向山型算数教え方教室 2012年4月号
新教科書で平均90点を実現!1学期の方略

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向山型算数教え方教室 2012年4月号新教科書で平均90点を実現!1学期の方略

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ジャンル:
算数・数学
刊行:
2012年3月7日
対象:
小学校
仕様:
B5判 94頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 新教科書で平均90点を実現!1学期の方略
〈巻頭特集論文〉年間のカリキュラムと1学期間の細案を立てる際のロジックを持つこと。その上で、最初の時間、最初のテストから、どの子にも成功体験を持たせること
/谷 和樹
リズムとテンポのよい授業の方略
リズムとテンポを身につける極意は,「小刻みな指名」にある。算数の授業で、リズムとテンポの技能を身につける
/甲本 卓司
安定した授業をつくる方略
先生問題と音読,視覚教材を用いて授業の安定化を図る
/松崎 力
うっとりするノート指導の方略
出会いの授業からノート指導を徹底する。そして,教師が弱音をはかない
/赤石 賢司
シンプルな基本型を提示する方略
向山型算数の授業システムでこそ効果を発揮する基本型
/大関 貴之
教材教具を選ぶ方略
使い方と利点をしっかり示せ!
/白瀬 嗣大
言葉を削る方略
言葉を削ると,子どもたちにわかりやすい授業になる
/小室 由希江
小刻みな作業指示で集中させる方略
難単元「分数のかけ算」を一言も説明せずに作業で理解させる
/小野寺 明子
ミニ特集 あなたを守る!前学年の「学力実態調査問題」
〈1年〉字を書くことに困難さはあるか
/山本 昇吾
〈2年〉「テスト中の様子」を把握せよ
/朽名 正樹
〈3年〉学力調査の問題は,ロジックが必要だ!
/堀田 和秀
〈4年〉どの計算の何ができないのか把握する
/夏井 圭太郎
〈5年〉誤答からその子の課題を読み取る
/下山 てるみ
〈6年〉5学年「学力実態調査問題」
/星原 一宏
表紙のイラスト (第13回)
[?]に入る数は?
/木村 重夫
グラビア
新教科書の構造を徹底解明する
/細羽 正巳
子どもレポーター“わが教室の授業風景” (第13回)
子どもも教師も大好きな向山型算数と計算スキル!
/井戸 砂織
〜わかる!できる!楽しい!だからこそ夢中になる〜
新卒フレッシュ先生にプロが解説!学習指導案「基本用語」事典 (第13回)
キーワード「組み立てと発問」
/板倉 弘幸
巻頭論文 算数授業へのこだわり
レベルの低いデタラメな「学び合い」の授業
/向山 洋一
教科書3割増に対応する学年別教科書の教え方 (第1回)
1年「なかまづくりとかず」
/酒井 基成
1年「いくつといくつ」
/脇坂 浩之
2年「ひょうとグラフ」
/山本 東矢
2年「時こくと時間」
/廣川 徹
3年「かけ算」
/兼田 麻子
3年「時こくと時間のもとめ方」
/中田 昭大
4年「大きな数のしくみ」
/浅井 輝夫
4年「角の大きさ」
/滝澤 隆幸
5年「整数と小数」
/早川 尚子
5年「直方体や立方体の体積」
/小田原 誠一
6年「円の面積」
/根本 修成
6年「文字と式」
/戸村 隆之
最前線で奮闘する教師の実践 (第1回)
教科書が最良のお手本となる
/八和田 清秀
1年間で難問100問が向山型算数への道だ
/根本 直樹
向山型算数の理論と技術の学び方
/戸村 隆之
「論文審査」を突破した女教師たちの“しなやか”な授業づくり (第13回)
とにかく「書く」「続ける」!続けていると必ず手ごたえをつかむときが来る
/市島 直子
向山型算数に挑戦/論文審査 (第149回)
シンプルで美しい表現で
/向山 洋一
向山型算数実力急増講座 (第151回)
さまざまな失敗を乗り越えて
/木村 重夫
向山型算数WEBサロン (第145回)
単元の導入の算数的活動から「わかる」「できる」を体験させ,3割増の教科書に対応する
/赤石 賢司
甲本・河田発 やんちゃ君も巻き込み,知的に燃える算数教室 (第37回)
1年間を左右する黄金の3日間は,厳しいほどよい
/甲本 卓司
教科書の使い方�@問題番号の意味
/河田 孝文
中・高・塾教師の告発状!学力不足がもたらす悲惨な実態 (第1回)
威圧的な指導と放置とが悲劇を生んでいる
/長谷川 博之
強烈な抵抗感が出てくる思春期の子どもとの格闘の末に
/山口 俊一
発達障害への林ドクター教育コーチ!気になる「あの親」への対応Q&A (第37回)
支援学級への通級を嫌がる親への対応
/平中 健也・林 隆
<子どもを巻き込む算数の福袋>算数ペーパーチャレラン (第25回)
低学年/「うちゅうりょこうチャレラン」
/桑原 和彦
中学年/「大きな数タイルチャレラン」
/郡司 崇人
高学年/「小数迷路チャレラン」
/井上 敬悟
あなたもプロ先生になれる!教師渡世・サバイバルの知恵 (第25回)
<今月のテーマ>出会うまでに子ども全員の名前を覚える工夫
〈1年〉いろいろなことと連動させて効率アップ
/中濱 麻美
〈2年〉名簿順に録音し,繰り返し聴き,覚えよう
/井田 惠
〈3年〉「子どもの名前」を繰り返し入力する機会をもつ
/松本 一樹
〈4年〉名前を正確に覚えるための工夫
/中野 幸恵
〈5年〉まずは「絶対に覚える」と心に決めること
/林 健広
〈6年〉カードと座席表と顔写真で覚える
/村野 聡
「語り」で描写!あの子ができたドラマ100人物語 (第37回)
10までの数の読み書きができるようになるまでの道のり
/赤木 雅美
すきま時間に子ども熱中!すぐに使える“わくわく問題” (第13回)
準備なし!でも熱中できる問題
/清水 彰彦
向山型算数セミナー
年度始めは90点でスタート
/板倉 弘幸
腹の底からの実感!向山型算数を知る前と後
サークルで学び,我流を排する
/和田 孝子
正しい修業が事態を打開する
/高杉 祐之
たった1時間で変わった!
/木谷 圭介
論文ランキング
1月号
/木村 重夫
TOSS最新情報
/赤石 賢司
読者のページ
デジタル機器の価値は子どもの事実で検証する
編集後記
/木村 重夫・赤石 賢司
1日1問「子ども算数検定」 (第1回)
4月
/木村 重夫
向山型算数に挑戦/指定教材 (第151回)
/向山 洋一

