総合的学習を創る 2005年10月号
国際理解で“和文化”―基本教材リスト100選

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総合的学習を創る 2005年10月号国際理解で“和文化”―基本教材リスト100選

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ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2005年9月7日
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 国際理解で“和文化”―基本教材リスト100選
総合でする国際理解=イコール外国の学習?―現状をどう思うか
深い日本理解を土台に
梶田 叡一
今だからこそ和文化を
楠本 誠
独自の課題として「伝統文化教育」を
北 俊夫
国際理解の基礎基本は自国学習だ!―自国への関心意欲&知識理解を高める授業の提案―
中村 哲
総合に入れたい“和文化”教材リスト一覧
日常生活系“和文化”教材リスト
安東 茂樹
体育系“和文化”教材リスト
橋本 敏明
芸能系“和文化”教材リスト
河内 厚郎
文芸系“和文化”教材リスト
鈴木 敏雄
年中行事系“和文化”教材リスト
吉田 理恵子
美術系“和文化”教材リスト
市川 彰
邦楽系“和文化”教材リスト
田中 健次
遊戯系“和文化”教材リスト
井上 重義
総合で和文化・授業づくりのヒント
体験活動が面白い和文化教材リスト
甲本 卓司
見学に向く面白い和文化教材リスト
保手浜 悟
鑑賞に向く面白い和文化教材リスト
山田 奨治
ドキュメント“和文化”―私の教材開発から授業づくりまで
今こそ和の精神文化と立居振舞を
大畑 健実
「播州歌舞伎」から「隈取り」を探る
井上 文夫
音楽・図工・体育の合科&ゲストティーチャーと教員の連携
山内 雅子
東京音頭とカブトムシ
向山 行雄
折紙を通して日本文化を学ぶ
佐藤 昌彦
序破急を学ぶ
井関 義久
ちょっと隙間にすぐ使える=読み聞かせ教材 国際舞台で活躍する“ニュー和文化”のモノ・ヒト・コト
アニメにかかわるモノ・ヒト・コト
前田 康裕
和食にかかわるモノ・ヒト・コト
甲谷 潤
和太鼓にかかわるモノ・ヒト・コト
茅原 芳男
邦舞にかかわるモノ・ヒト・コト
畑野 裕子
武道にかかわるモノ・ヒト・コト
アレックベネット
“和文化”教材開発のための最新情報=本&HP資料館案内
馬野 範雄
学校にビオトープを―どこにどうつくるか― (第7回)
全ての学習を手助けする学校ビオトープ
田邊 龍太
子どもが燃えた総合の“定番モノ&番外モノ”
エネルギー教育が手軽に楽しくできる教材・モノ
西岡 美香
学校でつくる総合のカリキュラム―開発と運営のポイント― (第6回)
子ども自作のルーブリックで目標達成力を身につける
田中 博之
往復書簡=疑問と討論 総合はどこへ?安野がお答えします! (第7回)
総合に対する教職員の意識のズレをどう改めるか?
関本 惠一安野 功
ねらいにあった総合の評価スキル (第7回)
義務教育に関する意識調査
階 玲治
“生命と死”の授業をつくる (第7回)
「鶏を殺して食べる授業」を取り巻くマスコミ・一般社会の視線(下)
村井 淳志
読み聞かせ 環境を守るのは誰だ? (第7回)
プランクトンはどこから来るのか ガラス容器の中の小さな地球
伊原 浩昭
読み聞かせ 福祉の仕事って何だ? (第7回)
盲導犬の訓練士
小林 幸雄
総合でする“食の授業”―栄養士との共同提案― (第6回)
栄養士と場を演出する「至高の朝食献立コンテスト」
藤本 勇二
編集後記
樋口 雅子
おもしろマップのつくり方・活かし方 (第7回)
都市を冷やす水辺と森を調べよう―親子でつくる環境地図
寺本 潔

編集後記

○……過る4月30日、兵庫教育大で「和文化教育研究交流協会」の設立総会が開かれ、司会を担当されたNHKの葛西アナウンサーが「三味線というのは、太鼓と琵琶を合体したもの」といわれました。

 「なるほどそういえば…」と思うと同時に、いかに自分がものを知らないか、特に自国文化の知識がゼロ(かねがね、そういう認識はありましたが)で、しかもそれが恥ずかしいことだという認識さえ持たないできたことに、その場にいることさえ恥ずかしい気がしてきました。

 翻って考えるに、私のような種族も結構いるようで、今手元にある冊子にも、上海日本人学校に勤務された教師が、日本の文化について聞かれて困らないよう?百人一首を扱った―とありました。

 このような事例、つまり外国に行って初めて、自分がいかに自国文化への関心意欲・知識理解がなかったか―を思い知ると同時に、そういう教育を受けてこなかったことに憤る?ということも少なくないようです。

 ところで、総合で扱う国際理解も、大半は外国の学習ではないでしょうか。

 それも悪くはないでしょうが、やはり自国文化の知識がなくては比較の物差しもないというか、原風景となる羅針盤がなくて航海をするようなもの―という気がしてなりません。

 そこで、総合的学習の国際理解でひとつの領域として自国文化への関心を高め、知識を広げ、理解を深める実践を取り入れるきっかけになるような魅力ある事例を紹介したいと願い、特集を企画しました。

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