- 特集 学級を「学び合う」集団に変えよう
- 提言 学級を「学び合う」集団に変えるために
- 学級力を育てるスマイルタイムのすすめ
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- 京都女子大学附属小学生の見せた「礼」が教えてくれる
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- 「自分らしさ」を確かに伝え合う学級集団を
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- 「指名なし討論の授業」をめざす
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- 「学級力」で変わる子どもと授業
- 新潟大学教育学部附属新潟小学校の実践
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- 新潟大学教育学部附属新潟小学校に学ぶ
- 学級力を付ける前の条件を教師がクリアーすることが大切である
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- 学級の状態を「見える化」し、子どもと共有する
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- 学級力向上を共有化する仕組みに学ぶ
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- 学級を「学び合う」集団に変えるための提案―低学年
- 授業で「学び合う」場面を意図的につくるのが教師の仕事
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- 低学年こそ鍛えて伸ばす・伸びる
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- 学び合う雰囲気とシステムを作る
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- 学級を「学び合う」集団に変えるための提案―中学年
- 「指名なし討論」で、学級を学び合う集団にする
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- 学級作りを土台にスキルを身につけさせる
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- 異年齢や発達障がいの子どもたちにも大好評! ふれあい囲碁を通した学び合う学級づくり
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- 学級を「学び合う」集団に変えるための提案―高学年
- 知的雰囲気のある学級を作る
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- 「学び合う」集団に変えるための三提案
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- 支持的風土の醸成とゆさぶり・ひっくり返しのある授業づくり
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- 学級を「学び合う」集団に変えるための提案―中学校
- まず生徒同士の関わり合いを増やすこと―ペア活動で学び合いの元をつくる―
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- 「学ぶ姿勢」を育てたい
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- 学びあう教師集団を目指せ
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- 学び合う集団に変える三つの方法
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- 楽しいクラスをみんなで創る
- この教室をうんと楽しい所にしたい
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- 教師修業への助言
- 地域サークルで鍛える
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- 体験活動が人生を決める (第5回)
- 漢字は読めるが書けない子どもたち
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- 授業崩壊から生還するために (第5回)
- 崩壊から生還した女教師の記録
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- 発達障がいの子どもに学ぶ (第5回)
- 子どもの行動を理解できているか
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- 〜子どもがどう感じているかを読み取ることが必要だ〜
- 授業の知的組み立て方 (第5回)
- 向山氏の授業から学ぶ
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- 〜「資料の読み取り」における教師の指導技術とは〜
- 子どもの発言を引き出す技 (第5回)
- 東日本大震災を調べ・考えよう
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- 実感道徳のすすめ (第5回)
- 実践例「幸福の条件」(下)
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- 編集後記
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編集後記
○…いま話題の書に『「学級力」で変わる子どもと授業』(新潟大学教育学部附属新潟小学校 著)があります。同書の初めで、新学習指導要領に新たに盛り込まれた内容を紹介しています「相手の立場になって考え、相手のよさを見つけようと努める学級、お互いに協力し合い、自分の力を学級全体のために役立てようとする学級、言い換えれば、児童相互の好ましい人間関係を育てていくうえで、学級の風土を支援的な風土につくり変えていくことが大切です」。
○…この内容が盛り込まれた背景には、教育をめぐる様々な環境の変化から、互いに支え合い学び合う集団が成立しにくくなってきたことが挙げられます。その結果、多くの学校において、授業が成立しないという学級が増えてきた、のではないかと同書では解説しています。
○…このような現状を打破するために「学級力」が今こそ必要なのだと協調されているわけです。確かにこれまでの学級づくりや学級の在り方については、同書でも指摘されているように「学級経営」という言葉で語られ、その「学級経営」は、あくまで学級担任個人の視点に任されてきたといえるようです。
○…附属新潟小では、「組織的に学級経営に取り組む」ことが、有効であると考え学級経営の新たな視点として「学級力」を取り入れ「学級力」についてすべての職員で共通理解を図り、学級の状況を分析的にとらえて、お互いに助言し合い、意図的、計画的、組織的に「学級力」を高めていくわけです。「学級力」で「学級経営」を変えようとしているわけです。この例を参考に、これからの学級を「学び合う」集団としてどう指導していくべきか、ご提案を集めたいとする特集です。
(江部 満)
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- 明治図書