GIGAスクール構想で変える!1人1台端末時代の算数授業づくり

GIGAスクール構想で変える!1人1台端末時代の算数授業づくり

新刊

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「1人1台端末」を算数授業でどう活かすのか?授業づくり入門書

GIGAスクール構想や環境の変化により、ICT活用の流れが加速しています。1人1台のタブレットPC導入で、算数の授業づくりも確実に変わります。1人1台端末時代の算数授業づくりについて、はじめの一歩から有効な使い方、授業モデルまでをまとめた入門書です。


紙版価格: 2,200円(税込)

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ISBN:
978-4-18-343817-1
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 184頁
状態:
在庫あり
出荷:
2021年9月27日
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Contents

もくじの詳細表示

はじめに
1章 GIGAスクール構想で変える!1人1台端末の算数授業づくり
1 1人1台端末の算数授業モデル
6年「場合の数」
@問題を提示する
A問題を考える
B全体で考えを交流する
C子どものつぶやきから置き換える
D考えを振り返る
5年「整数と小数」
@問題を提示する
A同じところや違うところをみつけよう
Bなぜ42.195なのかを考えよう
C考えを共有しよう
D違う問題を考える
E考えを振り返る
2 2本の授業モデルを徹底解説!
@本校のタブレット端末環境
A6年「場合の数」の実践解説
B5年「整数と小数」の実践解説
C2つの実践を通して
2章 算数が1人1台端末の授業を行いづらい6つの理由
1 なぜ「算数が1人1台端末の授業を行いづらい」と感じるのか
2 その@ 絶対解という存在
@納得解ではなく絶対解
A人に知られるということを恐れる
3 そのA 算数には洗練された表現がある
@5つの表現
Aタブレット端末独自な表現はあるのか
4 そのB アナログ教具がもうすでにある
@デジタルではないアナログ教具という存在
A自分はできるのか
Bデジタルの限界
Cデジタル上での操作
5 そのC 多様性を認めていない可能性
@多様な考え
A多様な考え,表現の仕方になっている!?
B多様性を認めない環境
6 そのD 算数授業の進め方
◆算数授業の進め方を再考せよ
7 そのE 教師観が古い
@アップデートしていますか
A二項対立
Bどうにかなってしまうという事実
3章 算数授業のここで使える!1人1台端末の有効な使い方
1 絶対解をうまく利用せよ
@考えを共有する場面×納得解
A考えを共有する場面×納得解の実践
B「絶対解」が使えないわけではない
2 表現力が増す
@言葉+タブレット端末の画像
A説明をしている子どもたち
B「相手意識」を取り入れた実践
C情報活用能力を意識している
D「情報」はどこから集めるのか
E「情報」という言葉を使った実践
F教師も「相手意識」を
3 教師観をアップデートせよ
@アナログもデジタルもどちらも大事
Aタブレット端末なし時代の実践
Bタブレット端末ありで行うとしたら?
C「子どものために」は危険な言葉かもしれない
D“同じ”からの脱却を!
EAI型ドリルは適切に使おう!
F自力解決も“みんな同じ”からの脱却を!
4 デジタル教具とアナログ教具との共存
@内容論と方法論を同時並行に考える
Aアナログ教具ではなくデジタル教具
B内容論と方法論を同時に作成したデジタル教具@
Cデジタル教具A「位取り表」
Dクラウドを使う
Eタブレット端末を導入するとマイナスになる?
F予想を超える子どもたち
Gアナログ教具を使う場面
5 算数授業の進め方で意識していること
@自分の算数授業を解体せよ
A授業づくり2021
Bめあてについて考えよう
C多様な考えをどう扱うのか
D教室環境を再考せよ
Eスライド
4章 子どもたちが考える!1人1台端末の算数授業 9つの利点
@場所・時間を問わずに取り組める
A情報を送り合うことができる
B自分が必要な画像や動画などのデータを蓄積することができる
C自分の考え・動きを可視化することができる
D友達の考えをすぐに知ることができる
E子どもたち自身で考えを比較することができる
F子どもたち自身で考えを整理することができる
G子どもたち自身で考えを分析することができる
H子どもたち自身で考えを構造化することができる
5章 実践!1人1台端末の算数授業最新アイデア
1 家庭学習と学校の授業のシームレス化を目指して
パターン1 5年「整数と小数」
パターン2 6年「文字と式」
パターン3 家庭学習で動画をみる
2 デジタル振り返りの可能性
@アイデア1デジタル振り返り
Aアイデア2振り返りをAIテキストマイニングに
3 授業にちょっと一工夫
@領域ごとにファイルを分けておく
A学びタイム
Bルーブリックづくり
C1人1台タブレット端末の授業バージョンの一人ひとり違うめあて
D小テスト
E単元表を子どもたちに配付
参考・引用文献,サイト
おわりに

はじめに

 「自分が転勤して,1人1台端末がない環境になったら……」

 そんなことを数年前から考えることがあります。

 私は今の学校で採用されているので,基本的には転勤などはないですし,GIGAスクール構想によって,1人1台端末がない環境はほぼありません。はっきりといえることは,「1人1台端末がない環境には戻りたくない」ということです。

 それほど「1人1台端末ありの授業」には,

・子どもが自分の考えを整理することができる

・子どもが自分の考えを深めることができる

・子どもが自分の考えを相手に伝えることができる

などの子どもの学びの速度があがるというメリットがあるからです。

 でも,「1人1台端末ありの授業」が私自身スムーズに行えるようになるには,時間がかかりました。授業で自分の考えをみんなに発表する場では,「発表会のようになってはダメだ」と提案しておきながら,最初のころは単なる「発表会」になっていました。

 本音では,算数が1番端末を授業に取り入れづらいと思っていました。しかし,試行錯誤をしていくなかで,「タブレット端末をどう使うのか」ではなく,「タブレット端末を使って授業をどう変えたいのか」という発想が大切であることに気づきました。本書では,この発想にいたるまでに考えてきたこと,さらに,この発想をもとに考えたこととして,

・なぜ算数授業で導入することが難しいと思ったのか

・算数授業における有効な使い方

・将来的な構想  について書いていきます。

 本書が読者のみなさまの算数授業を「1人1台端末ありの算数授業」にアップデートするための一助になることを願っております。


  2021年8月   /樋口 万太郎

著者紹介

樋口 万太郎(ひぐち まんたろう)著書を検索»

1983年大阪府生まれ。大阪府公立小学校,大阪教育大学附属池田小学校を経て,京都教育大学附属桃山小学校に勤務。教職17年目。「子どもに力がつくならなんでもいい!」「自分が嫌だった授業を再生産するな」「笑顔」が教育モットー。

日本数学教育学会(全国幹事),全国算数授業研究会(幹事),関西算数授業研究会(会長),授業力&学級づくり研究会(副代表),「小学校算数」(学校図書)編集委員。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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