総合的学習を創る 2002年10月号
総合を授業する腕―自己診断の目安31―

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総合的学習を創る 2002年10月号総合を授業する腕―自己診断の目安31―

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ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2002年9月
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 総合を授業する腕―自己診断の目安31
文科省の“総合への姿勢”と私の教育信条―文教政策とのハザマで考える
子どもを変える学びは「人とふれあう」学びから
竹森 努
本物にこだわる
久保寺 千広
英会話、コンピューターが正道
松原 秀樹
総合を授業する腕―あなた今、どのランク?
子どもの興味関心をキャッチするセンスABC
平野 朝久
地域から教材を開発する目ABC
有田 和正
長いスパンの単元をつくる腕ABC
谷口 和也
プレゼン能力を育てる腕ABC
諸 範弘
総合らしい調べ活動の動機付けABC
松下 浩一
総合らしい表現活動の鍛え方ABC
三澤 雅子
小学校英語を授業する腕ABC
平田 淳
総合の把握度―あなた今、どのレベル?
コンピュータ―どこから教えるとよいか
五十嵐 勝義
福祉の教育―どんな指導体系があるか
甲本 卓司
小学英語―どこが一番大事か
渡邉 憲昭
体験活動―やってはいけない活動とは
梶野 修次郎
環境教育―やってはいけない活動とは
小森 栄治
総合で育てる学力―どんな考えがあるか
高階 玲治
総合の改革度―どうリニューアルするか
カリキュラム構成
田中 博之
年間計画
柴田 克美
単元づくり
福井 隆司
他教科・領域との関連づけ
堀口 秀嗣
総合の評価
安野 功
総合の授業が出来てこそプロ教師?
小幡 肇
総合をマネジメントする力―2003年の青写真づくりの目安
新しい単元を開発し研究授業で検証する
浅野 秀之
総合的な学習は、英会話とコンピュータに重点を
山口 収
中学なら、ぜひともNative Speakerとの直接交流を
斉藤 建樹
ねらいと内容に照らして活動のバージョンアップを
神永 典郎
あなたの総合の授業―どこを見られているか
はいまわる体験になっていないか
向山 行雄
問いは吟味されているか
岡崎 均
主体化された課題を見通しをもって追究しているか
藤田 静作
学びのネットワークの確かさと教師の働きかけを
若手 三喜雄
子ども一人一人の学びの内実からその授業のよさや改善点などを見る
布谷 光俊
地域素材で創る総合的学習―プロの手法に学ぶ (第7回)
温泉水をテーマにした阿蘇学
松永 直紀
私の英会話授業&教材キット (第7回)
ここちよいコミュニケーション空間づくり
末永 澄子
ウェッブで調べ学習:ポイントはここだ! (第7回)
webを活用した総合的な学習
青木 茂
知の成長を刺激する“総合的学習の教材ツール” (第7回)
幽霊のアートスポット
塚原 正彦
子どもの姿から診る“総合の好感度” (第7回)
総合に対する好感度 5つのポイント
野口 政吾
総合的学習の評価―何を見とり、どう返していくか (第7回)
一人一人に寄り添いながらの指導と評価の手だてについて
加藤 明
説明責任を果たせる総合的な学習の十分条件 (第7回)
「生かす力」を育てる社会参加活動の実践
田中 博之
学習指導から考える“学力論” (第7回)
知識のダイナミックな使用
西林 克彦
世界で進む“総合・体験・サービス学習” (第7回)
スイスの場合―総合学習の理論的根源
福田 弘
体験で語る“小学校英語の発進・ここがポイントQA” (第7回)
先進校の「指導計画」から学ぶ(2)
大森 修
地域素材で創る総合的学習―プロの手法に学ぶ (第7回)
温泉水をテーマにした阿蘇学
須藤 靖明松永 直紀
編集後記
樋口 雅子
盲導犬―福祉の授業で取り上げたい“実像” (第7回)
使役犬とペットとの違い、駅の切符の販売機や改札口を教える方法を紹介
松井 進

編集後記

〇……「総合的学習の授業ができないような教師は、教科の授業の腕のほうも大したことない」とある大学人からお聞きし「なるほど。そういえばこのような視点からの立論がなされなさ過ぎるのでは…」と思いました。

 というのはこの1・2年、「新指導要領の実施を止めよう…」という運動まであったように、このたびの新指導要領をめぐっての論議は、もっぱら学力が低下する、いやすでに低下している…というような点でのみ?なされてきたと思います。

 それで、このような推移のなかで総合的学習も学力低下の諸悪?の1つ、と思っている向きもあるように思います。

 わたくしのように、授業をしたことのないものにとっては、そういうこともあるのかな…と思ってしまうのですが、考えてみると、どのような学習活動も授業の問題を抜きにしてはありえないわけですから、授業の腕をこそもっと問題にすべきだ―と、遅まきながら思い至りました。

 たしかに、総合的学習の授業は、「参観していても、どこを見ていいのかわからない…」というようなむずかしさがあります。ですから、教科の授業の腕以上のものが要求されているのは当然といえば当然なのかもしれません。

 そこで本号では、まずは総合の授業の腕を自己診断するすべ、目安をだしていただき、そこからよりよい授業づくりの腕を磨いていく方途を探れればと思いました。

(樋口雅子)

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