う過程の実現を通して〜
開催地域
滋賀県
日程
2013/8/30(※要申込:8/23まで)
主催
主催者 [交通至便!JR京都駅より3駅11分]滋賀大学教育学部附属中学校/指定者 文部科学省国立教育政策研究所 教育課程研究センター
講師
徳島文理大学准教授 林 向達(りん・こうたつ)先生…初等・中等教育におけるICTなどのツールの活用や情報化について,歴史的経緯を踏まえ様々な提案を発信していらっしゃいます。
参加対象
小学校/中学校/高校・大学・その他
ジャンル
授業全般/指導方法・授業研究/総合的な学習
■日程
  8:30〜    受付
  9:00〜 9:10 開会行事
  9:10〜 9:30 基調提案 本日の授業とその背景(本校研究主任)
  9:45〜10:35 公開授業1 全教科・総合的な学習(情報の時間・コミュニケーションタイム)
 10:50〜11:40 公開授業2 全教科・総合的な学習(情報の時間・コミュニケーションタイム)
 11:40〜12:40 昼食・休憩  *「私もひとこと感想」のご記入にご協力ください
 12:40〜14:00 教科別分科会(各教科の研究協議)
 14:10〜14:55 全体討議(指導法・総合学習・カリキュラム等)
       「判断のみがき合い」で授業は変わる 〜思考・判断・表現は「判断」が鍵〜
 ・概要
   総合的な学習の時間,あるいは各教科で,思考力,判断力,表現力その他の能力を伸ばす具体策や,そのための思考ツールには,どんなものがあるのでしょうか。フロアから広くご意見をいただきながら,参加者全体で討議を深めたいと存じます。
 ・登壇者
   徳島文理大学准教授 林 向達 先生
   本校「ビワコタイム」(総合)      担当 太田 聡
   本校「コミュニケーションタイム」(総合)担当 北村 拓也
   本校「情報の時間」(総合)       担当 七里 広志
 ・司会
   本校研究主任 舟橋 秀晃
 15:00〜16:20 講演 林 向達 先生
 16:20〜16:30 閉会行事

■申込方法(8月23日締切)
 本校webサイトにある協議会要項を印刷し、4ページの申込欄にご記入のうえ,コピーしたものをFAXでご送信ください。「受信証」が届きます。数日経っても届かない場合は,お手数ですが再度ご送信ください。

■参加費 一般 2,000円/学生・院生(現職は除く) 1,000円(いずれも当日支払)
*お弁当を800円(税込・お茶付き)で販売します。当日朝,受付横で別途お申し込みください。

■ごあいさつ
 日本の学校は先進各国より多い学級人数ながら,世界トップクラスの成果を上げ続けています。それなのに,生活の場や社会で「問題解決の力が弱い」「学んだことを生かせない」と指摘されるのはなぜでしょうか。それはたとえるなら,日本の学びには充実した基本練習こそあっても,実戦練習や試合が乏しいからかもしれません。
 本校では本年度,長く続けてきた調査研究型総合学習「BIWAKO TIME」を,問題解決場面を経験する試合の場として改めて見直すとともに,問題解決のつまずきから学ぶ実戦練習の場として「情報の時間」を設けています。また,各教科では思考ツールなどを使い,各自の「判断」をみんなでみがき合う授業づくりを追究しています。というのは,各教科の学習はもともと養うべき価値観や学習過程が単一で明解なため,問題解決場面で不可欠な「学んだ知識を思い出す」「解決の方法を選ぶ・迷う」「価値を判断するものさしを明確にして自分の考えを述べる」「根拠をよく聞き,互いの判断のものさしを検討し合う」などの練習の機会が乏しく,それゆえ学んだ知識を問題解決に生かす練習がしづらい構造になっているのではないか,と本校では考えているからです。
 今回は研究の中間発表として,この立場から授業改善策を提案します。皆様と共に明日の中学校教育のあり方を「協議」して参りたいと存じますので,全国から多数のご参加とご意見を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
 平成25年6月           滋賀大学教育学部附属中学校 校長 犬伏 純子