家庭教育ツーウェイ 2008年8月号
子どもの感性を育てる最新プログラム

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家庭教育ツーウェイ 2008年8月号子どもの感性を育てる最新プログラム

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ジャンル:
その他教育
刊行:
2008年7月8日
対象:
幼・小
仕様:
B5判 86頁
状態:
絶版
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目次

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特集 子どもの感性を育てる最新プログラム
特集巻頭
日常理性の中でさまざまな体験を
向山 洋一
科学する心を育む理科教育コンサルタントという仕事
日本中で楽しく感動的な理科授業を!
小森 栄治
宇宙を夢見る心を育てる JAXAプログラム
宇宙が子供たちを元気にする!!
間宮 馨
身近な自然に興味を持つ 昆虫博士・植物博士を育てる
『わくわくずかん』で虫好き・花好きを育てる!
木村 重夫
『わくわくずかん(昆虫・植物はかせ)』を使いこなす
河田 孝文
感性を育てるコツ 体感してから図鑑を開く。だから感動が倍増する
大堀 真
「ミニ生け花」と『わくわくずかん』で植物大好きに
井上 嗣祥
アートする心を育てる
【書道】書道のすすめ〜習字の時間を楽しく取り組むための方法
成澤 秀麗
【美術】子どもの感性を磨くおすすめの絵画鑑賞の本 『憧れの画家達10代の絵』
溝端 久輝子
エコキッズ 地球環境について考えよう
信頼できるホームページで、楽しく地球環境問題を調べましょう
松崎 力
「地球環境」の問題は「エネルギー」の問題とセットです
谷 和樹
体験しよう 地域の夏休みキッズプログラム
【北海道】非日常を体験することで子どもたちは成長します
宍戸 威之
【東北】夜の動物園&水族館は魅力的! 動物とふれあう体験で子どもが笑顔に!
田村 治男
【関東】自由研究に役立つイベントにでかけてみよう!
小宮 美穂子
【中部・東海】夏休みにしかできないことを体験しよう!
井戸 砂織
【関西】見て・触って・作って・食べて
奥 清二郎
【中国・四国】ちょっぴり田舎暮らしを体験してみませんか
戸井 和彦
【九州・沖縄】普段できない体験を夏休みに体験させましょう
豊田 典子
【行ってみよう! 全国各地のおすすめキッズプログラム一覧】インターネットを使えば今からでも間に合う価値あるキッズプログラム
木村 孝康
見て、感じて、体験して 行ってみたい美術館・博物館
大阪歴史博物館で昔が体験できる
勇 和代
「いのちのたび博物館」と「鉄道博物館」
樋口 正和
子どもも大人も楽しめる!国立科学博物館
早川 尚子
ミニ特集 親が教える「性教育」
性教育とは、自他の命を大切にする心を育てる家庭教育です
細羽 正巳
性教育で命の大切さを教える
新牧 賢三郎
Noと言える賢い女の子を育てる
武田 敏
校長先生の知恵袋 (第5回)
短冊の願い
吉永 順一
向山編集長が語る 家庭教育のポイント (第5回)
発達障害の子への正しい理解を
向山 洋一
学校の事件簿
師尾 喜代子
子どもTOSSデーのドラマ
愛媛/やんちゃ君も熱中、五色百人一首でTOSSデー
武藤 慶治
神奈川/できるようになる! 体験できる! 子どもTOSSデー
村田 淳
お手伝いをしよう
お父さん/夏休みは、お手伝いを始めさせるチャンス
上木 信弘
お母さん/休日は親子でクッキング
上木 朋子
親子で楽しむあそび 年中行事
楽しい夏休み! 作って遊ぼう!
桑原 和彦桑原 陽子
今月の躾
お手伝いで、「僕がやる!」と言い出した時
佐藤 あかね
食卓の教え
食育は「食のしつけ」からはじまる
並木 孝樹
〜よく「噛んで食べなさい」が聞かれなくなった〜
チャレンジ チャレラン全国へ
「の」の字をたくさん探してみよう
板倉 弘幸
サイエンスの目を育てる
科学館へ出かけよう
小森 栄治
〜理科体験学習のすすめ〜
成澤先生 イラスト習字
漢字の意味や成立ちを学んで、感じたことを自由に表現してみよう
成澤 秀麗
親子で楽しむ折り紙
正方基本形のおりがみA
楢原 八恵美
〜吹きゴマ〜
親子で楽しむ絵手紙
真夏の太陽にぴったりの花を描こう
瀧尾 恵美子
〜ひまわり・あさがおの描き方〜
現代子育て塾
親子の絆はどのようにして生まれるのか
明石 要一
保健室から1ページ
生活の質を上げる歯の健康、今が大事、親子一緒に!
松島 裕美
こんなときどうする?平山先生!
遅寝、遅起きの生活が続いている/スナック菓子などを買って食べてしまう
平山 諭赤木 雅美
キッチンからのメッセージ
キッチンからはじまる科学への道
吉田 英弘吉田 美佳
〜温度と熱(その2)〜
虫大好き!虫博士の物知り話
昆虫写真を撮ってみよう!
千葉 雄二
保護者コラム
実物子どもの自学ノート
「得意なもの」で勝負する「自学ノート」
小田原 誠一
この歳になって分かる親心
親に心配をかけない
舘野 健三
親子で英会話
「色」の会話は、子どもにおなじみのヒーローから
小井戸 政宏
今月の暗唱
意味が分からないことを覚えさせることは有害か
細羽 正巳細羽 瑞穂
TOSSランドでお勉強
夏休みの宿題はこれでばっちり!
小貫 義智
保護者コラム
親子で挑戦 おもしろ漢字ワーク
動物の形からできた漢字
神谷 祐子辻野 裕美
親子で挑戦 算数難問ワーク
ルールも選べる迷路チャレラン
木村 重夫
親子で挑戦ペーパーチャレラン
リンゴ20こチャレラン
伊藤 亮介
親子でたいそう
やってみよう“ブクブク…パッ”!!
村田 斎
嫁姑の子育て論争
「食」に対する感覚の違い
村山 聡美
子育てのチャンスを逃すな!
子どもたちは「仕事」が好き
相良 敦子
子育ての考え方 母親VS父親
めざせ8時就寝!
勇 眞
親が訴える時、連絡帳の書き方
こどもの変化に、対応し、連絡する
石川 裕美
学級崩壊・不登校へのアドバイス
六月を過ぎると危険信号
舘野 健三
子どもを守る今どきの安全教育
まちの危ない場所を調べる(その2)
鈴木 康一
〜子ども達の意見がまちを変える〜
保護者ML(メーリングリスト)の叫び
家庭訪問は必要なの?
師尾 喜代子
世界の子どもと日本の子ども
圧倒的に恵まれている日本の子ども ケニアの子どもからたくましさを学ぼう
向山 恵理子
読者のページ
編集部ニュース
TOSS保護者サークル活動記 (第17回)
宮野 水和

