- はじめに
- T ピンポイント作文「理論編」
- 1 ピンポイント作文とテーマ作文の連動
- 2 ピンポイント作文の進め方
- 3 テーマ作文の進め方
- U ピンポイント作文指導
- 1 「原稿用紙の正しい使い方」ピンポイント作文(4月)
- 1 「原稿用紙の正しい使い方」解説
- 2 展開例(1時間)
- 3 作文ワーク「正しい原稿用紙の使い方をおぼえましょう」
- 4 視写ワーク(10例)
- 2 「国語辞典作文の書き方」ピンポイント作文(4月)
- 1 「国語辞典作文」解説
- 2 展開例(2時間)
- 3 視写ワーク(5例)
- コラム1 「常体と敬体の統一」を教える 〜『向山式200字作文ワーク』〜
- 3 「説明文の書き方」ピンポイント作文(5月)
- 1 「説明文」解説
- 2 展開例(2時間)
- 3 作文ワーク「かんたんな説明文を書こう」
- 作文ワーク「説明文を書こう<上級編>」
- 作文ワーク「図を使った説明文を書こう」
- 4 視写ワーク(5例)
- 4 「4コマまんが作文の書き方」ピンポイント作文(5月)
- 1 「4コマまんが作文」解説
- 2 展開例(2時間)
- 3 作文ワーク「だんらくのある作文を書こう」
- 4 視写ワーク(5例)
- コラム2 ノート指導こそが日常的作文指導である
- 5 「長く書く作文の書き方」ピンポイント作文(6月)
- 1 「長く書く作文」解説
- 2 展開例(1時間)
- 6 「見たこと作文の書き方」ピンポイント作文(6月)
- 1 「見たこと作文」解説
- 2 展開例(2時間)
- 3 作文ワーク「『見たこと作文』を書きましょう」
- 4 視写ワーク(5例)
- コラム3 「イラスト作文スキル」で,あらゆる場を書く指導に
- 7 「スケッチ作文の書き方」ピンポイント作文(7月)
- 1 「スケッチ作文」解説
- 2 展開例(1時間)
- 3 作文ワーク「スケッチ作文を書きましょう@」
- 作文ワーク「スケッチ作文を書きましょうA」
- 4 視写ワーク(5例)
- コラム4 向山型作文指導で行事作文を激変させる
- V ピンポイント作文を習熟する作文テーマ集
- 1 【5年生編】
- @ 4月の作文テーマ集
- A 5月の作文テーマ集
- B 6月の作文テーマ集
- C 7月の作文テーマ集
- D 8月の作文テーマ集
- E 9月の作文テーマ集
- F 10月の作文テーマ集
- G 11月の作文テーマ集
- H 12月の作文テーマ集
- I 1月の作文テーマ集
- J 2月の作文テーマ集
- K 3月の作文テーマ集
- 2 【6年生編】
- @ 4月の作文テーマ集
- A 5月の作文テーマ集
- B 6月の作文テーマ集
- C 7月の作文テーマ集
- D 8月の作文テーマ集
- E 9月の作文テーマ集
- F 10月の作文テーマ集
- G 11月の作文テーマ集
- H 12月の作文テーマ集
- I 1月の作文テーマ集
- J 2月の作文テーマ集
- K 3月の作文テーマ集
- W 楽しく書ける作文テーマ集
- 楽しい作文テーマ集@
- 楽しい作文テーマ集A
- 楽しい作文テーマ集B
- 楽しい作文テーマ集C
- 楽しい作文テーマ集D
- 楽しい作文テーマ集E
はじめに
作文力を身につける方法は,次のとおりである。
1 作文の書き方を教える。(作文技術を教える)
2 作文を繰り返したくさん書かせる。(作文技術を習熟させる)
では,これだけ知っていれば子どもたちに作文の力をすぐにつけることができるか。
できない。
なぜ,できないのか。
それは,
作文の教材
が必要だからだ。
作文指導に教材は不可欠である。
もちろん,これまでにたくさんの作文教材が誕生してきた。
しかし,それらの教材が上記の1と2のどちらに属する教材なのか,意識されている場合は少なかったように思うのである。
ほとんどの教材が,単発で終わってしまう傾向が強かった。
これでは,子どもたちに圧倒的な作文力を身につけることができない。
そこで,本書は1と2に対応した教材を準備した。
教材さえあれば,あとは作文指導を継続的に行っていけばよい。
1の教材は,基本的に学校の授業で扱うための指導案や作文ワークである。これを「ピンポイント作文授業」という形で提案した。
2の教材は,習熟のための教材である。継続的に作文を書く機会を家庭学習に求めることにした。そのための教材として「作文テーマ集」を用意した。
1の学習「ピンポイント作文授業」で教えた作文技術が身につくようなテーマが毎月30テーマ載せてある。このテーマ集を見て,毎日作文を書くのである。ピンポイント作文授業と連動しているから,効果的に作文技術が習熟されていく。
それ以外に,視写プリントも掲載した。作文の授業に併せて使用すれば,作文技術習得にさらに効果的である。
久々に作文の本を書くチャンスを与えてくださったのは,今回も明治図書の及川誠氏である。今回の執筆に1年以上の時間がかかってしまい,例のごとく,及川氏には大いなるご迷惑をおかけした。
今回の執筆の機会をいただいたことに心より感謝の意を表する。
本書を手に取った方の学級の子どもたちが,ゆるがぬ作文力を身につけていくことができれば,本書を出版した甲斐があったというものである。
ぜひ,教室で実践していただきたい。
2012年5月 /村野 聡
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- 明治図書
- 作文テーマがたくさん載っていてよかったです。2016/5/2130代・小学校教員
- 月ごとに、毎日の日記のテーマが一覧で示してあるのが素晴らしい。しかも、5年生と6年生と分けてあるので長く使える。毎月テーマを印刷して配るだけで、日記のネタに困ることはない。2015/4/2730代・小学校教員