総合的学習を創る 2002年9月号
総合的学習で“説明責任”―ポイント33―

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総合的学習を創る 2002年9月号総合的学習で“説明責任”―ポイント33―

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ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2002年8月
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 総合学習で“説明責任”―ポイント33
わが校の総合学習―保護者への説明責任のポイント
ウェブ上の公開・学習内容の明文化
宇田川 浩樹
まず、学校から「発信し続ける」こと
小田原 誠一
保護者の願い+目指す子ども像+時代+地域
田村 治男
子どものよさを伝える
三枝 正彦
なぜこの学習かをデータをもとに説明する
星野 裕二
攻めの説明責任
新保 元康
説明責任と総合的学習をめぐるQA
小林 毅夫
保護者の理解を得やすい説明の仕方とは
総合のねらいを理解して欲しい時の説明ポイント
嶋野 道弘
総合のメニューを理解して欲しい時の説明ポイント
馬野 範雄
総合の評価を理解して欲しい時の説明ポイント
田口 彰久
小学校で英会話導入の必要性の説明ポイント
坂井 邦晃
小学校で英話を導入しないことの説明ポイント
斉藤 一弥
総合の活動アピールでする説明責任の果たし方
参観授業―保護者の理解を得やすい開き方
尾身 浩光
保護者会―保護者の理解を得やすい開き方
吉岡 剛
通知表―保護者の理解を得やすい書き方
吉永 純一
保護者をゲストティーチャーにする活動企画
津川 裕
総合学習で説明責任:わが校の試み
学校便りにどんな内容を盛り込むか
川野 司
学級通信にどんな内容を盛り込むか
古川 光弘
ホームページにどんな内容を盛り込むか
大森 修
総合的学習への不安・疑問にどう応えるか
校長として総合的学習への不安・疑問にどう応えるか
篠田 英昭
教頭として総合的学習への不安・疑問にどう応えるか
竹川 訓由
主任として総合的学習への不安・疑問にどう応えるか
西 孝一郎
担任として総合的学習への不安・疑問にどう応えるか
北村 善重
総合への疑問を応援歌に変える変えるポイントはここだ
子どもの姿でどうアピールするか
小幡 肇
子どもの作品でどうアピールするか
渡辺 敏
教科とのバランスでどうアピールするか
原田 智仁
総合の見えない学力?を見える形にするポイント
關 浩和
保護者のQ:あなたならどう答えますか
北 俊夫
総合的学習を授業する腕―教科とどう違うか
授業である限り同じである
奈須 正裕
子どもたち意欲を引き出す「腕」を共通の基盤として
藤井 千春
子どもの力を見出し、授業で生かし伸ばす不断の努力を
村川 雅弘
今日的課題に応え学習密度の濃い授業ができる腕を
浅川 清
教材を見ればわかる
有田 和正
地域素材で創る総合的学習―プロの手法に学ぶ (第6回)
「野草博士になろう!」
奥田 純子
私の英会話授業&教材キット (第6回)
これさえあれば大丈夫!初めての英会話の授業
杉本 任士
ウェッブで調べ学習:ポイントはここだ! (第6回)
宿泊合宿でのウェッブの活用
今野 孝一
知の成長を刺激する“総合的学習の教材ツール” (第6回)
和菓子にみる感性の成長戦略
塚原 正彦
子どもの姿から診る“総合の好感度” (第6回)
体験活動よりも学習方法の楽しさが好まれている
樋口 正和
総合的学習の評価―何を見とり、どう返していくか (第6回)
評価が難しいのは、実は指導が難しいから
加藤 明
説明責任を果たせる総合的な学習の十分条件 (第6回)
子どもの課題設定力を育てる
田中 博之
学習指導から考える“学力論” (第6回)
知識を使うための工夫はなされているか
西林 克彦
世界で進む“総合・体験・サービス学習” (第6回)
アメリカの事例―大学におけるサービス学習
神山 正弘
体験で語る“小学校英語の発進・ここがポイントQA” (第6回)
先進校の「指導計画」から学ぶ(1)
大森 修
地域素材で創る総合的学習―プロの手法に学ぶ (第6回)
「野草博士になろう!」
須藤 靖明奥田 純子
編集後記
樋口 雅子
盲導犬―福祉の授業で取り上げたい“実像” (第6回)
犬と人との関係の歴史や盲導犬の歴史、交差点・信号について紹介
松井 進

編集後記

〇……今、現場が強いられているのは「基礎基本」「評価規準・基準」「教育課程」の三つです。でも、このブームもそこそこの数年だと思います。再度、「それでは、総合的な学習で身につけさせるべき本当の力って何なの?」ということになると思います。

 あらためて「国際コミュニケーション力としての英語」「情報活用能力」「プロジェクトワーク」「プレゼンテーション力」「ロジカルシンキング」といったことが問われてくると思うのです。

 学校によって、ものすごい差が出てくるでしょう。なんといっても、週に3時間という時間ですから。そのころはきっと、多くの小学校の先生たちは、この時間をもてあましているのではないでしょうか?自ら学ぶようになるためには、きっちりと指導して力をつける時間も必要なのだと思います。だから、英語をはじめる学校は急増してくるでしょう。

 コンピュータも然りです。また、問題解決的な学習で力をつけるための方法では何がいいのか? ということで「プロジェクト学習」のノウハウも必要になってくると思います。

 私の学校のように「英語」「コンピュータ」「問題解決的な学習」という三つの柱でカリキュラムを作る学校も増えるはずだと予想しております。

 長い引用になってしまいましたが、ある附属小学校の先生からのメールです。

 私もこの先生のご意見にはほとんどの点で賛同しているのですが、長期の見通しはともかく、短期的には?「総合で何をやっているのだ」という新設の時間ということに加えて、このところの学力不安問題への対応など、学校に説明責任がより一層求められてくると思います。

 さまざまな場における、説明責任の中味や方法などについて、「こうしている」あるいは「こうしようと思っている」というシミュレーションを含めてご紹介いただきました。

(樋口雅子)

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