- まえがき
- 序章
- 第1章 わかる・楽しい授業をめざす高嶺小学校の支援
- 第2章 担任としての支援
- わかる授業
- 1 予想を立てると,子供は感動する
- 6年「立体」
- 2 ヒント包含法を使おう
- 4年「面積」
- 3 ◯をつけてもらうとうれしいな
- 1年「ひきざん(1)」
- 4 テープ図ってかんたん
- 2年「かくれた数はいくつ」
- 5 二人で対話をしよう
- 1年「たすのかなひくのかな」
- 6 ノートに解き方いっぱい
- 3年「小数」
- 7 ひとり学習を1時間のわくからとりだそう
- 6年「場合を順序よく整理して」
- 8 2つの考えがつながったよ
- 5年「面積」
- 楽しい授業
- 9 へんしーん「ミニたまちゃん」
- 1年「たしざん(2)・ひきざん(2)」
- 10 数字のひみつさがし
- 4年「カレンダーのひみつ」
- 11 不思議な計算
- 6年「198をつくろう」
- 12 私は,おだんごやさん
- 3年「わり算」「あまりのあるわり算」
- 13 水筒のかさを比べよう
- 2年「かさくらべ」
- 14 ぼくらのすごろく大作戦
- 7組「計算をしよう」
- 第3章 TTとしての支援
- わかる授業
- 1 ミニ授業でみんな安心
- 2年「かくれた数はいくつ」
- 楽しい授業
- 2 授業の流れに変化をつけよう
- 3年「分数」
- オチエモンのアイデア
- 第4章 学年・学校としての支援
- わかる授業
- 1 三角形の面積はこれが一番
- 5年「面積」
- 2 これで授業は大成功
- 4年「垂直・平行と四角形」
- 3 やる気が動いた授業診断
- 4 スモールステップを考えよう
- 1年「ひきざん」
- 5 使ってみようマニュアル
- 6 子供のつぶやきは授業の宝物
- 6年「分数のかけ算を使って」
- 楽しい授業
- 7 歌っていたらわかったよ
- 2年「ふえたりへったり」
- あとがき
まえがき
志水廣先生の著書「分かる・できる算数授業づくりのコツ」のまえがきに
「授業というのは,教師も子供も楽しくなければならない。」
これは私の信条である。
と,述べておられる。私も全く同感である。教師だけが楽しくて,子供が楽しくなければ,子供は算数の授業がいやになったり,意欲をなくしてしまう。教師と子供が共に楽しければ,授業は盛り上がり,子供の目は輝き,色々な考えが子供の頭から飛び出してくる。私たち高嶺小学校の教師は,子供が生き生きと活発に活動し,次の算数の授業が待ち遠しいと言ってくれる授業がしたくて,授業研究を積み重ねてきた。ある程度研究の成果の蓄積ができたので,志水先生の勧めもあり1冊の本にまとめてみることにした。研究はまだ十分し尽くしたとは言えないが,これだけのことがあれば子供と共に算数の授業が楽しくできると考えている。
私たちは,授業研究会でするような教材研究をし尽くした手間暇のかかった授業ではなく,常日頃の授業に少し工夫をすれば,こんなにも授業が変えられるのかということを考えた。志水先生の言葉を借りるなら,これが「授業づくりのコツ」だと考える。ぜひ先生方にご一読いただき,授業を実践してその成果や不備なこと,改善すべきことを私たちにお寄せいただきたい。先生方と共に考え,より楽しい・わかる授業をめざしたい。
最後になりましたが,高嶺小学校の職員に対し誠心誠意ご指導いただいた愛知 教育大学助教授・志水廣先生に感謝申し上げ,また,図書発行にご尽力くださいました明治図書出版株式会社取締役第一編集部長・樋口雅子様に感謝いたします。
平成11年春 豊田市立高嶺小学校長 /深津 美博
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- 明治図書