- 特集 言語力UP!ノート学習の習慣づくり
- 〈巻頭特集論文〉美しいノートづくり・8つの習慣
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- [1年生]1年生で「言語力」のベースをつくる
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- [2年生]説明力を鍛える4つのステップ
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- [3年生]説明問題は教科書の型を写すことを教える。そして,その型を使って問題を解くことで,子どもたちに力がつく
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- [4年生]お手本となる型を教え,他の問題でも活用させる
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- [5年生]順序を表す接続詞を使いこなして言語力UP!
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- [6年生]ノートに書くのが当たり前!文章で答え,文章を読んで写し,文章を書く
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- [中学生]日々の授業の中で言語活動を取り入れる
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- ミニ特集 グローバルな人材を育てる算数改革
- そろばんは世界最高の算数教具―世界に広がる日本のそろばん―
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- まずは教師が世界最先端を体感する―シンガポール教育視察で見た世界の算数―
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- 「自分なりのやり方で解ける」という自信をつけさせる授業を行う
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- 算数で文化の多様性と日本の素晴らしさを教える
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- 算数グローバル教育はじめの一歩 百玉そろばんから「考え方」の説明まで
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- ひき算ができるなんて,世界ではすごいことだ
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- 表紙のイラスト (第38回)
- 問題:図のように、正方形の折り紙を2回折って切り取ります。折り紙は何枚に分けられますか。
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- グラビア
- 向山氏のDVDから技術を抽出する
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- 〜向山型算数セミナーIN愛媛 2013.11.4〜
- マンガ向山型算数教室 (第2回)
- 算数授業のスタンダード【例題】【類題】【練習問題】【計算スキル】
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- イラスト競演!向山型算数ハイライトシーン (第14回)
- テストで100点をとるために必要な2つのこと
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- 巻頭論文 算数授業へのこだわり
- 反省するより次の策を考えよ!
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- 教えてほめて算数好きを急増させる学年別教科書の教え方 (第2回)
- 1年「なんばんめ」
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- 1年「いくつといくつ」
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- 2年「たし算の筆算」
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- 2年「ひき算の筆算」
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- 3年「わり算」
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- 3年「円と球」
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- 4年「わり算の筆算」
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- 4年「わり算の筆算(倍の計算)」
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- 5年「小数のかけ算(筆算)」
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- 5年「小数のかけ算(小数の倍)」
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- 6年「分数のかけ算」
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- 6年「分数のわり算」
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- 算数授業力UP奮戦記 (第2回)
- 算数授業力アップのために20代でしておきたいこと
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- 奇跡の向山実践を追う (第2回)
- 厳然たる事実
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- 算数教科書教材に挑戦/論文審査 (第174回)
- 子どもに体感させる実感させる活動も取り入れて!
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- 向山型算数実力急増講座 (第176回)
- 向山編集長の「本格的な授業批評」A
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- 〜自分の授業への代案〜
- 向山型算数WEBサロン (第170回)
- 「中学へのかけはし」で正負の数のたし算を授業する
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- 甲本が斬る!授業力“有段”への道 (第2回)
- 授業開始の工夫をもっとしよう 算数授業の幅を広げて
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- 河田が創る!“指導法の工夫”で平均90点突破 (第2回)
- 算数教科書を教えるための戦略と戦術
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- 発達障害への林ドクター教育コーチ!ここが気になる学校の指導Q&A (第62回)
- ノーチャイム制で子どもは自主的に行動するようになれるのか?
