子どもを伸ばす教師の見方 子どものどこをどう見て、どう褒め、叱る?
「この先生わかってる!」と子どもが慕う教師になる極意

子どもを伸ばす教師の見方 子どものどこをどう見て、どう褒め、叱る?「この先生わかってる!」と子どもが慕う教師になる極意

好評3刷

目の前の子どもをシッカリ理解した上での褒め方・叱り方

子どもは「自分のことをわかってくれている」と思う先生の言うことを聞きます。言うことを聞くから褒められ伸びます。「褒める」「叱る」の根底に必要な信頼関係づくりを行うためには子どもの何を見て、どうとらえていくかを磨く必要があります。その術を紹介します!


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PDF EPUB
ISBN:
978-4-18-412522-3
ジャンル:
学級経営
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
四六判 176頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年4月22日

CONTENTS

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 子どもを伸ばす教師の見方
見ているつもりは、何も見ていないということ
よさ50・課題50と心得る
「〇〇な××くん」 〇〇に何が入る?
同じクラスになっただけでは子どもに居場所はできない
子どもの成長を促す教師の見方
一人では限界。複数で多面的・多角的に見る
一人一人感情ゾーンの広さが違う
第2章 教師の「見方」感性の鍛え方
会う前から鍛える
名前を唱える
個人写真を集める
学級通信で鍛える
出会いの様子を実況中継する覚悟を持つ
書こうと思うから見えてくる
保護者が教師の「みかた」になる
日々の授業・学級経営で鍛える
とにかくメモする
指示内容は短く、褒めるしかけをつくる
はがきで褒める
デキる教師は三度○○する?
休み時間何している?
学習者になってみる
第3章 場面別 こんな時、こんな教師の見方
学習指導場面
宿題提出を「約束を守る練習」と見る
一人一役、仕事を与え責任感を見る
授業開始の号令で全員の姿勢を見る
子どもたちを動かして仲間関係を見る
専科の授業に子どもたちの本物の力を見る
誰もいない教室では机を見る
注意したら、成長したかを見る
率先して掃除を行い子どものバツが悪そうな表情を見る
授業場面
体育のゲーム後は子どもたちの表情を見る
授業中は子どもの目線で集中度を見る
手悪さ・動きがあったら、その子の苦しさを見る
簡単な発問で授業への参加度を見る
誤答の後は子どものチャレンジを見る
友達との日常生活場面
朝のあいさつでは子どものテンションを見る
グループ学習では時間終了時の守れなさを見る
暴言・反抗があったら、その子の悲しさを見る
転校生へのかかわりを見る
「保護者のクレーム」は内容よりそこに至る過程を見る
誕生日を通して思いやりの心を見る
問題行動があったら、その子なりの理由を見る
参考文献
*本書にエピソードとして登場する子どもは、個人が特定されないように事実をゆがめない形で一部改変し、仮名にしてあります。

はじめに

 ある時、「どのようなことを言うか」より、「誰が言うか」に、子どもたちは従っていることに気付きました。


 いくら教師が高等な知識を持っていても、教えるための技術を高めても、子どもたちが「この先生は、自分たちのことをわかってくれていない」と思っていたら、何の意味もありません。

 一方で、多少教え方がうまくなくても、「自分たちのことをわかってくれている」と思っている教師の話は、聞こうとします。

 この差は、何からきているか。それは、


 自分のことを認めてくれていると感じているか、そうではないかです。


 「どのような叱り方をしたら……」「どう褒めたら……」という、見えやすく・わかりやすいハウツーを考える前に、するべきことがあります。


 目の前の子どもたちのありのままを受け入れることが大切です。


 条件付きの「〇〇してくれていたから褒める」ではなく、よさも課題も含めて受け入れることです。

 つまり、「I love you. Because, you are you.」、「よさも課題も含めて、あなたの全てが大好き」 というメッセージを子どもたちに伝えていくことで、きっと子どもたちは伸びていってくれると確信しています。

 本書が、子どもたちの成長につながる教師の「見方」を形成するうえで、お役に立てれば倖いです。

 いつもいつも自分の仕事を支えてくれている妻と子どもたちにも感謝します。


   /友田 真

著者紹介

友田 真(ともた まこと)著書を検索»

1984年広島県生まれ。現在広島県公立小学校勤務。徹底反復研究会などに所属。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • わかりやすかったです。
      2022/12/2030代 小学校教諭
    • 様々興味深い本がある。
      2021/2/1230代・小学校教員
    • 子供の見方について,いろいろな場面を取り上げて書いてある。自分の実践を振り返る上でも役に立つ。若手の先生にもおすすめ。
      2021/2/750代・小学校教員
    • 教師として子どもにどう関わるのか。広さと温かさが学べる1冊である。特に、発達障害の子どもとの関わりについて、学べるところ大である。若手の先生方にお勧めの1冊。
      2021/1/3150代・准教授
    • 日々いろんな視点で仕事をしていますが、意識することで、見えてくるものがあり、プロとしてそういう見方を高めないとと、考えさせられた本です。
      2020/4/1930代・小学校教員
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