- 特集 デキる支援者になるための特別支援教育研修―GRITを高める研修を目指して―
- 特集について
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- 〈提言〉教師・支援者に必要な特別支援教育の研修とは
- 「GRIT」の視点から
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- 〈実践〉受講者参加型研修にするためのストラテジー―研修でGRITにつなげる極意―
- 就学前施設における特別支援教育研修
- 保育士同士の学び合い―保育の場で活きる特別支援のスキルアップ研修ー
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- 小学校における特別支援教育研修
- 同僚が「お!これならできそうだ!」「明日からやってみよう!」と思うことができる職員研修の実践―特別支援教育でのICT活用を目指して―
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- 中学校における特別支援教育研修
- みんなで取り組む個別の指導計画づくり
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- 高等学校における特別支援教育研修
- 研修講師としての現職教員の強みとは―研修講師の経験を振り返ってー
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- 通級指導教室における特別支援教育研修
- つながり合う担当者―小野市通級指導担当者の取組―
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- S.E.N.S(特別支援教育士)の支部会における特別支援教育研修
- 兵庫支部会が行う2つの実践型研修の取組について
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- 放課後等デイサービスにおける特別支援教育研修
- PDCAサイクルの視点で行う放課後等デイサービスの研修―研修と日々の支援を繋げるために―
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- 医療機関における特別支援教育研修
- 医療関係者のためのLD診療・支援入門
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- ESSAY
- 多様性を理解する基本
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- 写真でみる運動発達支援 (第2回)
- 卓球
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- 〜生きる力を育むツール〜
- 発達障害の子どもに役立つ!ちょこっと支援の教材・教具 (第34回)
- 時計でちょこっと支援
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- 【特別寄稿】S.E.N.S協会(一般財団法人特別支援教育士資格認定協会)のエコチル調査への協力
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- 算数の学習に困難のある子どもへの支援 (第2回)
- 計算のアセスメントと指導
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- 〜誤答の見方・捉え方〜
- 学校におけるメンタルヘルス (第2回)
- 摂食障害のある子への気づきと対応
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- 心理検査を活用したアセスメントバッテリーの組み方 (第6回)
- 子どもの声をきく
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- 実行機能の理解と支援 (第2回)
- 注意の状態を理解して整える支援
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- ハジメテ先生のためのICT活用の授業づくり入門 (第6回)
- 良い実践を見つけるためのWeb活用2
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- 特別支援教育ほっこり日記 (第2回)
- 私のチーム
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- 一度は手にしたい本
- ギフテッドの個性を知り,伸ばす方法(片桐正敏編著,小泉雅彦・日高茂暢・富永大悟・ギフテッド応援隊著,楢戸ひかる構成)/2E得意なこと苦手なことが極端なきみへ(高山恵子著)
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- 特別支援教育ステップアップ講座 (第16回)
- 心理検査の結果報告書
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- S.E.N.S支部会紹介 (第18回)
- 福井支部会
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- 山口支部会
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- SENS for S.E.N.S (第29回)
- S.E.N.Sになって
- やさしい教師を目指しましょう
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- コロナ禍だからできることを
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- 特別支援教育士資格認定協会からのお知らせ
- 編集後記
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特集 デキる支援者になるための特別支援教育研修―GRITを高める研修を目指して―
すべての学校において,障害のある幼児児童生徒への一層の支援の充実を図るために,平成19年4月,「特別支援教育」が学校教育法に位置づけられました。施行当初は,理念啓発を中心とした研修が行われ,啓発から発達障害の児童理解,個々に応じた指導・支援,授業研究,学校支援体制等の研修内容へと内容も様々になりました。15年間の継続的な取り組みで,「特別支援教育」の理念や知識は学校だけにとどまらず,福祉や医療の分野まで広がりつつあるといえるのではないでしょうか。「特別支援教育」がこのように浸透した背景には,先達の物事を諦めずに前に進めようとする力があったからこそです。
先達の「物事を諦めずに前に進めてやりぬく力」に該当する「GRIT(グリット)」ということばがあります。Guts(度胸),Resilience(精神的回復力),Initiative(自発性),Tenacity(執念)の頭文字から「GRIT(グリット)」とペンシルバニア大学のアンジェラ・ダックワース教授が呼びました。「GRIT(グリット)」は,生まれもった能力や才能ではありません。努力を重ねて,物事を諦めずにやり抜く力のことを指しています。これからの特別支援教育の研修では,研修の質が大事になってきます。様々な幼児児童生徒の教育的ニーズを把握し,個に応じた支援がデキる支援者になるためには,どんな困難な状況にも諦めず仲間とともに適切な支援を求めていく姿勢がもてるように「GRIT(グリット)」を高める研修を目指すことが,重要ではないでしょうか。
先述したアンジェラ・ダックワース教授によると,「GRIT(グリット)」を伸ばし,高めるためには,(1)行っていることよりも少し難しいことにチャレンジする,(2)成功体験を積み上げる,(3)柔軟にチャレンジする事柄を変える,(4)仲間とともに難しいことにチャレンジする,(5)上司がGRITを理解し推奨する,(6)長期的な目標を設けて「今やっていること」の意義を伝え,継続できるようにする,の6つの方法が有効であると報告されています。
今号では,GRITを高める特別支援教育研修になるために,上記の6つに加え,どのようなことを研修として意識していくべきかを探っていきたいと思います。
さあ,研修を行う側も受ける側もGRITを高めて,特別支援教育の新たなページを記していきましょう。
社会福祉法人陽気会 /高畑 英樹
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