向山型算数教え方教室 2007年4月号
「算数黄金の3日間」から始まる学力向上の戦略

V094

«前号へ

次号へ»

向山型算数教え方教室 2007年4月号「算数黄金の3日間」から始まる学力向上の戦略

紙版価格: 964円(税込)

送料無料

電子版価格: 867円(税込)

Off: ¥97-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
算数・数学
刊行:
2007年3月6日
対象:
小学校
仕様:
B5判 92頁
状態:
絶版
出荷:
ダウンロード
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 「算数黄金の3日間」から始まる学力向上の戦略
〈巻頭特集論文〉全体構造を確定せよ
/谷 和樹
「たくさん間違えて、たくさん勉強して、思いきり賢くなろう」
/松崎 力
教師が貸して使いやすさを実感させる
/根本 直樹
4月のやる気に「教科書の使い方」で応える
/八和田 清秀
うっとりノートに必要な丁寧さをこう指導する
/塩苅 有紀
「繰り返し」と「速さ」が秘訣!
/白瀬 嗣大
『あかねこ計算スキル』の効果を倍増させる教師の指導
/平田 千晶
出会いの授業は、ほめてほめてほめまくれ!
/沖平 和生
ミニ特集 少人数指導法を成功させる学年での「申し合わせと教材」
申し合わせ事項は、3段階で考える
/平松 孝治郎
最後は子どもの実態が少人数を成功させる
/押井 崇人
段取りと趣意説明が大切である
/西田 裕之
教科書を使うことだけは譲らない
/戸村 隆之
子どもの事実を作るまで耐え抜く
/松原 貴大
新学期がスタートする前に「確認事項」として文書提案をする
/野口 澄
グラビア
教師の授業力を検定できるのはTOSSだけである
/村田 斎
若葉印教師のための向山型算数基礎基本イラスト事典
授業の躾(しつけ)
/小倉 郁美
向山型算数キーワード
短く説明できる先生ほど優秀
/木村 重夫
巻頭論文 算数授業へのこだわり
4月最初に基礎学力調査をしよう
/向山 洋一
学年別4月教材こう授業する
1年・かずのなまえ
例題の「基本型」
/小西 亮人
「練習問題・スキル」と教材教具
/鈴木 崇之
2年・とけい
例題の「基本型」
/岩岸 節子
「練習問題・スキル」と教材教具
/渡邉 康子
3年・かけ算九九
例題の「基本型」
/杉原 進
「練習問題・スキル」と教材教具
/井上 茂
4年・大きい数
例題の「基本型」
/守屋 敏江
「練習問題・スキル」と教材教具
/前川 淳
5年・小数と整数
例題の「基本型」
/辻野 裕美
「練習問題・スキル」と教材教具
/東條 正興
6年・倍数と約数
例題の「基本型」
/南 尚美
「練習問題・スキル」と教材教具
/舛田 安生
中学難教材こう授業する
1年/比例と反比例
/月安 裕美
中学校からの発信!「向山型数学」実践講座 (第85回)
新学期準備には、TOSSノートも揃えたい
/井上 好文
向山型算数に挑戦/論文審査 (第89回)
授業に知的興奮を!
/向山 洋一
向山型算数実力急増講座 (第91回)
子どもの自然な操作活動から組み立てる(上)
/木村 重夫
向山型算数WEBサロン (第85回)
逐一指導から脱却すると、子どもの成功体験が増える
/赤石 賢司
向山型算数をDEEPに学ぶ女教師たち
本誌論文審査に毎回挑戦!
/横崎 邦子
“問題解決学習”隣の教室の実態ルポ
苦手な子を救える授業を!
/甲斐 洋平
授業の上手な教師も苦しむ
/佐藤 志保
〈教室の障害児と向山型算数〉特に気になる『あの子』への向山型アプローチ
子どもに優しいユースウェアがT君に自信をつけさせた
/小宮 美穂
もう一つの向山型算数 難問良問1問選択システム (第91回)
低学年
/松山 英樹
中学年
/小倉 秀志
高学年
/久田 浩嗣
ビギナー専科=向山型算数ココが授業の勘所
1年/逐一指導をしない
/江口 儀彦
2年/定規指導で子どもに自信を
/白川 秋子
3年/1年間の見通しをもって徹底させる
/花田 伸一
4年/指導以前の指導で、先手を打つ
/矢野 晴美
5年/ノート指導の対応術
/松本 眞由美
6年/黄金の3日間の準備で1年が決まる!!
/小路 健太郎
“若葉印”教師が向山型算数でダッシュするとき (第25回)
向山型算数で子どもたちがしっかりとついてくる
/北山 広子
向山型算数への苦言・提言・辛口応援歌
授業の結果を常時検証し、教育の信頼性を取り戻せ
/山極 隆
向山型算数セミナー
4月東京会場は授業開きから始まる
/板倉 弘幸
腹の底からの実感!向山型算数を知る前と後
「難問」の威力
/大木島 研
学級の雰囲気もよくなる向山型
/齋藤 由美子
冷たい授業からの脱却!あたたかい授業へ
/鈴木 亜由美
論文ランキング
1月号
/木村 重夫
実物ノートと指導のポイント
「ダメ。やり直し」と言うこと。
/田畑 典子
読者のページ
ほんの小さな差が実は大差
編集後記
/木村 重夫・赤石 賢司
TOSS最新情報
/赤石 賢司
向山型算数に挑戦/指定教材 (第91回)
/向山 洋一

