- 本書の使い方、活かし方
- 一文マスターカード―その意義と効用―
- 文字・語句・言葉遣いに関する一文マスターカード
- 1 まちがいやすい漢字に注意して
- 2 1年生の漢字を正しく
- 3 2年生の漢字を正しく
- 4 敬体の文章
- 表記法に関する一文マスターカード
- 1 長音の使い方
- 2 小さな文字に注意@/小さな文字に注意A
- 3 助詞の「は」
- 4 助詞の「へ」
- 5 助詞の「を」@/助詞の「を」A
- 6 句点の打ち方
- 7 読点の打ち方@/読点の打ち方A
- 8 会話文の書き方@/会話文の書き方A
- 9 「てにをは」の使い方
- 文及び文章構成に関する一文マスターカード
- 1 読点の位置と文
- 2 一文を短く@/一文を短くA
- 3 整った文
- 4 主語と述語@/主語と述語A
- 5 作文用紙の使い方
- 6 正しい行がえ
- 7 文のねじれ
- 総合マスターカード
- 1 総合問題@
- 2 総合問題A
- 3 総合問題B
- 4 総合問題C
- 解説・正解例と指導のヒント
- 一文マスターカード形成学力系統表
- 編者の作文コラム
- 国語教師の特長と作文力
- 辞書の常携、辞書の常用
- 日常生活の取材化
本書の使い方、活かし方
本書は、学習指導要領に準拠して一文一文を正しい日本語のきまりに従って書く力をつける新教材である。序文で本書の特色を理解した上で、次の諸点を参考に活用すれば必ず著効を実感するに違いない。
1 まずは、問題を子ども自身に直接作業実施させる。この段階で子どもの間違いや不十分さを把握する。
2 次に教師が正解を示し、子どもに「不備、不足、不十分の具体的自覚」をさせる。どこが、なぜ誤りなのかを明示して分からせる。
3 最後に、範例を丁寧に、正しく清書させる。教師が必ず評価、指導を加えて終了する。
「ためし」「本番」とも、教材は易から難へと配列されている。「ためし」を丹念に扱えば「本番」はほぼ子どもの力でできるように作られている。
子どもの実態に応じ、どのカードから使ってもよい。また四五分間に囚われず、一〇分、一五分の活用も工夫されたい。
これらを反復していけば「正しい一文」を書く力がマスターされる。その上で長い文章を書くには、『作文ワーク』(学年別全6巻・明治図書刊)の活用をお薦めしたい。
編著者 /野口 芳宏
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- 明治図書
- スモールステップで進んでいくところがいい。2020/3/2950代・小学校管理職