- 特集 子どもの問題行動と学びへの支援
- 提言・子どもの変化を見る確かな眼
- イニシャルアセスメントのすすめ
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- 視点を限定し意識を集中して「みる」
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- 学級経営に組織的に取り組む
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- 子どもの問題行動と学びへの支援
- 不登校傾向のある子どもへの支援
- 学校に行きたいという思いを抱かせる支援を継続して行う
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- 長期不登校の子どもへの支援
- 「あなたのことを本気で考え、心配している先生がここにいます」というメッセージを送る
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- いじめを繰り返す子どもへの支援
- 自尊感情を高める成功体験を毎日保証する
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- 性非行傾向のある子どもへの支援
- ただ思春期だからだけで対処する「対処療法」的になりがちな指導を打破する
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- 「ケータイ」の悩みを持つ子どもへの支援
- 問題点を理解させ、対応方法を指導する
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- 子どもの意欲を引き出す教師の働きかけ―小学校
- 誉め続けること、そして対応術を身に付けることで意欲を引き出そう
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- 緊張場面を意図的に仕組み集団を動かす
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- 絵本を通して広がる読書の世界
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- 「できそうだ」と思わせる
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- 「教えてほめる」その上で、子どものプライドや知的好奇心を上手に刺激する
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- 子どもの意欲を引き出す教師の働きかけ―中学校
- 中学生から意欲を引き出すためのステップ
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- 成功体験と逆転現象は子どもの意欲をつよく引き出す
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- 日記指導で意欲を引き出す
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- 手のかかる子どもへの支援の仕方
- モデルを示し、真似させて、できたことをほめる
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- 通常の授業時間内でする四つの支援
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- 保護者との信頼関係のつくり方
- 早めの連絡 早めの対応 そして約束は守る
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- 連絡の仕方で保護者の信頼度は大きく変わる
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- 楽しいクラスをみんなで創る
- 楽しい活動をいっぱい仕組もう!
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- 教師修業への助言
- 日々是 よく書くこと
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- 規範意識を育てる (第4回)
- 規範意識を特別支援教育の視点から考える
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- 「理科離れ」を防ぐ (第4回)
- 間違い探しをすることで「条件制御」の能力を育成する
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- 〜五年「電磁石」「植物の成長」〜
- 学級見直し、立て直し (第4回)
- 授業が成立しづらくなっている背景とその方策 ―その2―
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- 〜各種データを活用する!〜
- ミス退治運動の呼びかけ (第4回)
- 学ぶことが楽しくなると、心も変わる
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- 学級の統率力を磨く (第4回)
- 日本の子どもに合った学級の統率力
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- 教師修業への道 (第4回)
- 研究紀要に書きたくなる実践をつくる
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- 編集後記
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編集後記
○…学力向上の基盤となる学級の「生徒指導」の重要性を強調されている八並光俊氏(東京理科大学)は、「生徒指導とは何か」という基本中の基本を共通理解できていないため、生徒指導と学習指導が独立的で実際の連携がうまくいっていない。と指摘されています。
○…確かに現場状況では、「いじめ、不登校、暴力行為だけでなく、児童虐待、発達障害に起因した二次障害、ネットの不適切な使用、複雑な家庭環境など、学習を阻害する多様な背景、要因が存在する」という八並氏の指摘の通りの状況があります。そのために「生徒指導」の定義を共通理解したうえで、どのような生徒指導体制をつくっていくかや、「学びの支援」をめざした指導体制づくりを協議する必要があるといえます。
○…今、教室では多様化してきている子どもや保護者の期待に応えようとするあまり、多様な要望に担任一人では対応できず様々な問題が生じています。「学級力による全校体制で学び合う集団の力をつくる」を問題提起されている山本郁雄氏(新潟大学教育学部附属新潟小学校)は、「学級経営に組織的に取り組む」ことを提案されています。そのため次の三点をシステム化する必要があるとしています。
第一は、共通の指標を持つこと。
第二は、指標を基にした評価を継続して共有化すること。
第三は、子どもの視点を入れ、子どもが自分の学級について自覚すること。
○…「学級力」を高めるために「子どもの学習過程における、協力や協同の効果をもっと意識し、重視すべきである」ことを強調されています。本号は子どもたちが意欲的に活動するための組織づくりと指導方法の提案特集です。
(江部 満)
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- 明治図書
- 心から読みたいと思った雑誌です。よく本を買って読みますが、どこか読まなくちゃという気持ちがあるのが正直なところですが、この雑誌に関しては心から読みたいなと思える内容のものばかりです。月曜日こそ笑顔で!などいろいろな知恵を身につけることができます。ありがとうございます。2010/6/28はるこ