総合的学習を創る 2002年12月号
基礎学力と総合―共振の学習システム

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総合的学習を創る 2002年12月号基礎学力と総合―共振の学習システム

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ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2002年11月
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 基礎学力と総合―共振の学習システム
基礎学力と総合は対立するものなのか―その土台を検討する
基礎学力・教科学力・総合学力
/無藤 隆
何が学習の支えになってきたか、胸に手をあてて考えてみよう
/村川 雅弘
総合は学力向上の土台
/宮崎 猛
シンポジュウム
提案
基礎学力と総合−共振関係を創る21世紀型指導の条件
/小林 毅夫
提案への意見
生活の教育における固有な学力の確認
/奈須 正裕
カリキュラムマネジメント能力の明示化はどこまで可能か
/工藤 文三
基礎学力を身につけてこそ
/向山 洋一
全体的な観点からの共振関係の明確化を
/藤井 千春
条件をクリアできる教師の育成をどうするか?
/前田 康裕
多くの教師との「連携」のもとで、21世紀型指導の条件を展開する作業を始めよう
/小林 毅夫
基礎学力の育成と総合でつける力―異同点・共振点を考える
知識や学習技能を倍増できる力を身につけること
/有田 和正
教科は教師が主、総合は子どもが主
/川上 昭吾
教科の流れに沿った総合で子どもに基礎学力をつける
/福井 隆司
基礎学力と総合が共振する学習指導を求めて
環境指導のヒント
/永島 稔明
福祉指導のヒント
/牟田 卓生
情報指導のヒント
/森永 祐司
国際理解指導のヒント
/川�ア 誠司
基礎学力と総合が共振する学習システムづくり
国語の基礎学力と総合
/谷岡 眞史
社会の基礎学力と総合
/星島 成壱
算数の基礎学力と総合
/木村 重夫
理科の基礎学力と総合
/藤井 総一郎
基礎学力と総合―共振を目指す授業づくりのヒント
3年基礎学力と総合
/神谷 祐子
4年基礎学力と総合
/大関 貴之
5年基礎学力と総合
/根本 直樹
6年基礎学力と総合
/迫田 一弘
中学基礎学力と総合
/成田 喜一郎
中学基礎学力と総合
/染谷 幸二
基礎学力と総合―場に即した共振の方法
調べ学習のポイント
/永川 俊文
テスト問題のポイント
/白石 高士
インターネット活用のポイント
/平間 晃
地域素材で創る総合的学習―プロの手法に学ぶ (第9回)
「ワクワクドキドキ」がいっぱい―阿蘇学夏休みイベント
/東 光弘
私の英会話授業&教材キット (第9回)
TOSS英会話指導キットで英会話の授業はばっちり!
/佐藤 尚子
ウェッブで調べ学習:ポイントはここだ! (第9回)
参加型オンラインデータベースで共同学習
/廣川 伸一
知の成長を刺激する“総合的学習の教材ツール” (第9回)
ダンスもねぶたもミュージアムで展開しよう!
/塚原 正彦
子どもの姿から診る“総合の好感度” (第9回)
「ビン・カン・ペットボトル 君ならどれを選ぶ?」日常生活に密着したテーマこそ、好感度へのカギ
/中村 昌子
総合的学習の評価―何を見とり、どう返していくか (第9回)
総合の授業づくりの基本―原点からの見直し
/加藤 明
説明責任を果たせる総合的な学習の十分条件 (第9回)
子どもの多様な実践スキルを育てる
/田中 博之
学習指導から考える“学力論” (第9回)
できるように見える子どもたち
/西林 克彦
世界で進む“総合・体験・サービス学習” (第9回)
スイスの場合―合科教授と総合学習
/福田 弘
体験で語る“小学校英語の発進・ここがポイントQA” (第9回)
英会話研修各学校から一名
/大森 修
地域素材で創る総合的学習―プロの手法に学ぶ (第9回)
「ワクワクドキドキ」がいっぱい―阿蘇学夏休みイベント
/須藤 靖明・東 光弘
編集後記
/樋口 雅子
盲導犬―福祉の授業で取り上げたい“実像” (第9回)
盲導犬使用者や候補犬の適性、エレベーターやボタンの利用方法を紹介
/松井 進

編集後記

○……新教育課程の全面実施と完全5日制のダブルスのせいか、このところ“基礎学力の低下”が声高に叫ばれています。当然のことながら、学校は本来勉強をするところですし、学力が高くなることに反対の人は誰もいない…と思います。

 ですから、基礎学力重視の声の浸透は、教育界あげてのムードとなり、結果的に“総合熱への熱さましの役割”を果たした…といっていいのかもしれません。なぜなら、学校あげての総合的学習の公開研究会がめっきり減っていることからも推察されるのが、ただ今現在の学校状況…といっていいと思います。

 それはそれとして、ではこのような風潮のなかで、基礎基本の学力の育成について何か新しい問題提起が若干でもあったのかというと、どうもそういう気配は感じられない…と思います。もっといえば旧態?然とした体力主義のドリル学習というラインナップといっていいようにも思います。

 ま、若干あるとすれば、斎藤孝氏の“声に出す”という手法は効果があるということが脳科学のほうでも証明された…ということではないかと思います。(しかし、小社、江部先輩の言によると、戦前は勉強というと音読から…だったとか。一斉音読が軍国主義につながるということで廃止―を、敗戦日本に占領軍がお達した結果が尾を引き今日までそれをタブーにしてきたということのようです。ですから、“声に出す”は、正式?には復活、というべきことなのでしょう)

 ここまできてさすがの私も考えた…というわけです。つまり、これでは時代のページは何もめくれていないのではないかと。やはり学力も時代の要請を入れなくては、次の世代を育てるには何か欠けるのではないかと。

 ということで、今一度、総合的学習創設の理念にたち返って、基礎学力育成ということと、時代が要請する学力がお互いに響き合う共振(このフレーズは愛知県西尾市西尾小学校さんでつけられた、総合と基礎学力の望ましい関係を表した文言です。まさにぴったりはまる言葉ということで借用させていただきました)の関係をどうすればつくっていくことができるか、さまざまな角度から探っていただきました。

(樋口雅子)

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