学級を最高のチームにする極意
クラスがまとまる! 協働力を高める活動づくり 小学校編

学級を最高のチームにする極意クラスがまとまる! 協働力を高める活動づくり 小学校編

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対話と協働で力をつける!小学校のアクティブな活動づくり

「よい授業」をしている先生は、「よい学級」を作っています。魅力的な学びある授業の土台には、「対話と協働」が自然に出来るクラスづくりが不可欠。子どもが変わる!クラスが変わる!小学校で実現するアクティブな活動づくりの数々を豊富な実践モデルで紹介しました。


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ISBN:
978-4-18-255423-0
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年12月11日
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
第1章 協働力はクラスの「実力」のバロメータ
協働力を高める活動づくり 理論編
1 なぜ,協働力なのか
2 よいクラスとは
3 協働力とは
4 生きる力としての協働力
5 幸せになる力
6 協働力を高める
「クラスがまとまる!協働力を高める活動づくり」の使い方
※第2章の実践編は,下記の内容を中心にまとめています。
@クラスの協働力を高める基本的な考え方
▲「私の考える協働力とは?」主体性を引き出し,対話と協働を高める活動づくりの考え方をまとめています。
Aクラスの協働力を高めた成功実践モデル
▲「このような取り組みで成功した」「こんな活動で子どもたちはこんな姿を見せた」という具体的な実践モデルを,初めて取り組む方にも追試できるよう,わかりやすく解説しました。
B子どもが変わる!クラスが変わる!協働力育成の極意
▲「成功のために,ここは外せない」ポイントをまとめています。
第2章 子どもが変わる!クラスが変わる!協働力を高める活動づくり
協働力を高める活動づくり 実践編
1 協働力を高める活動づくり
1 子どもたちがつながる教室
2 子ども同士のつながりを深める前に
3 子ども同士のつながりを深める
(1) みんな遊びの時間を設定する
(2) 子どもの状態から実践を考える
(3) いつも行動を可視化する
2 協働力は「しかけて」「つなげて」「高め」よう
1 失敗からの出直し
2 学級づくりのイメージと考え
(1) イメージは登山隊
(2) 意図的・継続的な活動
3 協働力を高める活動の実際
(1) つながりの考え方やスキルを学ぶ活動
(2) つながりと協働の体験活動
(3) つながりを生かした課題解決の話し合い活動
4 協働力を高める活動のポイント
3 協働力を育てることで「子どもが変わる」「クラスが変わる」
1 学級づくりと協働力
(1) 教師としてのターニングポイント
(2) 協働力とは
2 日々の活動で学級の協働力を高める
(1) まずは「ペアトーク」で関係づくりを
(2) エンジェルハートで親和的関係性の向上を図る
(3) 「学級の強みを生かす」ことで協働力アップ
3 協働力を育てるために
◆3つのステップで考える協働力育成
4 クラス会議の継続で協働力を育てる
1 協働力を支えるもの
2 協働力を育てる課題解決体験
(1) ある日のクラス会議に見えるもの
(2) クラス会議で協働体験
3 システム化し,継続する工夫を
5 ビジネスの世界から学ぶ協働の必要性
1 協働力は必要か?不必要か?
(1) ビジネスの世界での協働力
(2) 教育の世界での協働力
2 協働力を高めるには!?
(1) 協働力を育む根っこの部分
(2) 実際の授業例
◆句会を開こう(6年 国語 東京書籍)
◆3学期はすべて自分たちで(6年 特別活動)
3 これからを生きる子どもたちに
6 受容し合う仲間・受容される一人を育む
―協働力を高めるための全体支援と個別支援―
1 協働力の素地は,子ども同士の受容し合う関係
(1) 協働における受容し合う関係とは
(2) 受容し合う仲間を育む
(3) 受容される一人を育む
2 実践!協働力を高めるための全体支援と個別支援
(1) 受容し合う仲間を育む
(2) 受容される一人を育む
3 協働力を高めていく上で大切な子どもの見方
(1) 結果・成果ではなくプロセスを大切にする
(2) 全体支援と個別支援,2つに取り組む大切さ
(3) 合理的配慮で実現する学級の協働力
7 学級における協働力の確かな構築まで
1 協働力の確かな構築までの心得
(1) 現状をいち早く把握
(2) 子どもと向き合います
(3) 保護者同士の関係も重要
2 中條学級での協働力を高めた具体的な活動例
(1) なんでも・なんども・シェアタイム
(2) ちょこっとありがとうカード
(3) チームアドバイザー
(4) 拍手で,ソーレッ
(5) 学級全員がドッと笑える瞬間づくり
(6) ミーティングタイム
3 協働力育成の極意
(1) 全体で承認,個別に承認
(2) 同調圧力をかけすぎない
(3) 自由と放任―枠組みはどこにあるのか
(4) 行動と思い―常に子どもたちにとって見える化
(5) 協働力と孤独
8 学校生活に協働の場を増やす
―「課題解決体験ゲーム」と「学校行事・イベント」をリンク―
1 忘れられない体験
(1) きっかけは突然に
(2) もう終わっちゃうの……さみしいな
(3) 3日の間で起こっていたこと
2 協働力を高める
(1) 協働のよさを子どもたちに体験させる課題解決ゲーム【ジャグラーキャッチ】
(2) 課題解決体験に変身した学校行事【マラソン練習でチャレンジ!】
3 協働力育成の極意
9 進むべき道を明らかにし,お互いのことを知り合うことで協働力は高まる!
1 協働力を高めるための2つの要素
2 共通の目標をもち,それを達成する活動を繰り返す
(1) ミッション(具体的行動目標)
(2) 班のグランドルール
(3) 行事でめあてを共有する
3 お互いのことを知り合う活動
(1) 得意技発表会
(2) 毎朝の健康観察で
(3) 質問タイム
(4) 自己紹介質問ゲーム
(5) ラッキー7
4 協働力を高めるための極意
10 「協働するって,いいね!」みんなによる,みんなのためのクラスづくり
1 「協働力を高める」には
(1) クラスの様子から
(2) 「協働力を高める」には
2 「協働力を高める」ひと工夫
(1) 歌を歌うとき
(2) 宿題や連絡帳などの提出物を出すとき
(3) 特別教室へ移動するとき
(4) 授業が始まるとき
(5) 給食を配膳するとき
(6) 掃除をするとき
3 楽しく温かい雰囲気を大切に!
あとがき

