総合的学習を創る 2001年10月号
“新しい学力”を創る総合的学習の変革点

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総合的学習を創る 2001年10月号“新しい学力”を創る総合的学習の変革点

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ジャンル:
総合的な学習
刊行:
2001年9月
対象:
小学校
仕様:
B5判 80頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “新しい学力”を創る総合的学習の変革点
基礎学力と総合的学習が育てる学力―違いと同じを考える
学習がブームになり得るか
柳本 眞一郎
基礎学力の上で総合的学習の学力は効果的に育つ
田村 治男
“違い”を親達は望んでいる
白井 輝
“イベント総合”から“総合でしかできない学力”づくりへ―見直し点はここだ!
教師の意識変革の方向
向山 行雄
カリキュラム変革の方向
大森 修
単元づくり変革の方向
加藤 幸次
授業づくり変革の方向
北 俊夫
“教科の学力”にない“総合的学習の新しい学力”とは
ベンチャー精神―どんな場でどう育てるか
竹内 利明
プレゼン能力―どんな場でどう育てるか
安達 渉
調べる力―どんな場でどう育てるか
渡辺 敏
交流する力―どんな場でどう育てるか
舛田 安生
表現する力―どんな場でどう育てるか
竹井 寛
学び方技能―どんな場でどう育てるか
谷 和樹
“知の総合化”で育つ“新しい学力”づくりの提言
環境学習で育つ新しい学力づくりの提言
齋藤 俊明
情報学習で育つ新しい学力づくりの提言
紫前 明子
国際理解学習で育つ新しい学力づくりの提言
伊藤 雅亮
福祉学習で育つ新しい学力づくりの提言
神山 聡
健康学習で育つ新しい学力づくりの提言
白石 高士
地域学習で育つ新しい学力づくりの提言
宇田川 浩樹
小学校英語学習で育つ新しい学力づくりの提言
安住 順一
総合的学習でここが変わった・こんな力がついた!―総合的学習バッシングに答える“私の言い分”
育てたい学力は、コンピュータリテラシーだ
金子 明弘
余裕を持ち、楽しみながら意識を獲得!発表力もつく総合的学習はすばらしい
谷 淳一
「何でもあり」よ、さようなら
大町 勝一
TOSSインターネットランドを使う子どもたち
馬場 慶典
福祉学習で使えるモノ・教具 (第7回)
ボランティアカルタの誕生!
小林 幸雄
環境教育で使えるモノ・教具 (第7回)
ミクロな環境調査のスグレモノ!
楳内 典明
大学で小・中・高の教師たちがポートフォリオの情報共有!
鈴木 敏恵
わが校の総合的学習の時間ハイライト
安達 渉平岡 充代
イラストで総合的な学習 (第19回)
プロジェクト学習 その10
前田 康裕
〜自己評価カード〜
日本の子どもは今…TOSS全国ネット情報 (第7回)
給食を食べ残す子どもたち
明石 要一
MAT式で英会話の授業をつくる (第7回)
英語の読み書きの指導:基本はアルファベット
仲田 利津子
未来教育・プロジェクト学習とポートフォリオ成功法 (第7回)
「考える力」はこうつける!
鈴木 敏恵
福祉学習のカリキュラム設計図 (第7回)
あるカメラマンからあなたへのメッセージ
小林 幸雄
〜障害者から学ぶ〜
国際理解のカリキュラム設計図 (第7回)
習慣や風俗から国に親しもう―その2
本井 訓
情報教育のカリキュラム設計図 (第7回)
表現方法を教える―ワープロソフトで表現
上田 洋一
環境教育のカリキュラム設計図 (第7回)
細切れ年間計画を変身させよう!
楳内 典明
どうする「総合的学習の評価」 (第7回)
評価問題で改めて露呈した内容編成の弱さ
奈須 正裕
編集後記
樋口 雅子
情報教育のおもしろ作品づくり (第7回)
“WEB問題作成ツール”でクイズページづくり
高橋 勲
NHKデジタル教材「おこめ」 (第7回)
第9回「品種改良の道のり」・第10回「こめとまつりの深い関係」
丸林 良彰

編集後記

○……このところ吹き荒れている?学力低下論とからませて,総合的学習の実践への風あたりがますます強くなっているように思われます。このような風潮に対して,総合的学習を推進してきた側からも,反省するべき点があるのではないか―という声があがってきています。

 例えば,発足当時から研究と実践をリードしてこられた,大阪教育大学の田中博之先生は,本誌6月号で次のようなご発言をされています。

 「“はじめに子どもありき”の美名のもとに,ややもすると,子どもの興味・関心に過度におもねることによって,“遊んでいるだけにしか見えない”“どのような力がつくのか分からない”といった批判が強く聞かれるようになってきた。

 残念ながら,最近の総合的な学習の実践は,まだ多くの学校において,明確な観点に基づく評価結果の明示によって,子どもたちの成長を保護者に説明できるようなしっかりとした学習になっていない。(中略)“子どもを楽しくも厳しく鍛える総合的な学習”が求められている―」と。

 このような現状を見直し,変革していくには,どうしたらよいのか―本号はこの点を明らかにしていきたいと考えました。

 それには,当然のことながら,“総合的学習でしか育てられないであろう学力”を明らかにし,そのような学力を形成するには,どのような指導が必要になるのか,具体像を示していただきたいと願いました。

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