子どもがイキイキ取り組む! 朝の会&帰りの会 アイデア事典

子どもがイキイキ取り組む! 朝の会&帰りの会 アイデア事典

好評4刷

インタビュー掲載中

毎日の積み重ねで、学級力がグッと高まる!

すばらしい授業ができる先生は、授業時間だけでなく、朝の会や帰りの会のような短い時間の中にも、子どもの力を伸ばすための工夫を必ずしています。目指す学級に近づけるために、この短い時間に何ができるかを考えて実践することで、子ども・クラスは大きく変わります。


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PDF
ISBN:
978-4-18-208511-6
ジャンル:
学級経営
刊行:
4刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 152頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年3月21日

CONTENTS

もくじの詳細表示

はじめに
1章 もっと効果的に活用しよう!クラスが育つ 朝の会&帰りの会
朝の会&帰りの会の意味ってなあに?
朝の会:基本の流れ
帰りの会:基本の流れ
ここがお悩み! 朝の会&帰りの会
会を成立させる基本技! 「きく」ことのできる子を育てよう
配布物の配り方@ 「丁寧さ」と「思いやり」のある配り方のルール
配布物の配り方A 日々の配布物にこそ工夫を
回収物の集め方@ 基本ルールの定着で規律正しく!
回収物の集め方A 子どもが活躍! 回収物チェック法
一番の敵はマンネリ! マンネリにならない方法とは
子どもの心をつかむ先生のお話
うそ昔話で「聞く力」をつけよう
子どもが大好きな話ベスト3! 第1位は……
2章 きちんとスタート!元気に始める 朝の会
挨拶@ 挨拶ってどうして大切なの?
挨拶A 学級目標の唱和で1日をスタート
挨拶B 言葉の唱和でエンジン全開!
健康観察@ 【基本型】子どもの様子を素早く把握する
健康観察A 【応用型】プラスαの一言で健康観察も楽しく
健康観察B お休みの子への配慮
連絡事項の伝え方@ 明日の予定は午前中に書かせよう
連絡事項の伝え方A 見通しをもたせてスムーズな学級運営を
連絡事項の伝え方B 大切な伝達事項はミニ黒板で特別感を
プラスワン@ めあてを声に出して言おう
プラスワンA 声を合わせて学級憲法を言おう
私はこうしてます! 朝の会のプログラム
低学年
中学年
高学年
子どもの心をつかむ先生のお話
朝の会では学習・学校と日常・家庭をつなぐ話を
相手を思いやる大切さを伝えたいときに
3章 1日をしっかり締めくくる!けじめが大切 帰りの会
進行の仕方@ 時間通りに始めるアイデア
進行の仕方A 素早く支度をさせるアイデア
進行の仕方B 型を決めてスムーズに進行させるアイデア
振り返り@ 黙想で今日の目標を振り返ろう
振り返りA ビー玉貯金で達成感を共有しよう
連絡事項の伝え方@ 保護者にちゃんと伝わる「とにかく目立たせ連絡法」
連絡事項の伝え方A 一人ひとりと接する予定帳調べ
挨拶@ 笑顔でバイバイ! 楽しい気持ちでさようなら
挨拶A 一人ひとりと必ず挨拶できるさようなら
私はこうしてます! 帰りの会のプログラム
低学年
中学年
高学年
子どもの心をつかむ先生のお話
節句などを伝える豆知識
年中行事――七夕・星空を見上げるお話
4章 朝の会&帰りの会がもっと楽しくなる!面白活動バリエーション
モジュール学習@ 基本的な仕組みをつくろう
モジュール学習A 進んで取り組む仕掛けをつくろう
朝読書@ マンネリを打破する活性化アイデア
朝読書A 子どもの読書欲を高める仕掛け
継続は力なり@ 振り返りカードの記録でやる気のスイッチON!
継続は力なりA 朝の会&帰りの会を係の活躍の場に
継続は力なりB 笑顔の練習をしよう
スピーチ@ 30秒スピーチで話す力の定着を
スピーチA 友達の「いいこと」を紹介しよう
スピーチB サイコロトークで楽しさを演出
歌@ 係で歌を盛り上げよう
歌A くじ引きでランダムに決めよう
歌B 音楽発表会の練習は目標を明確にして
ゲーム@ 英語力を高める5分間英語
ゲームA 待ち時間は五色百人一首で
学級通信活用 子どもが必ず目を通す読み上げ法
子どもの心をつかむ先生のお話
物語の登場人物を使って伝えよう
あなたの友達はどんな友達ですか?
5章 朝の会&帰りの会で役立つ便利グッズ
グッズ@ 時計・タイマー:時間を意識させよう
グッズA 回収ボックス&配達ボックス:手軽に手早く集める&配る必需品
グッズB 声のものさし:目安を示してセルフチェックさせよう
グッズC ○×ピンポンブー:ワクワクアイテムで傾聴をサポートしよう
グッズD カード・くじ・カルタ:スキマ時間を効果的に使う
グッズE デジカメ:子どもの様子を手軽に記録しよう
子どもの心をつかむ先生のお話
祝日の由来を伝えよう
過ちや失敗をしたとき勇気づけるお話
おわりに

はじめに

 「足元のゴミ一つ拾えないものにいったい何ができるだろうか」

 サンフレッチェ広島(Jリーグ)のユース選手たちが生活する寮の廊下にこんな貼り紙があるそうです。サッカーのこと,環境のこと,生き方のこと,いろいろな解釈が考えられますが,私は「身近にある小さなこともおろそかにしてはいけない」という意味もあると思いました。

 さて,本書のテーマは,「朝の会&帰りの会の充実」です。

 子どもたちが学校で過ごす時間は,1日に約7時間です。その中の半分くらいが「授業」です。「朝の会」「帰りの会」は,それぞれ10分〜15分という本当に短い時間です。何も考えずにやっていると,「健康観察」と「連絡」だけで終わってしまいます。学校生活の中で「朝の会」「帰りの会」は,「身近にある小さなこと」と言えます。しかし,「朝の会」と「帰りの会」は毎日行われます。この積み重ねは大きいです。1日10分間が,年間200日で計算すると,200日×10分=2000分(約33時間)になります。

 自分の周りにいるすばらしい授業,すばらしい学級経営ができる教師は,「授業」がすばらしいのはもちろんですが,「朝の会」「帰りの会」のような短い時間の中にも,子どもの力を伸ばすための工夫を必ずしています。「楽しい学級にしたい」「元気な挨拶ができるようにしたい」「聞く力をつけたい」「話す力をつけたい」など,自分の目指す学級に近づけるために,この短い時間に何ができるかを考えて実践しています。

 本書には,静岡教育サークル「シリウス」,藤枝教育サークル「亀の会」のメンバーが実践し,成果を上げてきた「朝の会&帰りの会」のアイデアが詰まっています。この本を読まれて,興味をもった活動があったら,ぜひ自分の学級で実践してみてください。そして,いろいろな学級で今までより充実した楽しい「朝の会&帰りの会」が生まれることを願っています。


   静岡教育サークル「シリウス」 /渡邊 朋彦

著者紹介

静岡教育サークル「シリウス」(しずおかきょういくさーくる「しりうす」)著書を検索»

1984年創立。「理論より実践」「具体的な子どもの事実」「小さな事実から大きな結論を導かない」これらがサークルの主な柱です。自分の実践を語る場がある,聞いてくれる仲間がいるというのはすばらしいことです。同じ志をもつ仲間がそこにはいます。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • ワークシートなどDVDにして活用できるようにしてほしい。
      2017/2/1940代・小学校教員
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