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- <子どもを巻き込む算数の福袋>算数ペーパーチャレラン (第50回)
- 低学年/「1→10→100チャレラン」
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- 中学年/「お買い物チャレラン」
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- 高学年/「100%ぴったりチャレラン」
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- 教室・サークルからの発信
- 特別支援の算数授業 (第2回)
- 発達凸凹とそれぞれの特性に応じた教材を準備し,レディネスにあった授業を展開する
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- 算数教材ユースウェア (第2回)
- 全て子どもの事実から出発する
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- サークルで教師修業 (第2回)
- ラインにのせて教える
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- 新型学級崩壊への対応 (第2回)
- できない?しない?明確に分ける
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- 子どものつまずき分析 (第2回)
- 丁寧さを身につけさせること,「見立てる」ことでつまずきに対応
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- 子どもが熱中した算数 (第2回)
- できそうでできない問題を与える
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- 「語り」で描写!あの子ができたドラマ100人物語 (第62回)
- 向山型算数が本物だと確信した瞬間
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- 〜A君の悲痛な声,そして,腹の底からの実感が湧く〜
- すきま時間に子ども熱中!すぐに使える“わくわく問題” (第38回)
- 下校前に解くとさらに熱中 頭やわらか問題
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- プロが解説!教材研究「基本用語」事典 (第14回)
- キーワード「外延量」
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- 向山型算数を知る前と後―子どもの事実と教師の手応え!
- 「子どもの事実」を追い求めて
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- 確実に子どもが変わる向山型算数
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- 向山型算数セミナー
- 算数セミナーの歴史(その2)
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- TOSS最新情報
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- 算数教室最前線 (第2回)
- 夏の向山型算数セミナーに、『雪月花の数学』の数学者・桜井進氏の登壇決定!
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- 編集後記
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- 「子ども算数検定」に挑戦! (第14回)
- 5月
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- 算数教科書教材に挑戦/指定教材 (第176回)
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<巻頭論文>算数授業へのこだわり 反省するより次の策を考えよ!
/向山 洋一
新年度,新しい子どもたちと出会う。
出会いのその日までに子ども全員の名前を覚えていることが大切だ。
そのための準備こそが,1年間のクラスのあり方を規定する。
のほほんと新年度を迎えれば,5月の連休明けにはクラスが崩れてくる。
「うまくいかない」のは子どもが悪いのではない。責任は教師にある。
「うまくいかなくなったとき」に,大切なことは何であろうか。
私は,かつて女教師に向けて,次のように言った。
困難,トラブルに直面したとき,最も大切なことは何か。それは次のことだ。
反省するな!
「えっ?」と思う人もいよう。しかし,これが最も大切なのだ。
反省しすぎると克服はできないし,マイナス方向に進んでいくものだ。
反省するのは「犯罪行為」や「みんなに迷惑をかけたとき」だけでいい。
教室は,担任が描くユートピアを建設している途上なのだ。夢を追う道中なのだ。
そこでは反省しないのだ。
エジソンは,何千回もの「失敗」をした。そのとき,エジソンは,いちいち反省をしただろうか。
反省するどころか,「この素材ではフィラメントはできないことを確かめた」と,プラスに考えていたのである。
そして,次の素材へと向かったのだ。
教師も同じだ。
反省はするな。
次の方策を考え,すぐ行動せよ。
これこそが大切なのだ。
次の策もうまくいかないときがある。
そのときどうするのか,決まっている。
さらに,次の方策を考え,実施せよ。
教師の行為はこの連続なのである。「万策つきた」という言葉がある。一万もの方策をやって駄目だったということである。
教師は,たった2策か3策で音を上げているのだ。
次々と方策を考え,克服できる教師は次のような人だ。
@ 本を読み,セミナーに出かけ,よい方法を学んでいる人。
A サークルなど,親身になって相談にのってくれる仲間がいる人。
B よい方法を率直にやってみることができる人。
C トラブルの枠組みを大きな視点からとらえられる人。
D 「そんなことまでやってみるのか」と,枠をはずれた考えができる人。
E 決して,あきらめない人。
このような人なら必ず克服していける。神様はもっとすてきなステージに進んでもらいたいから,テスト問題を用意したのである。
「子どもの事実を見ない」「子どもの事実に感動できない」「子どもの悪口ばかり言う」「理屈で決めつける」
こういう教師は,マイナス人生を一途に辿ることになる。
駄目な教師は,駄目な教師で群をつくる。そのほうが居ごこちがいい人もいる。人それぞれだ。
すてきな教師は,すてきな教師で群をつくる。ファッション1つでも違う。
すてきな教師の道を歩んでほしい。
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- 明治図書