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感覚統合の考え方をヒントにした指導実践 −学びの土台になる感覚運動あそびの紹介と体験−
開催地域
神奈川県
日程
2014/8/9
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
松本政悦先生(横浜市総合リハビリテーションセンター 作業療法士)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/生活指導・進路指導/指導方法・授業研究
8月9日(土) セミナーコード302 / 研修室121−123(12階)

感覚統合の考え方をヒントにした指導実践
−学びの土台になる感覚運動あそびの紹介と体験−

10:00-11:15 講義1   子どもの困難さを感覚統合の視点から理解する
11:30-12:45 講義2   困難さに“共感”するための体験プログラム
13:45-15:30 実技実習 支援のためのアイディアとその体験 −みんなであそんでみよう!−
15:45-16:30 講義3   寸劇で振り返る子どもとのかかわり・まとめ

Invited Speaker 松本政悦先生(横浜市総合リハビリテーションセンター 作業療法士)

松本先生からのメッセージ

 姿勢が悪い、体操や球技が下手、ハサミ・定規などをうまく使えない、ひらがなや漢字をうまく書けない…。これらは、いわゆる「不器用な子ども」によくみられる苦手さです。これらの苦手さは、全く変化しないわけではなく、練習によってある程度上達することもあるので、「一生懸命繰り返せば何とかできるようになる」と、がんばらせてしまいがちです。

 しかし、このような子どもたちは、感覚情報の処理や運動プログラムの組み立てといった部分に根本的な問題を抱えているので、他の子どもたちが当然のようにできている課題でつまづいている、と考えられます。指導者側にこのような知識がなければ、負荷の高すぎる練習を繰り返し強いることになり、子どもが自信をなくし、課題を避ける結果になってしまうことも多いと思われます。つまり、どう指導するかという「How to」を知るよりもまず、なぜ苦手になっているのかという「Why」の視点をもつことが大切です。

 このセミナーでは、このような子どもたちの「感覚の問題」についてわかりやすく解説します。そして「体験プログラム」を通して困難さを実体験していただき、不器用な子どもたちを「共感的に理解する」ことを目的にしています。また、保育や教育の現場で有効と考えられる支援のアイディアをいくつかご紹介し、これらも体験していただきます。最後に、指導の場面を再現した寸劇を通して、子どもたちにとってしまいがちな関わり方について客観的に捉えなおしてみます。

 なお、当日は、実技実習で体を動かしますので、動きやすい靴・服装(スポーツウェア等)でご参加ください。

申込み方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/