巻頭論文

算数授業へのこだわり

4月最初に基礎学力調査をしよう

向山 洋一


 4月,新しいクラスの担任になる。1週目のうちにやらねばならないことがある。

 子どもたちの学力の実態調査だ。

 前の学年から「大きな問題を5」(つまり各大問を20点とする。その大問を4問ほどの小問に分ける。つまり小問は1つ5点になる。

 文章題はいらない。基本的な計算問題だけでよい。前の学年の教科書から提出することが大切だ。

 子どもたちの基礎学力が一目で分かる。

 ノートに「できない子の分析」を1人につき1ページほどで記入する。

 次に,前の学年のノート,プリントを持って来させ,「どのような学習の結果,分からなかったのか」を記入しておく。子どものノートのコピーもとって,自分のノートに貼りつけておく。

 同じように,漢字テストもしておくとよい。

 この結果によって,1年間の方針も生まれてくる。どのような授業が必要か,いかなる教材が必要かが分かってくる。

 「子どもの事実」の中にこそ,未来への道がある。やるべき課題が示されている。

 ときには,親の攻撃,管理職からの批判に自分の身を守ることになる。

 教師は「基礎学力の保障」「軽度発達障害の子への指導」などに,責任をもつ。

 説明責任,実行責任が厳しく問われるようになった。

 自分の授業の自己評価には,客観的数値が必要だ。そのために,4月新年度,出発のときの実態調査が,ぜひ必要だ。

 これは,中学入試時にもあてはまる。算数の教科書をほとんど教えず,漢字も宿題まかせにしている教師がいっぱいいる。算数の問題解決学習を研究している学校などは,学校ぐるみで,教科書を使っていない。

 当然,落ちこぼれの子がいっぱい出る。

 その子たちが,中学に入ってくる。

 入学のときに,小学校の算数の学力調査をして「出身クラス別」に集計するとよい。「ひどい点数のクラス」には,中学校長から小学校長に正式に伝え,事情を聞いてもらうとよい。

 次の年から,「子どもの基礎学力」が向上して入学してくるようになる。中学校教師の苦労は半減することになるだろう。子どもたちにとっても,よいこととなる。

 私は退職の年,転任先で6年生を担任した。

 組合の教師が集団で校長を怒鳴りつける学校だった。

 私が持ったクラスは,40代の組合女性教師が担任だった。模造紙お化けがズラーッとあった。計算,漢字の宿題は毎日出ていたという。

 基礎学力テストを実施した。漢字が0点に近い子が30%いた。最高点が80点。このテスト用紙を今でも,私は持っている。

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