向山型算数教え方教室 2007年4月号
「算数黄金の3日間」から始まる学力向上の戦略

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向山型算数教え方教室 2007年4月号「算数黄金の3日間」から始まる学力向上の戦略

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ジャンル:
算数・数学
刊行:
2007年3月6日
対象:
小学校
仕様:
B5判 92頁
状態:
絶版
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目次

もくじの詳細表示

特集 「算数黄金の3日間」から始まる学力向上の戦略
〈巻頭特集論文〉全体構造を確定せよ
谷 和樹
「たくさん間違えて、たくさん勉強して、思いきり賢くなろう」
松崎 力
教師が貸して使いやすさを実感させる
根本 直樹
4月のやる気に「教科書の使い方」で応える
八和田 清秀
うっとりノートに必要な丁寧さをこう指導する
塩苅 有紀
「繰り返し」と「速さ」が秘訣!
白瀬 嗣大
『あかねこ計算スキル』の効果を倍増させる教師の指導
平田 千晶
出会いの授業は、ほめてほめてほめまくれ!
沖平 和生
ミニ特集 少人数指導法を成功させる学年での「申し合わせと教材」
申し合わせ事項は、3段階で考える
平松 孝治郎
最後は子どもの実態が少人数を成功させる
押井 崇人
段取りと趣意説明が大切である
西田 裕之
教科書を使うことだけは譲らない
戸村 隆之
子どもの事実を作るまで耐え抜く
松原 貴大
新学期がスタートする前に「確認事項」として文書提案をする
野口 澄
グラビア
教師の授業力を検定できるのはTOSSだけである
村田 斎
若葉印教師のための向山型算数基礎基本イラスト事典
授業の躾(しつけ)
小倉 郁美
向山型算数キーワード
短く説明できる先生ほど優秀
木村 重夫
巻頭論文 算数授業へのこだわり
4月最初に基礎学力調査をしよう
向山 洋一
学年別4月教材こう授業する
1年・かずのなまえ
例題の「基本型」
小西 亮人
「練習問題・スキル」と教材教具
鈴木 崇之
2年・とけい
例題の「基本型」
岩岸 節子
「練習問題・スキル」と教材教具
渡邉 康子
3年・かけ算九九
例題の「基本型」
杉原 進
「練習問題・スキル」と教材教具
井上 茂
4年・大きい数
例題の「基本型」
守屋 敏江
「練習問題・スキル」と教材教具
前川 淳
5年・小数と整数
例題の「基本型」
辻野 裕美
「練習問題・スキル」と教材教具
東條 正興
6年・倍数と約数
例題の「基本型」
南 尚美
「練習問題・スキル」と教材教具
舛田 安生
中学難教材こう授業する
1年/比例と反比例
月安 裕美
中学校からの発信!「向山型数学」実践講座 (第85回)
新学期準備には、TOSSノートも揃えたい
井上 好文
向山型算数に挑戦/論文審査 (第89回)
授業に知的興奮を!
向山 洋一
向山型算数実力急増講座 (第91回)
子どもの自然な操作活動から組み立てる(上)
木村 重夫
向山型算数WEBサロン (第85回)
逐一指導から脱却すると、子どもの成功体験が増える
赤石 賢司
向山型算数をDEEPに学ぶ女教師たち
本誌論文審査に毎回挑戦!
横崎 邦子
“問題解決学習”隣の教室の実態ルポ
苦手な子を救える授業を!
甲斐 洋平
授業の上手な教師も苦しむ
佐藤 志保
〈教室の障害児と向山型算数〉特に気になる『あの子』への向山型アプローチ
子どもに優しいユースウェアがT君に自信をつけさせた
小宮 美穂
もう一つの向山型算数 難問良問1問選択システム (第91回)
低学年
松山 英樹
中学年
小倉 秀志
高学年
久田 浩嗣
ビギナー専科=向山型算数ココが授業の勘所
1年/逐一指導をしない
江口 儀彦
2年/定規指導で子どもに自信を
白川 秋子
3年/1年間の見通しをもって徹底させる
花田 伸一
4年/指導以前の指導で、先手を打つ
矢野 晴美
5年/ノート指導の対応術
松本 眞由美
6年/黄金の3日間の準備で1年が決まる!!
小路 健太郎
“若葉印”教師が向山型算数でダッシュするとき (第25回)
向山型算数で子どもたちがしっかりとついてくる
北山 広子
向山型算数への苦言・提言・辛口応援歌
授業の結果を常時検証し、教育の信頼性を取り戻せ
山極 隆
向山型算数セミナー
4月東京会場は授業開きから始まる
板倉 弘幸
腹の底からの実感!向山型算数を知る前と後
「難問」の威力
大木島 研
学級の雰囲気もよくなる向山型
齋藤 由美子
冷たい授業からの脱却!あたたかい授業へ
鈴木 亜由美
論文ランキング
1月号
木村 重夫
実物ノートと指導のポイント
「ダメ。やり直し」と言うこと。
田畑 典子
読者のページ
ほんの小さな差が実は大差
編集後記
木村 重夫赤石 賢司
TOSS最新情報
赤石 賢司
向山型算数に挑戦/指定教材 (第91回)
向山 洋一