〈巻頭論文〉算数授業へのこだわり レベルの低いデタラメな「学び合い」の授業

向山 洋一


 あきれるほどひどい「算数の授業」の映像を見た。ユーチューブで公開されている,新潟県里公小学校の全校「学び合い」算数という授業である。

 体育館に,全校児童が集められる。各学年の担任が,画用紙に書いた「本時の学習」のような内容を読み上げる。字が小さいし,指示がいくつもあって,よくわからない。

 画用紙なしで,口頭で指示する教師もいる。

 その後,子どもたちは,7,8人ぐらいのグループをつくって,体育館に腹ばいになる。

 机も椅子もないので,床に,寝そべるような姿勢で,「問題の話し合い」を始めるのだ。

 学年が違う所に行って,教えてもらうのもありである。

 教師が,子ども放ったらかして,やらせっぱなしにしている。

 子どもたちはグチャグチャだ。

 45分授業であるが,30分ほど授業の形になっている。「4割近くの授業時間」がロスしている。実に奇っ怪だ。

 第1に,こんな「授業」では,進度が遅れるに決まっている。1年間の授業進度がどうなっているのか,調査が必要だ。

 第2に,こんな「授業」では,学力がつかない。学力の評定はどうなっているのか,調査が必要だ。1つや2つの事例でなく,全校調べる必要がある。

 第3に,発達障がいの子への対応が全くされていない。ドクターが「絶対やるな」と言われる「放置」「怒鳴る」行為がされていることが考えられる。

 第4に,子どもの交流は少しできるかもしれないが,逆に,グチャグチャになって「崩壊」した学校もあるはずだ。

 第5に,教師ぬきの「子どもの学び合い」のレベルなんて,低いに決まっている。レベルを調べる必要もある。


 例えば,「跳び箱が跳べない子」について,いくら話し合っても跳べるようにならない。

 向山式指導法を身につけた教師だけが跳ばせられるのである。

 例えば,水泳,ピアノ,踊り,書道等すべてのスポーツ,芸事,学問は,「上級者」「指導者」「教師」がいてこそ上達する。子どもだけの話し合いで上達することはない。

 例えば,「学び合い」の「学習指導案」には「学習活動」だけが表記されている。

 授業とは,「教師」がいて「生徒」がいて成立する。

 教師は,「教授活動」をして,生徒は「学習活動」をする。表現はいろいろあるが,つまりは,この教師・生徒の両者の往復活動によって授業は成立する。古今東西の鉄則である。然るに,「教師」の役割を放棄してしまっているのである。教育文化の全否定ともいうべき暴挙である。

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