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子どもの成長を支えるソーシャルスキルトレーニング−いったい我々は何を育むのか!?−
開催地域
神奈川県
日程
2014/8/1
主催
神奈川LD協会(公益社団法人神奈川学習障害教育研究協会)
講師
岡田 智先生(北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター 准教授)
参加対象
幼児・保育/小学校/中学校
ジャンル
特別支援教育/生活指導・進路指導/指導方法・授業研究
8月1日(金) セミナーコード204 / 研修室121−123(12階)

子どもの成長を支えるソーシャルスキルトレーニング−いったい我々は何を育むのか!?−

10:00-11:15 講義と演習1 SSTの目的−いったい何を育むのか?−
11:30-12:45 講義と演習2 SSTの活動の実際−実際に体験してみよう!−
13:45-15:00 講義と演習3 SSTの指導技法・指導構造−基本を押さえる−
15:15-16:30 講義と演習4 SST実践事例 −子どもの成長を支える技の探求−

Invited Speaker 岡田 智先生(北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター 准教授)

岡田先生からのメッセージ

 ソーシャルスキルトレーニング(SST)は、今や特別支援教育や支援の現場で主要なアプローチ方法になったように思えます。特別支援教育が実施される以前にも、現場では行動面や対人関係、コミュニケーションの指導はごく普通に行われており、SSTは存在していたといえます。何かSSTには特別な指導技術やプログラムがあると思われがちですが、全くそのようなことはありません。子どもの成長や適応を願って、子どもの特性や取り巻く環境をアセスメントし、そして支援すべき課題(学ぶべき課題)を明らかにし、指導を組み立てていく…。このような当たり前ともいうべき基本に立ち返る必要があるといえます。

 SSTはスキルを教えるという立場をとりますので、子ども理解を抜きにことを進めていくと、子どもに過剰適応を科してしまうこと、形だけの味気ない無意味な指導になってしまうこと、時には子どもを追い込み、二次的な問題を発生させてしまうこともあります。子どもの特性や実態に目を向け、子ども一人ひとり、何を育むべきか、真剣にそして丁寧に考えていかなければなりません。

 このセミナーでは、今年も通級指導教室において、魅力的な実践をしているお二人の教員をゲストスピーカーとしてお呼びし、ワークや事例も含めて、子どもにとって本当に意味のあるSSTとは何かを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

申込み方法等の詳細については、当協会HPをご覧下さい。
http://www.246.ne.jp/~kanald/