人間関係形成能力を育てる学級経営365日ガイドブック 2年

人間関係形成能力を育てる学級経営365日ガイドブック 2年

近日刊行予定

つながる力で最高の学級経営を!2年担任365日の仕事術

人間関係形成能力を育て学びやすく居心地のいいクラスづくりへ!子どもたちの「つながる力」を引き出すことで、学級は最高のチームになります。2年生の1年間365日の学級づくりについて、月ごとのポイントをまとめてわかりやすく解説した、2年担任必携の書です。


紙版価格: 2,376円(税込)

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ISBN:
978-4-18-372221-8
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 184頁
状態:
近日刊行
出荷:
2024年2月26日

目次

もくじの詳細表示

シリーズ発刊に寄せて
まえがき
第1章 なぜ,いま「つながる力」か
1 世界の中の日本人の幸福度
2 私たちの幸福度
3 日本人のつながり方
4 「閉じた乏しい人間関係の」国,日本
5 人間関係形成能力と学習指導要領
6 人間関係形成能力とは
7 安全基地と仲間
8 今こそ,他者とつながる力を子どもたちに
第2章 2年生になったら
1 どう世界は広がるか
2 どう心に寄り添うか
第3章 人間関係形成能力を育てる学級経営365日 2年
1 春休み つながる環境づくり
1 短い春休みの時間術
2 子どもをつなぐ教室環境
3 子どもとつくる教室掲示
4 ルールづくりの構想
5 初日につながる準備
2 4月 つながるシステムづくり
1 つながりの基盤となるもの
2 学級システムの共有―安心感と所属感でつながる―
3 楽しさの共有―楽しいチーム体験でつながる―
4 目標の共有―学級目標を使い倒す―
5 気持ちの共有―今後につながるお隣さんとのつながり―
6 学び方の共有―つながりを生む授業のつくり方―
7 子どもは環境を映し出す鏡―1カ月目の振り返り―
3 5〜7月 つながるよさを体験しよう
1 当番活動でやってみる
2 係活動でやってみる
3 運動会でやってみる
4 1年生との交流でやってみる
5 児童会行事でやってみる
6 ピンチをチャンスに!6月危機にやってみる
7 地域とのつながりでやってみる
8 話合い活動でやってみる
4 夏休み エネルギーを蓄え,やる気を高める夏
1 気になっていたことをやる
2 やりたいことをやる
Column1 新採用1年目,苦い思い出と先輩への感謝
5 9〜12月 つながる力が発揮されるとき
1 夏休み明け,学びを生かすときがやってきた!
2 9月,つながりで種が芽を出す係活動
3 つなげてきた成果が授業であふれ出す
4 春から秋の教室掲示でつながった心
5 10月,発表会成功の裏につながりあり
6 11月危機?力を発揮するチャンスじゃないか
7 12月,お楽しみ会で合意形成
6 冬休み ポイントを絞って仕事をし,ゆっくり休む!
1 年度末を楽にするために
2 いいスタートを切るために
Column2 サプライズ!先生たちからの贈り物
7 1〜3月 3年生に向けて羽ばたける子に
1 もっとつながろうと思うには
2 つながる力の成長を自覚するには
3 手放す準備をどうする?
4 学級じまいをどうする?
あとがき

まえがき

 先日,ある学校のPTA講演会でお話する機会をいただきました。PTA会長さんが私の著書を読み,「子どもたちへのかかわり方について話をしてほしい」と依頼してくださったのです。

 できる限り保護者の要望に応える話をしたいと思い,私は保護者の皆さんに,子どもに望むことをたずねました。すると,健康,優しさ,心の強さ,得意なことがある,友達が多い,安定した就職,など多くの意見が出されました。ではなぜ,それを願うのか。面白いことに,「なぜ健康が必要か→その方が幸せだから。」のように,突き詰めて考えていくと,すべての願いは


     子どもに幸せになってほしい


という願いに行き着くのです。

 そこで,「幸せになる力」について各種の書籍や研究でどのように書かれているか調べました。すると,出てくるキーワードのおよそ半分は「自己決定力」「行動力」のような個人にかかわる能力,あと半分は「社会性」「コミュニケーション能力」「共感力」などの他者との関係性をつくる能力が占めたのです。


     幸せになるために,人とかかわる力は重要


これは,確かと言えそうです。

 人とかかわれば,楽しさもある一方で悩みも生まれます。違う考えの多くの仲間と活動する学校ではトラブルも起きます。そんな子どもをどう励まし,支えていくか。幸せに「つながる力」をどう後押ししていくか。保護者と一緒に考える時間は,とても有意義なものでした。

 授業参観の後に行われたPTA講演会が終わると,会場に残ってくださった保護者の一人が,ボロボロと泣きながら質問をくれました。


 「実は今日,授業参観を見て,私心が折れたんです。息子は活動にうまく参加できなくて,泣いて途中から参加しなくなって…。帰って息子に会ったら,今までの私なら『ちゃんとしろ』って注意していました。でもこれって講演会で出てきた『勇気くじき』だったんですね。帰ったら息子に何て声を掛けたらいいでしょうか。」


 私はこう答えました。


 「『久しぶりに学校の様子が見られて,嬉しかったよ』って言ってあげてください。もし,『ぼくはうまくできなくて嫌だった』とか,『見られたくなかった』とか,息子さんが反論しても,それでも『新しい先生も見られたし,どんな教室にいるのか見られたし,行ってよかったよ。ほら,ごはん食べよう!』って笑ってあげてください。」


 3年間にも及ぶ全国ソーシャルディスタンス期間があったのです。その長い期間,対面の話し合い活動が制限され,肌に触れ合う体育もできず,給食は黙食,その他多くの人とのかかわりをできずにきたのです。

 大人にとっては「制限」でも子どもにとっては「未経験」です。かかわり方を知らないまま成長してきたのです。うまく活動できなくて当然でしょう。


 だからこそ,「つながる力」を育むことは,学校の責務ではないでしょうか。人とのかかわり方は,仲間とかかわる経験の中でしか学べないからです。そこで本書では,できるだけ具体的に,「つながる力」を引き出す実践を紹介します。それが一つでも多くの教室で子どもたちがつながるきっかけとなり,先生方と子どもたちの笑顔につながることを願っています。


   /岡田 順子

著者紹介

赤坂 真二(あかさか しんじ)著書を検索»

1965年新潟県生まれ。上越教育大学教職大学院教授。学校心理士。ガイダンスカウンセラー・スーパーバイザー。日本学級経営学会(JACM)共同代表理事。19年間の小学校勤務では,アドラー心理学的アプローチの学級経営に取り組み,子どものやる気と自信を高める学級づくりについて実証的な研究を進めてきた。2008年4月から,これから現場に立つ若手教師の育成,主に小中学校現職教師の再教育にかかわりながら,講演や執筆を行う。

岡田 順子(おかだ じゅんこ)著書を検索»

1975年新潟県生まれ。上越教育大学教職大学院修了。新潟県公立小学校教諭を経て,2019年度から2022年度まで新潟大学教育学部附属長岡小学校に勤務。現在は授業と生徒指導の一体化を目指し研究を進めながら,学校経営に携わっている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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