総合的学習を創る 2005年11月号
テーマ探しで悩む時―企画の助っ人30

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総合的学習を創る 2005年11月号テーマ探しで悩む時―企画の助っ人30

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ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2005年10月6日
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 テーマ探しで悩む時―企画の助っ人30
総合に吹いている風と06年度構想の方向―中教審審議の方向をどう踏まえるか―
総合的な学習の時間の充実と学校のグランドデザイン作り
酒井 朗
総合のミッションと、教師のパッションを
神永 典郎
逆風を乗り越えよう
古屋 和雄
校内研修=説得力ある“総合のテーマ企画”提案のヒント
教科発展型で提案する総合のテーマ
戸田 善治
地域素材型で提案する総合のテーマ
貫 純一
キャリア教育型で提案する総合のテーマ
坂柳 恒夫
学び方の類型化で提案する総合のテーマ
西村 公孝
次世代の学力づくりで提案する総合のテーマ
谷田部 玲生
日本の誇りで提案する総合のテーマ
渡辺 孝弘
子どもに大人気の総合のテーマ=所要時間&準備物紹介
環境人気テーマ=所要時間&準備物紹介
松本 謙一
情報人気テーマ=所要時間&準備物紹介
大木 美香
福祉人気テーマ=所要時間&準備物紹介
石田 清彦
国際理解人気テーマ=所要時間&準備物紹介
山本 元子
小学英語人気テーマ=所要時間&準備物紹介
平田 淳
総合のプロ授業者がする目の付けどころに学ぶ
子どもが何をやりたいか―見えてくるコツ
林 邦彦
地域の何を取り上げたいか―見えてくるコツ
奥野 裕樹
生きる力・新しい学力をつける―見えてくるコツ
中井 克佳
取り上げたい現代の課題―見えてくるコツ
中村 泰之
何のために勉強するか―応えられるコツ
染谷 幸二
保護者が応援する―情報発信のコツ
宮田 武史
この学年で“必ず成功する総合のテーマ”一覧
3年で成功する総合のテーマ一覧
羽根渕 一夫
4年で成功する総合のテーマ一覧
岡崎 智利
5年で成功する総合のテーマ一覧
宮腰 卓央
6年で成功する総合のテーマ一覧
古川 鉄治
中学で成功する総合のテーマ一覧
土田 修義
中学で成功する総合のテーマ一覧
柳林 浩一
何にしよう〜総合のテーマで悩む時―私の助っ人
テーマは求める出会いの中に
松島 正弘
総合の強力な助っ人 インターネットランドとガイドブック二誌
大野木 一雄
二つのスキルとJVEがあれば福祉の授業はバッチリ!
太田 政男
実践集に目を通し、校長から手がかりを得る
本間 直樹
学校にビオトープを―どこにどうつくるか― (第8回)
全ての学習を手助けする学校ビオトープ
田邊 龍太
子どもが燃えた総合の“定番モノ&番外モノ”
「AED」をご存知ですか?
竹田 博之
学校でつくる総合のカリキュラム―開発と運営のポイント― (第7回)
英国のドラマ科が育てる子どもの即興表現力と21世紀型学力
田中 博之
往復書簡=疑問と討論 総合はどこへ?安野がお答えします! (第8回)
カリキュラムマネージメントで、教育課程全体のレベルアップを!
川勝 公二安野 功
ねらいにあった総合の評価スキル (第8回)
課題追究のメソッド〜基本と個性化
階 玲治
“生命と死”の授業をつくる (第8回)
「鶏を殺して食べる」授業のあゆみ―養鶏場の見学に行ってみよう!
村井 淳志
読み聞かせ 環境を守るのは誰だ? (第8回)
身近な緑から世界の森林を考える 消えゆく熱帯雨林は蘇るのか
伊原 浩昭
読み聞かせ 福祉の仕事って何だ? (第8回)
福祉ロボット マイスプーンの開発物語
小林 幸雄
総合でする“食の授業”―栄養士との共同提案― (第7回)
栄養士・農家とのワークショップで単元を作る
藤本 勇二
編集後記
樋口 雅子
おもしろマップのつくり方・活かし方 (第8回)
エネルギー地図で街の発展を知る―住宅街の電柱地図づくり
寺本 潔

編集後記

○……総合的学習で教師が一番悩むのは、どういうテーマでカリキュラムを組み立てるか―だといわれます。たしかに、同じ環境学習で実践をするにしても、どういうテーマを持ってくるかで、子どもの関心・意欲が全然違ってくるだろうことは大いに予想されることです。

 たとえば、地域から素材を持ってくるといっても、調べ活動を体験させることを目指すのと、地球温暖化を学習のメインとするのとでは、組み立ての中身が大幅に違ってくるわけです。

 今、この学年では、どのようなテーマがよいのか、あるいは、現在の社会の必要性からいってこういう切り口で迫ることが大事ではないか、というようなことを考えると、何をどう取り上げていったらよいか、悩むことが多いのではないでしょうか。

 文科省の研究委託を受けた「総合的な学習の時間調査研究会」の報告によると、成果をあげているところは、

@ テーマに必然性がある

A 現実の生活や本物との出合い

B 没頭・追求・表現できる単元構成

C 表現の楽しさを引き出すメディア活用

D 達成感を味わえる子ども参加の評価

がポイントだと指摘しています。

 ここでも、第1に挙がっているのが、テーマにかかわる問題です。

 子どもが必然性を感じないものを取り上げているように感じられる実践をみると、どうしても〈やらせっぽく〉思えてしまいます。

 教科の学習では、必然性はそれほど問われることはないと思いますが、総合的学習では、ここがやはり一番難しいところなのかも知れません。

(樋口雅子)

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