巻頭論文

算数授業へのこだわり

4月最初に基礎学力調査をしよう

向山 洋一


 4月,新しいクラスの担任になる。1週目のうちにやらねばならないことがある。

 子どもたちの学力の実態調査だ。

 前の学年から「大きな問題を5」(つまり各大問を20点とする。その大問を4問ほどの小問に分ける。つまり小問は1つ5点になる。

 文章題はいらない。基本的な計算問題だけでよい。前の学年の教科書から提出することが大切だ。

 子どもたちの基礎学力が一目で分かる。

 ノートに「できない子の分析」を1人につき1ページほどで記入する。

 次に,前の学年のノート,プリントを持って来させ,「どのような学習の結果,分からなかったのか」を記入しておく。子どものノートのコピーもとって,自分のノートに貼りつけておく。

 同じように,漢字テストもしておくとよい。

 この結果によって,1年間の方針も生まれてくる。どのような授業が必要か,いかなる教材が必要かが分かってくる。

 「子どもの事実」の中にこそ,未来への道がある。やるべき課題が示されている。

 ときには,親の攻撃,管理職からの批判に自分の身を守ることになる。

 教師は「基礎学力の保障」「軽度発達障害の子への指導」などに,責任をもつ。

 説明責任,実行責任が厳しく問われるようになった。

 自分の授業の自己評価には,客観的数値が必要だ。そのために,4月新年度,出発のときの実態調査が,ぜひ必要だ。

 これは,中学入試時にもあてはまる。算数の教科書をほとんど教えず,漢字も宿題まかせにしている教師がいっぱいいる。算数の問題解決学習を研究している学校などは,学校ぐるみで,教科書を使っていない。

 当然,落ちこぼれの子がいっぱい出る。

 その子たちが,中学に入ってくる。

 入学のときに,小学校の算数の学力調査をして「出身クラス別」に集計するとよい。「ひどい点数のクラス」には,中学校長から小学校長に正式に伝え,事情を聞いてもらうとよい。

 次の年から,「子どもの基礎学力」が向上して入学してくるようになる。中学校教師の苦労は半減することになるだろう。子どもたちにとっても,よいこととなる。

 私は退職の年,転任先で6年生を担任した。

 組合の教師が集団で校長を怒鳴りつける学校だった。

 私が持ったクラスは,40代の組合女性教師が担任だった。模造紙お化けがズラーッとあった。計算,漢字の宿題は毎日出ていたという。

 基礎学力テストを実施した。漢字が0点に近い子が30%いた。最高点が80点。このテスト用紙を今でも,私は持っている。

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