- 特集 夏休みの宿題“算数好き”にする「おもしろ難問40選」
- 〈巻頭特集論文〉難問を気楽に,楽しんで,何度もチャレンジさせよう
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- 低学年/ふつうの問題にちょっと一段階をつけたしてみる
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- 低学年/「難問って楽しいね!」挑戦する子を育てるおもしろ難問5問
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- 中学年/思わず楽しくなるわくわく問題5選
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- 高学年/生活の中に数理を見出そう
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- 高学年/算数の魅力を伝える楽しく知的な難問
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- 中学校/もっと調べてみたくなる数学難問
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- ミニ特集 つまずき・まちがい激減のノート指導
- 机間巡視でつまずきを発見し,そっと短く何度も個別指導をする
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- ノート指導も「教えてほめる」が基本
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- 教師の思いこみが子どものミスを生む
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- 単元を貫く基本型「魔法の一十百千」
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- 頭の中の計算をノートに書かせる
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- 「やり直し」をさせられれば,ミスが減る
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- 表紙のイラスト (第4回)
- ピラミッド状に積み上げた球は全部で何個?
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- グラビア
- 今学校が組織として準備しておくこと
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- 子どもレポーター“わが教室の授業風景” (第4回)
- できる!わかる!算数 6年河田学級の授業風景
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- 新卒フレッシュ先生にプロが解説!学習指導案「基本用語」事典 (第4回)
- キーワード「発問と指示」
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- 巻頭論文 算数授業へのこだわり
- 算数教科書に「ノート指導」が登場
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- 向山型をめざして!学年別「基本的算数指導事典」 (第4回)
- 1年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- のこりはいくつ
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- ちがいはいくつ
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- 2年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- 3けたの数(数の表し方)
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- 3けたの数(数の大小)
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- 3年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- あまりのあるわり算
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- わり算 あまりを考える問題
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- 4年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- 垂直
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- 平行
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- 5年〈押さえどころと授業の組み立て〉
- 合同な図形(意味)
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- 合同な図形(作図)
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- 6年〈押さえどころと授業の組み立て〉
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- 中学校からの発信!「向山型数学」実践講座 (第136回)
- 荒れたクラスだからこそ向山型数学
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- 挑戦し続けるから見えてくる
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- 向山型算数に挑戦/論文審査 (第140回)
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- 向山型算数実力急増講座 (第142回)
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<巻頭論文>算数授業へのこだわり 算数教科書に「ノート指導」が登場
向山 洋一
算数の教科書に「ノート指導」が入った。
画期的なことだ。
TOSSでは,「算数ノート指導」の重要性を30年も昔から主張してきた。
「プリント」や「ワーク」では,「学習が安定しない」「学習が連続しない」「学習の足跡が残りにくい」などの,極めて大きなマイナスがあることを主張してきた。
「算数ノート指導」による「学力の向上」も実証してきた。
近年「東大生のノートは美しい」というマスコミの大宣伝によって,「ノート指導」が注目されるようになってきた。
保護者もノートの書き方に注目するようになった。
こうした流れを反映したのであろう。
私は60年前に小学校に入学したが,母親は「ノートをていねいに書く」ことを,教えてくれた。
学習内容について教えられることはなかったが,ノートの書き方は,小学校に入学してからしばらくの間は,つきっきりで教えてくれた。
全国小学校校長会会長をつとめ,今年から帝京大学教職大学院教授になった弟も同じだった。
ノートを「ていねいに書く」のは,「百人一首で遊ぶ」と同じように,家に伝わる文化であったのだ。
東大に入る学生は,このような文化で育った人が多いと思う。
さて,TOSSでは「向山型算数ノートスキル」を開発していて,多くの教室で使われている。
「書き方をなぞる」「書き方を写す」ことによって,ノートの書き方を身につけている。「ノートスキル」の効果は抜群である。
子どもたちのノートが激変して,学力が向上するのである。
それは,「ノートスキル」には,「初めてのノートスキルの使い方」というユースウェアがついているからだ。
全部で10項目,22の内容から構成されている。
この22の項目は,「向山の教室での指導」を基本としながら,多くの力ある実践家によって工夫されてきた内容である。
効果は抜群だ。
「ノートスキル」を使っているTOSS教師にとっては,算数教科書の「ノート指導」は「工夫」が必要となる。
「せっかくの教科書」である。
それを活用して,少しでもよい「ノート指導」をつくり出す必要がある。
どこが大切なのかは,今月の論文審査を読んでいただきたい。
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- 明治図書