- 監修の言葉
- はじめに
- 第1章 資質・能力を育む「国語」 授業づくりのポイント
- 国語科の学習指導要領改訂のポイント
- 国語科の授業づくりのポイント
- 三つの柱に沿った目標設定の仕方
- 第2章 資質・能力を育む「国語」 授業の実際
- [聞くこと・話すこと]
- ▼小学部
- 小学部1段階 対象:小学部1年生 01 上下どっち
- 小学部1段階 対象:小学部2年生 02 先生が指さしている絵は何?
- 小学部1段階 対象:小学部4年生 03 やってみよう!
- ブロックを合わせたり言葉に出してみたり!
- 小学部2段階 対象:小学部3年生 04 ほしいカードを「音声ペン」を使って伝えよう
- 小学部3段階 対象:小学部6年生 05 正しく聞いて伝えよう
- ▼中学部
- 中学部1段階 対象:中学部3年生 06 理由と合わせて説明しよう
- 中学部1段階 対象:中学部3年生 07 よく聞いて,質問に答えよう!
- 音声ペンの活用を通して
- 中学部1段階 対象:中学部3年生 08 相手に注目して話をしっかり聞こう
- 中学部2段階 対象:中学部3年生 09 友達と一緒に分かりやすく発表しよう!
- 行ってみたい名所・国編
- ▼高等部
- 高等部1段階(一部小・中学部) 対象:高等部1年生 10 思いや考えを伝えよう
- 高等部1段階 対象:高等部3年生 11 状況をイメージしながら説明しよう!
- 形が変わったら重さはどうなる?
- [書くこと]
- ▼小学部
- 小学部1段階 対象:小学部5年生 12 なぞり書き
- 小学部2段階 対象:小学部3年生 13 書いて作ろう ワクワク絵本
- 小学部2段階 対象:小学部6年生 14 日記を書こう
- 小学部2段階 対象:小学部6年生 15 スリ一ヒントクイズに答えオ一プン!
- ▼中学部
- 中学部1段階(一部小学部3段階) 対象:中学部3年生 16 アプリを使って連絡帳を書こう
- 中学部2段階 対象:中学部3年生 17 CMを作ろう
- iPadで伝えよう
- 中学部2段階 対象:中学部3年生 18 物語の世界へ行こう
- ▼高学部
- 高等部1段階(一部小学部3段階) 対象:高等部1年生 19 説明書作り
- 書いて,読んで,やってみよう
- 高等部2段階 対象:高等部1年生 20 話を聞いてメモを取ろう
- [読むこと]
- ▼小学部
- 小学部1段階 対象:小学部1年生 21 言葉のイメージを体感しよう
- くっついた
- 小学部1段階 対象:小学部3年生 22 濁点・半濁点が付く平仮名
- 小学部3段階 対象:小学部6年生 23 言葉で絵合わせパズル
- ▼中学部
- 中学部1段階 対象:中学部2年生 24 書いていないことを読み解け!謎解きゲーム
- 中学部2段階 対象:中学部1年生 25 群読に挑戦しよう
- 中学部2段階 対象:中学部1年生 26 インタビューで聞いたことを発表しよう
- 中学部2段階 対象:中学部2年生 27 詩を読もう
- 中学部2段階 対象:中学部3年生 28 説明文を読もう
- ▼高学部
- 高等部1段階 対象:高等部3年生 29 鼻
- 状況をイメージしながら様々な感情を捉える
- 執筆者一覧
監修の言葉
本「授業アシスト」シリーズは,文字通り読者の授業をアシストすることを意図して,編集に工夫をしている。まずは,今回(平成28年〜31年)の学習指導要領改訂のポイント,とりわけ,教科等において育成を目指す資質・能力の三つの柱に基づく各教科の授業づくりのポイント,資質・能力の三つの柱に沿った目標設定の仕方についての理論的な解説を加えたのち,授業の実際を各教科別の構成に即して提供している。
今回の学習指導要領改訂では,インクルーシブ教育システムの理念を踏まえ,すべての学校において特別支援教育を進めること。そのためには,特別支援学校でも小・中・高等学校に準じた改善を図ること。小・中・高等学校と特別支援学校との間で教育課程が円滑に接続していけるようにしていくこと。教師同士は教育活動の在り方と相互の連続性を可視化していくこと。そのことを通して学びの連続性を実現することが目指されている。また,教科等と教育課程全体のつながりや,教育課程と資質・能力の関係を明らかにし,児童生徒が未来を切り拓いていくために必要な資質・能力を確実に身に付けられるようにすることが重要であるとして,学習する児童生徒の視点に立ち,育成を目指す資質・能力の要素について三つの柱として整理された。つまり,すべての教科等について,この力はこの教科等においてこそ身に付くのだといった,各教科等を学ぶ本質的な意義を捉え直す議論が展開され,各教科等の目標・内容について,育成を目指す資質・能力の三つの柱に基づき整理されていることを,理解してほしい。
知的障害者である児童生徒に対する教育課程にあっても,小学校等の学習指導要領等の改訂において,各学校段階のすべての教科等において育成を目指す資質・能力の三つの柱に基づき,各教科等の目標や内容が整理されたことを踏まえ,知的障害者である児童生徒のための各教科の目標や内容について小学校等の各教科の目標や内容の連続性・関連性を整理することが必要であるとしている点に留意したい。また,各部の各段階において育成を目指す資質・能力を明確にすることで計画的な指導が行われるよう,各段階共通に示している目標を,段階ごとに示すことが必要とされ,各部間での円滑な接続を図るため,小学部,中学部及び高等部の各部や各段階の内容のつながりを整理し,小学部と中学部,中学部と高等部間や段階間で系統性のある内容を設定することが必要であり,特に,これまで1段階のみで示されていた中学部については,新たに第2段階を設けられていることなどについても,具体的な授業の実際を紐解いてもらえれば,読者の授業に大いに役立つものと期待している。
本シリーズを通して,国語,算数・数学,自立活動の指導について,今回の学習指導要領改訂の意図されたことを理解し,一人一人の児童生徒の実態に即した授業づくりにいささかなりとも寄与できれば幸いである。
監修者 /宮ア 英憲
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- 明治図書
- 特別支援学級の方をだしてください。2021/6/5わん