- 特集 学級の危機管理・どう手を打つか
- 提言1 教師はどんな危機管理意識が必要か
- リスクマネジメントが自覚できるようになっているか
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- 広がる子どもとの心理的距離の克服
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- 「人間関係の確立」と「ルールの確立」が基本である
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- 観察・対話・話し合いの力を
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- 当たり前のことをきちんとこなす、保険に入る時代到来
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- 提言2 授業の危機管理―授業崩壊の要因は
- 「中学校」「中学生」を理解せよ
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- 法則を知らない教師はプロではない
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- 教師の真剣な思いを、子どもたちに毅然とした態度で伝える努力をしていく
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- 提言3 学級崩壊はなぜ起きるか―管理的な教師への反抗
- 子どもたちとのボタンのかけ違いをおこさないために
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- 「偏った教育観」と「サポート態勢の不備」
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- 力で抑えつけた結果が学級崩壊だった
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- 提言4 学級崩壊の背景を読み解く―学級集団の状態は
- 叱る前に、教えるべきことがたくさんある
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- どんな発達障害か探り対応を考える
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- 教師自身が、優れた方法を学んでいない
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- 学級崩壊からの再生・崩壊初期の対応―小学校
- 担任を支えるシステムをつくる
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- 心の悪循環を断ち切り、認め、ほめ続け、広め、積み重ねる
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- 教師の空間支配力が決め手となる
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- 教えてほめる やらせてほめる そして笑顔
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- Bの子を意識せよ!
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- 学級崩壊からの再生・崩壊初期の対応―中学校
- ためらわず情報収集せよ
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- 降りる勇気、降ろす勇気
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- 小さな小さな変化を見逃さない
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- 「授業の原則十か条」を徹底せよ
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- 学年団で対応する
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- 楽しいクラスをみんなで創る
- 和文化を知的に楽しく学ぶ子どもたち
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- 教師修業への助言
- 遠回りをして手に入れた実感
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- 規範意識を育てる (第9回)
- 規範意識を読書で育てる すぐに効果は現れずとも効果はある
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- 「理科離れ」を防ぐ (第9回)
- 優れた発問づくりのポイント
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- 〜四年「もののあたたまりかた」〜
- 学級見直し、立て直し (第9回)
- ここらで授業を見直そう!―学習集団作りと「ゆさぶり」発問―
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- ミス退治運動の呼びかけ (第9回)
- ミス退治【教材開発】 5つの仕かけ〜漢字編A〜
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- 学級の統率力を磨く (第9回)
- 学級通信で学級づくりをする
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- 教師修業への道 (第9回)
- 成果の上がる研修システムを
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- 編集後記
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編集後記
○…『集団を統率するには法則がある』(向山洋一・師尾喜代子著)を読んでいて、いくつかの大事な提言に出会いました。第一に、無能なリーダーは多くの人を不幸にする。確かにご指摘のような事例が多い。「平時のリーダーは決められたことをきちんとやっていくことが大事だ。しかし、非常時には、瞬時に方向を出し責任を負える人間でなくてはならない」。
○…第二は、教師はどんな危機管理意識が必要か。今や「学級崩壊」はどの教師にも起きるといわれています。特に学級崩壊には二つのパターンがあるとの指摘があります。第一は管理的な教師への反抗、第二は学級集団ができないまま拡散していることだ、というわけです(河村茂雄『学級崩壊に学ぶ』から)。確かに「学級集団未形成」のままの教師のクラスに学級崩壊への道すじを歩む例が多いようです。機械的に授業を進めて、子ども同士の関係の形成や集団づくりを計画的に実行しないというわけです。
○…新聞が報じた「孤立、命絶った教師、二十四歳」(朝日新聞)の記事には絶句しました。三十二人の四年生のクラス担任。荒れる学級、保護者の苦情、終わりのない事務作業の中で女教師はひとりで苦悩していたのです。先輩や同僚たちはどうしていたのでしょうか。
○…朝日新聞によると、公立小中高と特別支援学校で定年前に早期退職する教員が全国で毎年一万二千人を超え、この五年間では六万七千人に及ぶそうです。子どもや保護者らとの関係に悩み、事務作業なども増える中で「やめたい」という気持ちに傾く教師が増えているのではないか、と分析していました。本号はこれらを背景に「学級の危機管理」について検討する特集を組みました。
(江部 満)
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- 明治図書