「言葉による見方・考え方」とは何か

「言葉による見方・考え方」とは何か

新刊

総合75位

「言葉による見方・考え方」のすべてがわかる

現行学習指導要領の最重要キーワードの1つでありながら、その実像は見え難い「言葉による見方・考え方」。「言葉による見方・考え方」研究の第一人者である著者が、学習指導要領における位置づけから、系統と具体、授業づくりまで徹底解説する一冊。


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ISBN:
978-4-18-374029-8
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小・中・高
仕様:
四六判 240頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年7月16日

もくじ

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はじめに
第1章 「言葉による見方・考え方」とは
@ 「言葉による見方・考え方」が国語授業の危機を救う
国語の「授業」が抱える課題
現行学習指導要領の考え方の可能性
「資質・能力」とは
「深い学び」とは
「見方・考え方」とは
「言葉による見方・考え方」とは
A 学習指導要領から見える「言葉による見方・考え方」
指導事項と解説をあわせ読むことで具体が見える
小学校学習指導要領の「見方」には何があるか
「知識及び技能」から
「思考力・判断力・表現力等」から
中学校学習指導要領の「見方」には何があるか
「知識及び技能」から
「思考力・判断力・表現力等」から
高等学校学習指導要領の「見方」には何があるか
「知識及び技能」から
「思考力・判断力・表現力等」から
「考え方」には何があるか
小学校学習指導要領より
中学校学習指導要領より
高等学校学習指導要領より
B 国語科の学習で働かせる「見方・考え方」の整理
学習指導要領から捉えた「見方」を抽出する
学習指導要領から捉えた「考え方」を抽出する
国語科教育の研究、実践に見る発達段階に応じた「考え方」
発達段階に応じた「考え方」の提案
「読むこと」で働かせる「見方」の整理と提案
「話すこと・聞くこと」「書くこと」で働かせる「見方」のポイント
第2章 「言葉による見方・考え方」の系統と具体
発達段階に応じた「言葉による見方・考え方」の具体
小学校低学年の物語
小学校低学年の説明文
小学校低学年の「話すこと・聞くこと」
小学校低学年の「書くこと」
小学校中学年の物語
小学校中学年の説明文
小学校中学年の「話すこと・聞くこと」
小学校中学年の「書くこと」
小学校高学年の物語
小学校高学年の説明文
小学校高学年の「話すこと・聞くこと」
小学校高学年の「書くこと」
中学校の物語
中学校の説明文
中学校の「話すこと・聞くこと」
中学校の「書くこと」
高等学校の小説
高等学校の論説文
第3章 「言葉による見方・考え方」を育み、働かせる授業づくり
授業づくり7の原則
学習課題の設定
追究の見通し
個人追究
対話
まとめ
振り返り
活用への見通し
見通しを大切にする
OECDの考え方
自己調整学習
ファシリテーション
学習の個性化
考え方の見通し
見通しのもたせ方
教師が示す
教師が示した後、モデル活動を行う
モデル活動から「見方・考え方」を引き出す @
モデル活動から「見方・考え方」を引き出す A
学習者の既有知識を生かす @
学習者の既有知識を生かす A
言葉による見方・考え方×思考ツール
「見方・考え方」と思考ツールの相性
個別最適な学びと協働的な学びを支える思考ツール
思考ツールを活用した単元モデル(『海の命』)
引用・参考文献

はじめに

 国語の授業を行う大きな目的は、子どもたちに資質・能力をつけることでしょう。資質・能力の具体は、各領域の指導事項です。そして、指導事項に記載された「気持ちの変化を想像」している状態は、例えば「変化する反復表現」に着目し、「比較する」といったように、「気持ちの変化を想像する」ための視点と考え方を働かせることにより実現できるものです。問題解決のための視点と考え方は現行の学習指導要領では「見方・考え方」と呼ばれ、国語科でのそれは「言葉による見方・考え方」となります。

 しかしながら、管見の限りでは、「言葉による見方・考え方」を育み、働かせることを意識した授業づくりはあまり浸透していないのではないかと感じられます。矢継ぎ早にキーワードが登場し、様々な課題への対応が迫られる中、問題解決能力育成に課題の大きい国語の授業づくりを大きく前に進めるであろう「言葉による見方・考え方」を大切にした授業づくりが霞んでいる現状は、危惧すべき状況です。

 そこで本書では、まず、「言葉による見方・考え方」の具体を小中高の学習指導要領および解説、また、国語科教育の研究・実践から取り出し、発達段階・各領域で働かせる「見方」「考え方」を整理しました(第1章)。しかし、見方・考え方が書かれていても、具体的な授業場面が見えてこないとイメージはわきにくいものです。そこで、第2章では、小学校から高等学校まで、学年と領域に応じた教材、学習課題、見方・考え方、反応例を示しました。ただ、授業の場面だけだと授業全体のイメージはわきません。第3章では、見方・考え方を育み、働かせるための1時間の授業デザインを提案しています。中でも、授業の「見通し」は、見方・考え方を育み、働かせていくための最重要ポイントです。「見通し」について、様々な見地から整理すると共に、見通しのもたせ方について複数の提案をしました。また、見方・考え方は、文で示すより、図式化することで、子どもはイメージしやすくなります。最後に見方・考え方を思考ツールに載せた単元プランを提案しました。

 本書が国語の授業で資質・能力の育成を願う先生方の一助になれば幸いです。


  2024年5月   /小林 康宏

著者紹介

小林 康宏(こばやし やすひろ)著書を検索»

長野県生まれ。横浜国立大学大学院修了後,長野県内の公立小中学校に勤務。元長野県教育委員会指導主事。現和歌山信愛大学教授。日本国語教育学会理事。全国大学国語教育学会会員。きのくに国語の会顧問。東京書籍小学校国語教科書「新しい国語」,中学校国語教科書「新しい国語」編集委員。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 国語科の「見方・考え方」に関する内容のものはほとんど見当たらず,系統的に整理してある本書で学びたいと思う。
      2024/7/750代・小学校教員
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