- まえがき
- 全学年で使える漢字
- ―面白授業のアイデア
- [1] 漢字は奥が深い! 日本の心、長寿のお祝い
- [2] 「ひらがな日記」を漢字に変換!
- [3] 「マイ漢字辞典」をつくろう―○○さくいんを使って調べられるかな―
- [4] 成り立ちがわかる「漢字カルタ」
- [5] 盛り上がる! グループ対抗漢字クイズ大会
- [6] 仲間はずれを探せ! 漢字の部首でグルーピング
- [7] 漢字ランキング―漢字を楽しく振り返ろう
- [8] 「漢字ミッケ」―使い方・作り方
- [9] 3Dは効果的だ―漢字を立体的にとらえる!
- [10] 漢字が得意な人の覚え方―あなたはどっち?
- [11] ポストイット 漢字パズルで遊ぼう!
- [12] 子どもは大大好き! 漢字ペーパーチャレラン
- [13] 「町の中にある漢字」探しクイズ
- [14] 「ここに入るのは何?」 漢字ナンクロで楽しく語彙を増やす
- [15] 意味を考えながら漢字つなぎをしよう
- [16] 「活用」によるイメージ化から「漢字」が身につく!
- 低学年・特別支援で使える漢字
- ―面白授業のアイデア
- [17] 手の感覚を使って、漢字を練習する方法
- [18] 漢字から発想する「まとめ」の文章
- [19] 虫食い文章に入れる漢字探しでする学習力UP
- [20] 漢字を分解してなぞなぞを作ろう
- [21] 漢字でお絵かき 漢字から絵をかこう
- [22] 「漢字を見て気づいたことを書く」 漢字カードの工夫
- 中学年・高学年で使える漢字
- ―面白授業のアイデア
- [23] 「漢字で遊んでみる」 漢字カードの工夫
- [24] 「答えが一つではない」 漢字テストの工夫
- [25] 誤りやすい漢字は「ダウトを探せ」で!
- [26] 習った漢字を用いて短文作りを!
- [27] 新出漢字は、音訓セットで教える!
- [28] 学年のねらいに応じた「漢字ビンゴ」
- [29] 「同音異義語だじゃれ」に挑戦
- [30] キーワードを絵に―「隠れた漢字はなあに?」
- [31] 回りのヒト・コト・モノの漢字書けるかな
- [32] 漢字をみつける・あつめる・わける
- [33] 漢字をつくってみよう
- [34] 見開き二ページの中から漢字のミニテスト
- [35] 新出漢字で文章作り
- [36] 漢字辞典はクイズの種本―漢字に部首あり―
- [37] 習ってない漢字も分かっちゃおう「さあ、通信読むよ」
- [38] パーツで漢字を覚えよう!
- 高学年で使える漢字
- ―面白授業のアイデア
- [39] 「連絡帳作文」で既習漢字の習熟を図る
- [40] 「漢字カルタ大会」 読み札作りで楽しく!
- [41] 「部首カルタ大会」 読み札作りで楽しく!
- [42] 身の回りの自然をキーワード漢字で覚えよう
- [43] 「画の接し方」のひみつを見つけよう
- [44] 漢字から「文字のひみつ」を見つけよう
- [45] 漢字苦手意識を払拭する 子どもの特性や発達を見つめての漢字学習
- [46] 食べ物≠フ名前から漢字を学ぼう
- [47] 図書室探検で漢字ワールド
- [48] 新聞づくりで漢字の日常化!
- [49] 意味やイメージから心に残る漢字を見つけよう!
- [50] 仲間集めゲーム・漢字コレクション!
- [51] 漢字で見える! 消防自動車のひみつ
- [52] 「ネコ」にあって「イヌ」にないものなんだ
まえがき
子どもたちに「漢字 好き?」とたずねれば、好きと答える子はとっても少ない。「漢字は、面倒だから使いたくない。」「画数が多くて難しい。」「覚えるのが大変!」という答えがすぐに返ってくる。
でも、そうは思わせたくない。言葉の世界は、たくさんの可能性を秘めているのだから。きっと、知れば知るほど、子どもたちは言葉を使いたくなるはず。
この本は、こんな思いを実現させようと、28名の教師が懸命に創意をもって取り組んだ実践集です。合い言葉は、「漢字って面白い! 使いたい!」です。52本の実践は、漢字に対する「へー、なるほど!」はもちろんのこと、漢字には深い意味があり、イメージを一瞬でつかませる力があること、さらには、漢字の意味の広がりを実感すると、自分の思いを伝えたり、相手の思いを推し量ったりするときに便利であることを児童に実感をもって気づかせる実践ばかりです。
これらの実践をもとに、「漢字って面白い! 使いたい!」と思う児童をどんどん増やし、漢字を他教科や日常のあらゆる場面で、自分を表現し理解することに使っていってほしいです。
楽しく言葉を学ぶ国語教室の創造に、お役に立てばとても幸いです。
最後になりましたが、出版にご尽力いただいた樋口雅子編集長、二瓶弘行先生に厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。
/藤井 大助
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- 明治図書