- 特集 タイパを最大化する教師の「時短術」大全
- 特集扉
- 【巻頭座談会】タイパを最大化するために何を時短しているか
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- 【時間をかけるところ・削るところが丸わかり!】凄腕教師の授業準備時短術
- 目の前の子どもたちに合わせた授業案を考える/他
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- 子どもたちの実態を把握すること/他
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- その授業で本当に身につけさせたいことは何かを考えること/他
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- 発問はノートに書かず,マイ教科書に直接書く/他
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- 【ポイントを押さえて時間をかけ過ぎない!】成績処理の時短術
- テスト採点
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- 所見作成
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- 作品・レポート評価
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- 指導要録作成
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- 【ほんの少しの工夫がスキマ時間を生む!】日常業務の時短術
- ノートチェック
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- 宿題チェック
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- 学級通信作成
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- 教室環境整備
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- 提出物・忘れ物対応
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- 【各種調査も提案文書もスラスラ書ける!】文書作成の時短術
- 前年度のデータを活用する/Webフォームを利用する/メールで配布する/他
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- 【年間150時間の探し物に使う時間をなくす!】整理整頓術
- 整理 手放すもの3選/整理 お菓子を持たない/整頓 引き出しの用途を決める/他
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- 【一人で抱え込まないことが時短につながる!】人に任せる&協力する技術
- 任せるとは信頼すること/周りの得意を知る/自分の苦手と得意を知る/他
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- 【会議・打ち合わせの時間を短くする!】根回し&段取り術
- 原案は1つに絞る/「ホウレンソウ」の順番ではなく,相談を最初にする/他
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- 【保護者の安心を最速で確保する!】トラブルのスピード対応術
- ケガと友達トラブルは必ず連絡/「先手必勝」を常に心がける/他
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- 【音声入力や生成AIの活用が時間を生む!】最新ICTフル活用の時短術
- ドラえもん的な専属アシスタントとしての生成AI活用/音声入力(録音もOK)+生成AI/他
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- 【生徒と向き合う時間を増やす】中学校教師の時短術
- 授業準備
- 授業の型(テンプレート)をつくる/生徒の活動時間を増やす/他
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- テストづくり
- ペーパーテストですべてを評価しようとしない/一問一答は子どもとつくる/他
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- 成績処理
- 小テスト・単元テスト・定期テストの採点義務を減らす/表計算ソフトを活用する/他
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- 校務分掌
- 若い頃は徹底的に仕事をする/力のある人を頼る/過去のデータ・前任者の話を活用する
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- 行事準備
- 個々の行事を結び付けて,ステップアップさせる/体育大会前に「正しい根回し」をする/他
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- GIGA FULNESS 授業設計×学級経営×働き方改革=子どもも教師もハッピーに (第12回)
- 『やまなし』協働的に創作した幻灯をVR空間へ掲示
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- 〜アウトプット重視の国語の授業へ〜
- レベル別全解説 教師のほめる技術 (第33回)
- 子どもの発言を育てるほめ言葉
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- 若い先生の心をふっと軽くする先輩のコトバ (第9回)
- 風邪気味でも出勤した先生へ
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- 「学びにくさ」が生まれない教室づくりのために (第9回)
- 話すことが苦手―人前で話せなくちゃいけませんか?―
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- ◯◯先生のクラス覗いてみた2023 (第9回)
- 松森靖行先生のクラス覗いてみた
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- 〜児童に対する絶対的な信頼感〜
- 学校の心理的安全性 (第9回)
- 対話のできる学校づくり
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- 【盛山隆雄&志算研プロデュース】子どもがどんどん動き出す!算数授業の「しかけ」 (第9回)
- mLの部屋は,dLの部屋の隣なの?
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- 〜「宿題のしかけ」〜
- 編集後記
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- ここまでできる!Canva for Education (第9回)
- AI機能を使ってサンタからのメッセージ動画をつくろう!
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編集後記
「Canvaを使うと効率的なうえに,良いものができますよ」,資料を作成していたときに後輩が教えてくれました。初めは使い方に慣れず四苦八苦し,むしろ今までよりも多大な時間がかかってしまったのですが,慣れるとたしかに活用した方が時短にもなり,質も上がりそうだということがわかってきました。
これはPCツールの話ですが,日常の様々な仕事も,ちょこっとの工夫で時短な上に質も上がる(タイパを最大化する)というものがあるのではないでしょうか。
そこで,今回の特集では,ちょっとの工夫でできる「時短」に注目。授業準備や成績処理から,根回しや協力を求めることで,最終的に時短につなげる…という話題まで,様々な角度から「時短」の方法について,取り上げました。
ところで,昨今の教育現場は,長時間労働や人手不足で危機的な状況にあると思います。先日も,「(病休等で人手不足のため)具合が悪くても,無理して学校に行かなくては成り立たない状況」というお話を聞きし,本当に厳しい状況だと感じています。
2023年6月16日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2023加速する新しい資本主義〜未来への投資の拡大と構造的賃上げの実現〜」では,「教職の魅力向上等を通じ,志ある優れた教師の発掘・確保に全力で取り組む。教師が安心して本務に集中し,志気高く誇りを持ってこどもに向き合うことができるよう,教員勤務実態調査の結果等を踏まえ,働き方改革の更なる加速化,処遇改善,指導・運営体制の充実,育成支援を一体的に進める」と示され,2024年度からの3年間を「集中改革期間」とされましたが,今後どの程度,改革が進んでいくのでしょうか。
こういった学校現場の根本的な問題は,個人でできる「時短」では解決できない状態であると思います。
ただ,そのような厳しい状況の中でも,時短できるコツやツールについての情報を提供することで,少しでも先生方に余裕が生まれ,子どもたちと向き合う時間が増えてほしいと願い,企画しました。
/茅野 現
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