総合的学習を創る 2003年9月号
子どもパワー炸裂“ふるさと学習”づくり

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総合的学習を創る 2003年9月号子どもパワー炸裂“ふるさと学習”づくり

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ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2003年8月
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 子どもパワー炸裂“ふるさと学習”づくり
ふるさと学習関連のキーワード=地域・風土・故郷・郷土
冷静な眼、そこから熱い心が育つ
片上 宗二
地域は思考・体験の原点である
小林 毅夫
地域・風土・故郷・郷土の間で迷い悩ませ続けたい
永田 忠道
学び方の基礎基本が入った“ふるさと学習”
フィールドワークの基礎基本
杉森 至
地域ウォッチングの基礎基本
伊藤 晃史
アンケートの取り方・まとめ方の基礎基本
師尾 喜代子
インタビューのし方・まとめ方の基礎基本
西村 大典
調べたことの表現の基礎基本
小石 俊聡
地図の読み方・描き方の基礎基本
曽我部 和広
博物館・郷土資料館活用の基礎基本
鈴木 栄惠
ゲストティーチャーの選び方の基礎基本
山口 美智子
インターネット検索の基礎基本
稲葉 忠之
パソコンの基礎基本
高橋 恒久
生きる知恵を学ぶ“ふるさと学習”の構成法
町づくり 生きる知恵を学ぶ学習構成法
高山 佳己
伝統行事 生きる知恵を学ぶ学習構成法
大畑 健実
地場産業 生きる知恵を学ぶ学習構成法
木下 欣夫
史跡学習 生きる知恵を学ぶ学習構成法
佐藤 琢朗
地域防災 生きる知恵を学ぶ学習構成法
安藤 清
“ふるさと学習”どんな戦略で迫るか―基本型・個性型の開発ヒント
環境学習 基本型・個性型の開発ヒント
松本 謙一
国際学習 基本型・個性型の開発ヒント
魚住 忠久
情報学習 基本型・個性型の開発ヒント
奥田 修
福祉学習 基本型・個性型の開発ヒント
釜田 聡
健康学習 基本型・個性型の開発ヒント
桜木 泰自
“ふるさと学習の20時間”をどう組みたてるか マイプラン
人に出会い、まちと出会う、そして、つながる!
山下 俊幸
総合的な学習の真ん中に“自分”を据えよう
高野 禎俊
学びを連続・発展させながら地域のよさを生かすふるさと学習
臼井 一郎
ふるさと杉戸からの情報発信をめざす「ふるさとE.L.」
藤崎 顕孝
人に優しい環境を志向する生徒の育成
加藤 俊樹
子どもパワー炸裂の“ふるさと学習”テーマ例と指導のポイント
地域で学ぶ若葉の子
清水 貞樹
一本の校木を窓口に、地域の歴史とポプラとの共存を
伊原 隆之
沖縄の米軍基地をとりあげる!!
嘉納 英明
地場産業の発展に貢献した人物とその生き方を探究する実践例
六角 英彰
お国自慢・子ども自慢―子どもの作品紹介
寺尾茶に挑戦!健康でなかよく生活しよう
桑原 正子
紫式部・前田利家ゆかりの歴史のまち
辻岡 義介
ふるさと学習―子どもに任せる部分と指導する部分
学習の目的と二つの学習方法を指導する
宇田川 浩樹
「動き」をつくれば、自然と「動く」
小田原 誠一
外国との比較により、地域の生活や文化を見つめなおす
常森 滋正
地域を生かす総合学習の教材&授業 (第6回)
子どもの活動を 一つ大きな枠の中でモニターするための素材研究を!
田所 昭裕
全国マップ 栽培できて食べられるもの珍?図鑑 (第6回)
身近な花壇の ナスタチウム
大堀 真
子どもの興味関心を高めるネタ話 (第6回)
みかん1個の実を作るのに何枚の葉が必要か?
有田 和正
元気な教室英語のバリエーション (第6回)
給食時間に使える英語
田上 善浩
ゲストティーチャーと付き合う準備と留意点 (第6回)
継続は力なり
酒井 定
すぐ使える小話&FAX教材集
【環境教育編】 (第6回)
こんなに大変!温室効果ガスの削減
城者 貴典
【情報教育編】このファックスでパソコンの誌上レッスン (第6回)
TOSSランドのナンバー検索は、これからの子ども達の基本的な技能になる
五十嵐 勝義
【福祉教育編】体験にいざなう小話 (第6回)
一〇〇〇人参加、TOSSセミナーで模擬授業を行う
甲本 卓司
【小学校英語編】子どもがのってくる英会話のゲーム集 (第6回)
何度でもできる楽しいアクティビティ
渡邉 憲昭
【学び方学習編】総合の学力 読み聞く力を育てるカード (第6回)
「Web検索の技術」を具体的に教える
谷 和樹
どう進めるか総合的学習の評価 (第6回)
学びを評価する
黒上 晴夫
これで成功!ピーター先生の小学校英語学習 (第6回)
初めての子どもたちでも英語活動が好きになる授業の条件10
ピーターファーガソン田中 博之
編集後記
樋口 雅子
漢字でするオモシロ博物館 (第6回)
この日本語のもともとの意味は何?
小田 哲也

編集後記

○……戦前からの伝統的な?総合学習というと、やはり「地域に密着したというか、地域を学ぶというか」が、目指されてきたと思います。そのなかに、環境だとか、地場産業の問題だとかが自然に?入ってきている…という形をとってきたのだと思います。

 ところで、この地域学習には「地域・ふるさと・故郷」とか、名称もいろいろあります。それぞれニュアンスが違うようにも思えますが、本号はあえて、意味が濃いように思える〈ふるさと〉で特集名を出しました。

 地域はそこにあるというほどのように思えますが、〈ふるさと〉というと、産まれたところと言うだけでなく、そこには、郷土愛のようなものを含むのではないか…そんな意味合いをも込めて、あえてこの文言を使いました。

 それは地域を知り、地域にこだわるようなメンタリティーをもっと全面に掲げた方がよいのではないかと主張したいからでもあります。

 そういう、原風景ともいえるようなものを喪失することは根無し草の人間になりかねないと思うからでもあります。自分の生育にとって意味のあった環境を知り、そこを大事にしたいというエモーションを育てることは、自分のことばかりにかかずりあうだけのスケールの人間ではなく、〈いつかは人の役に立つ人間になろう〉という、一体感というか、連帯感を育むのではないでしょうか。また、そういうこともこの学習ではおおいに求められているのではないかと思うからでもあります。

 これこそが、地域学習というか、ふるさと学習の最大の目的でもあったのではないか、そこをもう一度確認できればと願い特集を企画しました。

(樋口雅子)

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