子どもの感性を育てる最新プログラム

日常理性の中でさまざまな体験を

本誌編集長 向山洋一

日本教育技術学会会長、千葉大学非常勤講師。無料の世界最大の教育情報サイト、インターネットランド主宰。TOSS(会員1万名の教師の研究団体)代表。


 私は、ネクタイを買う時、しばしば迷っていた。

 あれにしようか、これにしようかと決められないのである。

 迷った末に、一本決める。

 この時、私の行動を左右したのは理屈ではない。

 「これが好きだ」「これが気にあう」というような感性である。

 その後私は「どうも、同じ会社のネクタイを選ぶ」ということから、「ミラショーン」ばかりを購入するようになった。

 これは「感性」に基く自分の選択行動を「理性」によって分析した結果である。

 よく考えてみれば、人生の岐路にあたって、「どの道がいいか」「どの人を選ぶか」というような時、「こちらが得のようだ」という理性による計算も働くが、「やはり、こちらが好き」という感性で選ぶ場合も多い。

 すると「良い感性」を持っている人が、「悪い感性」を持っている人より、すてきな人生を歩む可能性が高い。

 これまでの学校では「理性」だけを教えてきたけれど「感性」も育てる必要があると言われるようになってきた。

 山形大教授の長南先生は、山形県教育次長の頃、県の方針として「感性教育」をとり入れている。

 感性教育学会などを作られている。

 子育ての中で、感性を育てる場面は、いくつもある。

 何よりも親子のふれあい。

 そして、子ども同士のふれあい。

 更に、子どもの体験

 感性のもとになるものとして、次のような子どもの体験をおすすめする。

 (1)ヌルヌルするものにふれること。例えばどじょう、おたまじゃくしのような動物、わかめ、なめこのような植物。粘土

 (2)ベタベタするもの、マツヤニなど。

(3) ネバネバするもの

 クモの巣など

(4) ザラザラするもの

 トウモロコシの葉など

(5) ツルツルするもの

 貝がらの内側など

(6) チクチクするもの

 サボテンなど

(7) フワフワするもの

 タンポポなど

(8) ゴツゴツするもの

 木のはだ、カメ、岩など

(9) サラサラするもの

 砂、雪など

(10) あついもの

 夏の海岸の砂など

(11) あたたかいもの

 小動物など

(12) つめたいもの

 雪、氷など

(13) さまざまなにおい

(14) さまざまな味

 あまい、からい、すっぱい、にがい、うまい、しおからいなど

 日常生活のさまざまなところで、子どもの感性を育てる教育ができる。

 そうした体験の広さが、子どもの感性の原点になっていく。

 例示以外にも、体験させたいことはさまざまにある。

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      明治図書

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