国語科重要教材の授業づくり
たしかな教材研究で読み手を育てる「お手紙」の授業

国語科重要教材の授業づくりたしかな教材研究で読み手を育てる「お手紙」の授業

総合29位

好評2刷

インタビュー掲載中

教材研究力×実践力=子どもにたしかな読みの力を

超定番教材「お手紙」をどう授業するのか?―教材を分析・解釈する力&指導方法を構想する力を高める読解の視点と各種言語活動を例示。それに基づく授業実践をもとに、子どもを読み手として育てる授業づくりに迫る。教材研究に欠かせない一冊。


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ISBN:
978-4-18-249512-0
ジャンル:
国語
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 168頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年10月18日
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目次

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 教材を分析・解釈する力を高めよう
1 読者として教材と出合おう
2 教材「お手紙」を読み解こう
(1)「お手紙」の中心人物はだれかを考えよう
(2)中心人物「かえるくん」の人物像を読もう
(3)対人物「がまくん」の人物像を読もう
(4)「かえるくん」と「がまくん」の変容を読もう
(5)場面構成から読もう
(6)語りと表現の工夫を読もう
(7)教材「がまくんとかえるくん」シリーズの他の話も読み解こう
@「おちば」 (『ふたりはいつも』所収)
A「クリスマス・イヴ」(『ふたりはいつも』所収)
3 学習の目標を設定しよう
(1)教材の特性から目標を考えよう
(2)「お手紙」から指導目標を設定しよう
第2章 指導方法を構想する力を高めよう
1 学級の実態と教師の力量に応じた指導方法を設定しよう
2 教材の特性に応じた活動を設定しよう
(1)音読・朗読
(2)劇・動作化
(3)日記
(4)手紙
(5)心情グラフ
(6)紙芝居
(7)ペープサート
(8)後日談の創作
(9)お話づくり(創作)
(10)他の作品を読む
3 単元を構想しよう
(1)子どもたちの実態を捉えよう
(2)学習のゴールである「目指す子どもの姿」を明確にしよう
(3)学習課題と学習活動を設定しよう
第3章 板書と思考の流れで展開がわかる 実践!「お手紙」の授業
〈第2次〉会話や行動に着目して場面の様子を読んでいき、見つけた「かえるくんの優しさ」を書きまとめる。
第1時 「二人の悲しい気持ちは同じなのか」について話し合う。
第2時 「かえるくんが急いでいると、なぜ優しいと思うのか」について話し合う。
第3時 「がまくんに何度言い返されても、優しく話しかけるのは、かえるくんのどんな気持ちからか」について話し合う。
第4時 「二人の幸せな気持ちは同じなのか」について話し合う。
第5時 「お手紙が届く場面のおもしろさ」について話し合う。
〈第3次〉「行動や会話から人物の心情を読む」という読み方を生かして「がまくんとかえるくん」シリーズの他の物語を読み、見つけた優しさを書きまとめ、友達と紹介し合う。
第1・2時 「がまくんとかえるくん」シリーズの十の物語から一つ選び、「優しさ」を紹介する文章を書き、発表会を開く。
おわりに
〈注〉本書で使用している教科書は、すべて、平成27年度版光村図書二年下です。

はじめに

 今、日本の教育は激動の時代にあります。知識基盤社会化、グローバル化に対応すべく、世界に照準を合わせた教育改革が行われ、未来に生きる子どもたちの資質・能力の育成に向けて様々な政策が打ち出されています。学校現場では、新たな教科等の実施やICT教育設備の活用など、従来の授業のあり方の見直しが求められています。


 しかし、どんなに教育を取り巻く状況や授業の方法が変化しても変わらないものもあります。それは、学習者としての「子ども」、指導者としての「教師」、両者を関わらせる学習内容としての「教材」という三つの要素が授業の成立には不可欠だということです。

 そして、子どもたちが主体的に学習する原動力となるのは、やはり課題意識です。教科の本質や内容に迫る子どもたちの問いをいかにしてつくり出すか、教師の力が問われています。

 では、どのようなものが価値ある問いであり、その問いをつくり出させるために教師は何をすればいいのでしょうか。

 それには、まず何よりも教師の教材を分析する力が必要です。授業を構成する要素である教材を分析し、その「価値」を教師が見出すことができなければ、授業の中で子どもたちに気付かせたり、考えさせたりすることはできません。

 現在、使用されている国語の教科書には、長い間掲載されてきた文学教材が数多くあります。

 なぜ、これらの文学教材は、多くの教師や学校現場で支持され続けてきたのでしょうか。それは、その教材で子どもたちを学習させる「価値」を多くの教師が感じてきたからに他なりません。そして、多くの先達が、その「価値」に子どもたちを迫らせるための読ませ方を研究・実践してきました。


 本シリーズでは、そのような教材を国語科における「重要文学教材」と位置付け、教材分析・解釈を通してそれらの教材の「価値」に迫るとともに、どのようにしてその「価値」に迫る読み方を子どもたちにさせていくか、授業づくりのステップに合わせて構成しています。

 本シリーズは、基本的に次のような三つの章で成り立っています。


 第一章 教材を分析・解釈する力を高めよう

 第二章 指導方法を構想する力を高めよう

 第三章 板書と思考の流れで展開がわかる授業


 本シリーズを読み、読者のみなさんにもいっしょに考えていただくことで、今後の授業づくりの一助になれば幸いです。


   /立石 泰之

著者紹介

実践国語教師の会著書を検索»


立石 泰之(たていし やすゆき)著書を検索»

1972年,福岡県春日市に生まれる。東京学芸大学卒業。福岡県公立小学校教諭,広島大学附属小学校教諭を経て,現在,福岡県教育センター指導主事。全国大学国語教育学会,日本国語教育学会会員。全国国語授業研究会理事。

星野 直樹(ほしの なおき)著書を検索»

1980年,福岡県小郡市に生まれる。同志社大学経済学部卒業。佛教大学教育学部通信教育課程修了。現在,福岡県公立小学校教諭。日本国語教育学会会員。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 研究する教材が「お手紙」で、教材について、深く知りたいと思って購入。勉強になりました。
      2018/3/440代・小学校教員
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