〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー)4
タブレットPCを教室で使ってみよう!
合理的配慮を支えるための支援技術

〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー)4タブレットPCを教室で使ってみよう!合理的配慮を支えるための支援技術

インタビュー掲載中

「合理的配慮」を支えるための支援技術はコレ!

目が見えづらかったらメガネをかけるように、学習や生活上の困難を支える支援機器を使ってみませんか。第4集では、インクルーシブ教育時代に求められる「合理的配慮」を支えるための支援技術について具体的に紹介しています。巻頭インタビューは当事者・井上智さん。


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PDF EPUB
ISBN:
978-4-18-127615-7
ジャンル:
特別支援教育
刊行:
対象:
小・中・高
仕様:
B5判 80頁
状態:
在庫あり
出荷:
2017年9月26日
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CONTENTS

もくじの詳細表示

刊行にあたって /金森 克浩
巻頭インタビュー 読み書き障害当事者に聞く!支援機器活用
井上智さん ATを活用したオレなりの「読み書き」 /聞き手 金森 克浩
特集 合理的配慮を支えるための支援技術
アウトライン
(1) 特別支援教育における合理的配慮とAT /丹羽 登
(2) DO-IT Japanと学習の支援 /近藤 武夫
(3) 海外における合理的配慮とAT /齊藤 由美子
(4) 発達障害への合理的配慮 /梅田 真理
(5) 知的障害への合理的配慮 /杉浦 徹
(6) 肢体不自由への合理的配慮 /福島 勇
実践事例編
発達障害
(1) 事例1 読みの困難を抱えた子どもへのICTを活用した支援 /井上 賞子
(2) 事例2 スマートフォンとポメラを活用した支援で,登校しぶりは改善しなかったが学習意欲が戻った,二つの発達障害を合併している事例 /河野 俊寛
(3) 事例3 「できた!」を感じる大切さ /松谷 真由美
知的障害
(4) 事例4 これがあれば自分でできるよ /原 淳一・滝澤 健・平岡 千明
肢体不自由
(5) 事例5 肢体不自由学級における合理的配慮の実践 /森田 彩予
視覚障害
(6) 事例6 見えにくさに応じたAT活用 /山本 一寿
聴覚障害
(7) 事例7 聴覚障害におけるICTを活用した合理的配慮 /新谷 洋介
病弱
(8) 事例8 病弱・虚弱特別支援教育を受ける子どもたちの困難をiPadで解消しよう /近藤 創
ミニ特集 ATを活用するために!外部機関との連携
(1) 高専との連携 「全国KOSEN福祉情報教育ネットワーク」が目指す特別支援教育機関との連携活動 /清田 公保
(2) 大学との連携 電気通信大学と東京都立調布特別支援学校の取り組み /西野 哲朗・後藤 隆彰
(3) 企業との連携 企業と連携,支援機器をおしゃれでかっこいいものに /坂井 聡
(4) 医療との連携 医療と教育で行う筋ジストロフィーの生徒への支援 /田中 栄一
iPadのある生活 iPadを暮らしに取り入れたら,こうなった! /中谷 正恵
情報コーナー
Webサイト 「国立特別支援教育総合研究所 インクルーシブ教育システム構築支援データベース」について /藤本 裕人
おススメの学習ソフト
パソコン編 視覚障害教育で利用できるパソコン用ソフト /氏間 和仁
ケータイ編 おすすめのアプリ これを使って楽しく生活 /坂井 聡
優れ機器
教室編 教室でオススメ iDevicesの画面を大きく映し出すには /福島 勇
家庭編 ボクのオススメな使い方 /松谷 真由美
研究会案内 大分特別支援教育カンファレンス /高野 嘉裕
海外情報 CSUNカンファレンス /田中 良広
知っておきたいAT用語 いまさら聞けないAT用語をピックアップ /大森 直也
一度は手にしたい本 /伊藤 和育
『読み書き障害のある子どもへのサポートQ&A』(河野俊寛 著)
『〔実践〕特別支援教育とAT第3集』(金森克浩・梅田真理 編)
編集後記 /金森 克浩

刊行にあたって

 〔実践〕特別支援教育とAT(アシスティブテクノロジー)第4集

 特集 合理的配慮を支えるための支援技術


 国連の障害者の権利に関する条約が2006年に採択されてから7年がたちました。日本ではその翌年に署名はしましたが国内の条件整備が整っていないために批准に時間がかかりました。2011年の「障害者基本法改正」,2012年の文部科学省の「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」,2013年の「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」はその環境整備のためのものでした。その中でもキーワードとなる「合理的配慮」において,支援技術は重要な役割があると考えています。

 例えば,前述の文部科学省の報告では「情報・コミュニケーション及び教材の配慮」として障害の状態等に応じた情報保障やコミュニケーションの方法について配慮するとともに,教材(ICT及び補助用具を含む)の活用について配慮するために以下のような具体例が示されています。

 「視覚障害」:見えにくさに応じた教材及び情報の提供を行う。(聞くことで内容が理解できる説明や資料,拡大コピー,拡大文字を用いた資料,触ることができないもの(遠くのものや動きの速いもの等)を確認できる模型や写真 等)また,視覚障害を補う視覚補助具やICTを活用した情報の保障を図る。(画面拡大や色の調整,読み上げソフトウェア 等)

 「肢体不自由」:書字や計算が困難な子どもに対し上肢の機能に応じた教材や機器を提供する。(書字の能力に応じたプリント,計算ドリルの学習にパソコンを使用,話し言葉が不自由な子どもにはコミュニケーションを支援する機器(文字盤や音声出力型の機器等)の活用 等)

 「学習障害」:読み書きに時間がかかる場合,本人の能力に合わせた情報を提供する。(文章を読みやすくするために体裁を変える,拡大文字を用いた資料,振り仮名をつける,音声やコンピュータの読み上げ,聴覚情報を併用して伝える 等)

 これらはまさに,「支援技術」そのものだといえます。私たちは,とかく例示があるとそれに縛られ,そのことしかしてはいけないと考えてしまいがちですが,そのようなことはなく,個々の子どもたちの必要性に応じてもっとより多くのことを検討しないといけないでしょう。

 本特集では,これからますます進むであろう合理的配慮としての「支援技術」について,その理論的な考え方について整理し,これまで行われていた支援技術を活用した実践を「合理的配慮」という視点で捉え直してみたいと考えています。

 そして,ぜひ皆さんでこれらのことを意識しつつ,子どもたちの学びを広げるための実践力を高めるために本書を活用して下さい。


   編集代表 /金森 克浩

著者紹介

金森 克浩(かなもり かつひろ)著書を検索»

独立行政法人国立特別支援教育総合研究所

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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