授業で使える国語発展学習プリント1・2年

授業で使える国語発展学習プリント1・2年

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小学校国語科の発展学習はこれで決まり!

国語科の「発展学習」に役立つプリントをまとめた実践集。教室の実態に合わせて独自に作成し、学習効果をあげたプリントを、実際の授業例・指導資料・サンプル解答も含めた形で紹介。地道な実践を積み上げている現場の先生から発信された必携の1冊!本巻は1・2年用。


復刊時予価: 2,040円+税

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-684108-X
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 116頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第
特集 行事指導の本
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
T 確かな学力と発展学習 /吉永 幸司
U 1・2年の発展学習プリントを活用した指導事例
第1節 1年の発展学習プリントを活用した指導事例
1 話すこと・聞くこと 「わたしのたからもの」(光村)
――ものを見せて話そう―― /大杉 稔
2 「サラダでげんき」(東書)
――インタビューをして、サラダに入れるものとそのわけを聞き取る学習―― /野口 幸司
3 書くこと 「すきなものをしらせるね よく見てかこう」(光村)
――すきなものをしらせるね よく見てかこう―― /佐藤 俊幸
4 読むこと 「くじらぐも」(光村)
――登場人物の会話文を見つけ、ふやす学習―― /吉川 芳則
5 「どうぶつの赤ちゃん」(光村)
――どうぶつの赤ちゃんのクイズ大かいだよ―― /小谷野 優子
6 言語事項 「おもちやとおもちゃ」(光村)
――おもちやとおもちゃ―― /吉川 芳則
7 「あいうえお あいうえおのうた」(東書)
――あいうえお あいうえおのうた―― /野口 幸司
8 ことばのへんしん! /桂  聖
第2節 2年の発展学習プリントを活用した指導事例
1 話すこと・聞くこと 「ともこさんは どこかな」(光村)
――大事なことを落とさずに、話したり聞いたりする学習― /大杉 稔
2 「ともこさんは どこかな」(光村)
――わたしはどこでしょう?―― /西秋 英子
3 「あったらいいな、こんなもの」(光村)
――○組ドラえもんのポケット発表会をひらこう―― /今宮 信吾
4 書くこと 「生きものかんさつカード」(光村)
――私の家族観察―― /西秋 英子
5 「お話、大すき―こんなお話を考えた」(光村)
――お話、大すき――こんなお話を考えた―― /大杉 稔
6 「名前を見ちょうだい」(東書)
――手紙で伝えたいな―― /井阪 恵子
7 言語事項 「なかまのかん字」(光村)
――なかまのかん字―― /小谷野 優子
8 「まとめてよぶことば」(学図)
――まとめてよぶことば・なかまのことば―― /井阪 恵子
V 1年 発展学習プリント集
1 話すこと・聞くこと  しつもんチャンピオン /佐藤 俊幸
2 書くこと  おてがみでしらせよう /大杉 稔
3 だいじょうぶ?カード /池嵜 繁伸
4 読むこと 「たぬきの糸車」(光村)
――すてきなおはなしの音読フェスティバル―― /小谷野 優子
5 こんな本をよみました /森 邦博
6 言語事項  まるつけでへんしん! /桂  聖
7 つまるおとでへんしん! /桂  聖
8 ねじれたおとでへんしん! /桂  聖
9 のばすおとでへんしん! /桂  聖
10 「くっつきのことば」でおはなしづくり /大杉 稔
11 どうぶつのかくれんぼ /北島 雅晴
12 しりとりあそび /池嵜 繁伸
13 ますめをつかってかきましょう。 /野口 幸司
14 にているかん字あつめ /小谷野 優子
15 にているひらがなあつめ /森 邦博
16 ものをかぞえることば /佐藤 俊幸
17 ものをかぞえることは /岡嶋 大輔
W 2年 発展学習プリント集
1 話すこと・聞くこと 「うごくおもちゃを作る」(光村)
――作ろう・あそぼう・たのしいおもちゃ―― /井阪 恵子
2 「一年生へのプレゼント」(光村)
―― 一年生へのプレゼント―― /今宮 信吾
3 書くこと 「こんなお話を考えた」(光村)
――お話を考えたよ!聞いてね。―― /今宮 信吾
4 「うごくおもちゃを作る」(光村)
――うごくおもちゃ作り方せつめい文―― /今宮 信吾
5 「ビーバーの大工事」(東書)
――どうぶつのひみつブックを作ろう―― /井阪 恵子
6 お母さんシリーズ /北島 雅晴
7 かざった文を見つけよう /岡嶋 大輔
8 読むこと 「三まいのおふだ」(光村)
――おもしろかったところは…―― /今宮 信吾
9 「本はともだち」(光村)
――本は友だちカルタを作ろう!―― /今宮 信吾
10 言語事項 くみたてかん字クイズ /池嵜 繁伸
11 同じぶぶんをもつかん字 /池嵜 繁伸
12 カタカナで書くことばあつめ /今宮 信吾
13 「かん字なぞなぞ」であそぼう /大杉 稔
14 「あいうえおうた」を作ろう /岡嶋 大輔
15 「音の詩」を作ろう /岡嶋 大輔
16 かん字あつめゲームをしよう /岡嶋 大輔
17 かん字3ヒントクイズ /北島 雅晴
18 にているカタカナあつめ /森 邦博