まえがき

 「チームの時代」と呼ばれるようになりました。1965年生まれの私が子どもの頃は,高度経済成長の時代でした。大量生産が求められた時代は,人を一定の枠に当てはめて,それこそ「組織の歯車」のようにして動かすことによって生産性を高めなければいけませんでした。だから,社会から求められる人材は,組織の一員として,余計なことを考えずに余計なことを言わずに,上の意向に黙って従う力が求められました。

 しかし,やがて社会にものがあふれるようになると,量から多様性の時代に移行していきます。みんなが同じことをやっている労働から,個人の独立性を大事にするようになりました。個人の自由度が,多様な商品を生み出す原動力になるからです。そのため,企業は個人の能力を評価する成果主義を取り入れるようになりました。

 ところが,この成果主義は,今まで組織の歯車として働いてきた日本人には合わなかったようです。個人に成果を求めることによって個人への期待が大きくなります。すると真面目な日本人は,仕事にプレッシャーを受けるようになり,周囲のことはさておいて自分のことだけを考えるような人たちが出てきました。これによって,組織としてのまとまりが失われ,生産性を落とす企業も出てきました。

 そういう中で,企業が生き残るために選んだ戦略はチームとして成長することです。ある課題に対して,チームみんなでアイディアを出し合い解決していくようになったわけです。チーム力が必要になったのは,これまでの労働形態が合わなくなったからだけではありません。

 世の中は複雑化,高度化し,そこで生起する課題もそれだけ,複雑化,高度化しました。その課題を解決するには,過去の解答例が適用できなくなってきました。すると,課題を解決するには,一人で考えるには手に負えないものが多くなってきたのです。すると,その場にいるメンバーでアイディアを出し合い,正解ではなく「最適解」を見つけ出す力が求められるようになりました。

 この一人では解決できない課題を,力を合わせながら解決する力が,チーム力で,そこで個々のメンバーに求められるのが協働力なのです。これからの時代は,組織に依存した受け身の生き方では,やっていけません。逆に,どんなに個人的に秀でた能力をもとうとも,他者と協力できないのではチームにデメリットをもたらしますのでアウトです。


 協働力は,これからの社会人に必須の能力


と言えます。

 しかし,この協働力が,高校や大学の社会の出口で身につくかと言うとそうではありません。協働力は,他者理解力や共感力など,子どものときから育てるべき能力と深く関わっているため,初等教育の段階からじっくり育てる必要があるのです。

 本書は,私と10人の旬の実践家たちが協働力を育てるための考え方と具体的な実践を示しました。実践編を書いたのは,金大竜,生方直,弥延浩史,近藤佳織,小野領一,松山康成,中條佳記,渡邊正博,飯村友和,浅野英樹(敬称略,執筆順)です。そう,この中の多くは,それぞれに雑誌や書籍で名前を見る活躍中の教師たちです。彼らのクラスが,なぜ,生き生きと活動し,まとまっているのか,それは,


 協働力を育てているからに他ならない


のです。理論編で考え方を知り,実践編でその具体的な姿を把握してください。生き生きと力を合わせ始める集団づくりにご活用していただければ幸いです。


   /赤坂 真二

著者紹介

赤坂 真二(あかさか しんじ)著書を検索»

1965年新潟県生まれ。上越教育大学教職大学院教授。学校心理士。19年間の小学校勤務では,アドラー心理学的アプローチの学級経営に取り組み,子どものやる気と自信を高める学級づくりについて実証的な研究を進めてきた。2008年4月から現所属。即戦力となる若手教師の育成,主に小中学校現職教師の再教育にかかわりながら,講演や執筆を行う。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • シリーズを通して読むことで、全体観に立った学級を作れると感じた。
      2019/2/1830代 教諭
    • 学級を、学習に向かう学習集団にするための理論的基盤が学べました。
      2019/1/14げんちゃん
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