- はじめに
- 読み書きの集大成 作文ワーク
- おはなしをかこうA「〜います。」
- ★解説
- @おにぎり―たべる、おちゃ―のむ、ライオン―見る、だいこん―きる
- Aいす―はこぶ、えんぴつ―ひろう、金ぎょ―もらう、ふうせん―あげる
- Bかばん―もつ、車―のる、ケーキ―かう、え―かく
- Cコロッケ―たべる、ジュース―のむ、ふじ山―見る、ケーキ―きる
- Dきゅうしょく―はこぶ、はっぱ―ひろう、りんご―もらう、プレゼント―あげる
- Eバット―もつ、ボート―のる、アイス―かう、てがみ―かく
- Fきゅうしょく―たべる、コーヒー―のむ、テレビ―見る、きゅうり―きる
- G花たば―もつ、うま―のる、本―かう、かん字―かく
- おはなしをかこうB(うごき)
- ★解説
- @ごはん―たべる、いす―すわる、うた―うたう、ピアノ―ひく
- Aおちゃ―そそぐ、ひげ―そる、うま―のる、カーテン―あける
- Bシチュー―まぜる、プール―とびこむ、ボール―なげる、まど―ふく
- Cバス―のる、おりがみ―おる、うさぎ―なでる、ジュース―のむ
- Dじゃがいも―ゆでる、かみ―やぶく、たいこ―たたく、女の子―からかう
- Eしゃしん―とる、石―つまずく、おうだんほどう―わたる、空―見上げる
- F花―つむ、すぎの木―かつぐ、いす―こしかける、うさぎ―おいかける
- Gにもつ―かたづける、まと―ねらう、ともだち―はげます、赤ちゃん―あやす
- えをみておはなしをかこう
- ★解説
- @なげる―うける、かす―かりる、あげる―もらう、いく―かえる
- Aおいかける―にげる、のぼる―おりる、入る―出る、すわる―立つ
- Bうる―かう、入れる―出す、うかぶ―しずむ、ふえる―へる
- Cおどろかす―おどろく、おしえる―ならう、よぶ―こたえる、とまる―すすむ
- Dかく―きる、かくす―さがす、ぬる―はる、おとす―うける
- Eおとす―ひろう、おぼれる―たすける、かう―まつ、かく―見る
- Fきざむ―まぜる、こぼす―かかる、たずねる―おしえる、たべる―のむ
- Gなく―なぐさめる、ねだる―こまる、おどる―まねる、ほめる―てれる
- ようすのことば
- ★解説
- @いきいき、うきうき、うとうと
- Aうろうろ、がみがみ、がやがや
- Bきょろきょろ、ぐちゃぐちゃ、くねくね
- Cくるくる、げらげら、ごそごそ
- Dころころ、ざあざあ、しくしく
- Eすいすい、すくすく、すやすや
- Fぞろぞろ、ちらちら、どきどき
- Gにょろにょろ、ぱくぱく、ぴょんぴょん
- おはなしをつくろう
- ★解説
- @プレゼントをどうぞ
- Aかさに入れてあげる
- Bヘビでおどろかす
- Cじてん車でこける
- Dにんぎょうをこわしちゃった
- E花をおってごめんなさい
- Fボールをかさない
- Gせきをゆずる
- つなぐことばをつかって
- ★解説
- @ごはんをたべる
- Aうまにのる
- Bプールにとびこむ
- Cバスにのる
- Dともだちをからかう
- Eしゃしんをとる
- Fうさぎをおいかける
- G赤ちゃんをあやす
- 三文かん字さく文(二〜四年生)
- ★解説
- @学校、水車
- A天気、百円
- B花火、子犬
- Cお正月、夕日
- D入口、先生
- E赤ちゃん、虫とり
- F汽車、時計
- G公園、電話
- H日記、工場
- I野原、教室
- J音楽、少年
- K黒板、遠足
- L家族、動物、漢字
- M図書館、写真、電柱
- N太陽、荷物、旅行
- O野球、勉強、海岸
- 四文漢字作文(五・六年生)
- ★解説
- @信号、飛行機
- A友達、灯台
- B花束、包帯
- C一輪車、給食
- D貯金、牧場
- E銅像、校舎
- F職員室、授業
- G事故、祖母
- H危険、武士
- I犯人、綿毛
- 5W1Hをつかって
- ★解説
- 5W1H例
- 5W1Hフォーマット
- 4W1Hフォーマット
- マインドマップをつかって
- ★解説
- マインドマップ例
- マインドマップフォーマット
- 作文例
- 解答
- おわりに
はじめに
平成十九年から全国の小中学校で一斉に開始された特別支援教育。それは、子どもたち一人一人がどこでつまずいているのかをしっかり把握し、その子の学び方に応じて支援をしていくという新しい教育プログラムのスタートでした。
中でも読み書きが苦手な子どもたちへどのように支援していくかが大きな課題でもありました。特別支援教育が始まる以前は、「ゆっくり、繰り返しながら、教材を易しくして教える」が唯一の指導といっても過言ではありませんでした。
LD・ディスレクシアなどの「読み書きが苦手」な子どもたちは授業中の先生の話を聞く力、音韻を認識する力、文字を見る力、文字の形を認識する力などの認知能力に弱さをもっており、それぞれの読み書き障害の特性に合わせた具体的な関わり方が必要になりますが、当時LDの特性にピンポイントに特化した教材はほとんどありませんでした。
「通常の学級でやさしい学び支援」シリーズによる『〈基礎〉トレーニングワーク』では、楽しく意欲的に文字を学ぶことができることに気づかせ、『〈つまずき〉支援ワークでは、ひらがな単語聴写テストによるつまずきチェックを行って誤り方の傾向から明確な支援につなげ、『〈漢字〉支援ワーク』では、漢字の覚え方のコツを学び、偏と旁の混乱、筆順の難しさ、漢字特有の意味とのつながりなどを学びました。
読み書きの集大成となるのが、子どもたちが一番苦手としている「読解力、作文」です。作文は見る力、聴く力、話す力、漢字・かな文字を読んだり書いたりする力、記憶する力などの多様な特性を総合した意思表示の手段です。文章で自分の気持ちを表現するということは、ヒトにとって高度のコミュニケーション能力であり、生きていくために必要なライフスキルの一つでもあります。
読み書きが苦手でなくても作文は大嫌いという子どもたちは大勢います。苦手なことに取り組み成果を上げていくためには、これまでの教材にはない新しい視点が必要です。今回の『〈作文〉支援ワーク』は十種類のワークで構成されており、読み書きの支援には、日本語の特性に応じた支援の必要性があります。その考えに沿った指導がこのトレーニングワークです。子どもが意欲的に作文に取り組み、目に見える成果があげられる教材となっています。
読書感想文が苦手な子どもに繰り返し無理やり書かせる練習をさせてもただキライになるだけです。学び方は一人一人異なります。作文ワークは、スモールステップで自分に合った学び方を見つけることができます。ぜひ使ってみてください。
監修者 /竹田 契一
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