まえがき

 五年生の教材に「言葉の研究レポート」(光村)がある。単元は「調べたことを整理して書こう」となっている。子どもたちに向けて教科書では「身の回りの言葉について調べてみよう。調べたことを分かりやすく伝えるには、どんな書き方がいいのだろうか」という働きかけをしている。

 この教材を通して子どもたちに、「目的や意図に応じ、文章全体の組立て」の効果を書く力を育てることを意図しているのは、指導要領の学習活動例「まとまった記録や報告を書くこと」にこたえたものである。

 ある学級で、教材を丹念に調べ、「レポートを書く」という活動を積み上げていった。研究内容も、身近な言葉を対象に無理なく、しかも目的である書く力をのばすことを十分に配慮して指導の成果をあげていた。特にレポートの内容や活動に勢いがあったので、書くだけでなく、さらに、発表会をしようと計画した。しかし、書くときと違って、抵抗が大きく勢いは感じられなかった。

 授業の公開は子どもたちの発表会であったので、事後の研究会で子どもの様子を巡って活発な討議が行われた。話すための準備をしておくべきだったとか、話す内容の吟味が必要だった等。

 この場合、「研究レポートを書く」ということが目的になるので、どの子もが「レポートを書く力」 が身についたかどうかが問われる。発表会は、極論すれば、本題材とは直接関係がなく、互いにどんな内容を調べたかを交流する場であるととらえると、授業後の意見交流は授業者のねらいとは距離がある。

 「発展学習」を考えるとき、「指導要領は最低基準」ということと関連させていくとわかりやすい。教科書等で示された事柄や内容をどの子にも確実に身につけさせることが「最低基準」を乗り越える目安である。しかし、子どもによっては、あるいは学習集団においては、教科書の意図する事柄や内容を乗り越え、次の課題を求めて学習を進めることが多い。「言葉の研究レポート」でいえば、「発表会」がそれにあたる。到達させるべきものを次々と加えるのでなく、習熟・発展を意図した軸足を定めて、子どもの学習ぶりをみていくことが「確かな学力」を考える上で大切であると考える。

 本書は「発展学習」に役立つプリントを中心にまとめた。「発展学習」を「指導要領は最低基準」ということと関連させていくと、多様な学習資料が手元にあった方が指導に意欲が沸くだけでなく、子どもの学習意欲にこたえることができるということから、まとめたものである。

 一・二年の指導ということに限っていえば、発展学習を意識するとかしないということに限らず手もちの指導材料をたくさん用意しておく方がゆとりを持って子どもと向かい合うことができる。それは、多様な反応をする子どもたち一人一人の学びに寄り添わなければ充実したものにならないからである。

 今、いろいろなところで話題になっている最低基準、発展学習、個に応じた指導という面から考えれば、今まで以上に指導のポイントを明確にすることが求められているということになる。

 本書は、このような課題にこたえるために豊かな指導というだけでなく、最低基準とするものをのりこえた子どもたちに更にどんな指導をしたらよいかといういわゆる発展学習に向けて、プリントという面から指導を見直したものである。

 したがって、「発展学習」とは何かを定義づけて、それに合わせる形でまとめたものではなく、教室の実態から、このプリントは役に立った、とか、子どもの学習効果があったというものが多い。本書のプリントをヒントに、新たにそれぞれの学級の実態に沿ったプリントが作られ、子どもの学力を伸ばすことに役立ってほしいという思いは強い。

 国語科における「発展学習」は他の教科のようにあらためて内容が加わるという性質のものではない。指導内容や指導事項をより確かにしかも深く考えさせるためにはどうしたらよいかあるいは興味・関心を持たせて自ら進んで課題に取り組む学習に向かう力を育てるにはどうすればよいかという面から捉えた方が分かりやすい。

 本書はこのような考えから「授業で使える」ということを大切にした。本書の発展学習プリントが授業に役立つとともにこのプリントが手がかりになり新しいプリントが生まれるという期待もある。多くの教室で役立てばいいなという願いもある。

 本書に指導記録や資料を提供して下さった先生、いわゆる共著者は、全国の各地で地道な実践を積み上げておられる方ばかりである。指導資料やプリントの奥にある実践への熱い思いを読み取って頂ければ幸いである。

 本書の刊行に当たって明治図書江部満様、及川誠様に企画から出版まで大変お世話になりました。感謝しています。


  平成十六年   /吉永 幸司

著者紹介

吉永 幸司(よしなが こうし) 著書を検索»

1940年 滋賀県長浜市生。

滋賀大学学芸学部卒業・能登川中学校,滋賀大学附属小学校教諭,堅田小学校,長等小学校教頭,滋賀大学附属小学校副校長,仰木の里小学校校長を経て現在京都女子大学発達教育学部教授。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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